AID STATION

今を精一杯生きたい

A-Trainマラニック

2012年01月30日 11時15分32秒 | インポート

112 先週は酷寒の連日でしたが、今回土・日曜日は気温も上がり、日曜日は快晴と絶好のウルトラマラニック日和となりました・・・・日ごろの行いがいいのでしょう

土曜日午後「さくら」に8名集合。U野、M下、M原、U働、OBS、K村、K武、K波田。残りのⅠ本、S井、H本さん達はアーリースタート。T代さんは仕事終えてから参加。総勢12名。

「スタート時は雨が降るかも」との予報でしたが、まったく降らず、気温も7度程度で最高の条件。

午後7時55分、記念写真を撮って「天草A-Train ウルトラマラニック92km」のスタートです。

500mほど走ったところでいきなりハプニング。なんとOBSさんのライトが故障。コンビニで懐中電灯買ったらと勧めたのですが、このあとライトなしで最後まで走り通しました。さすがというか、危ないですよ。

●教訓1 : ライトは予備用の小さいのを持っておくこと・・・・・萩往還ではよくあることです。

町並みを過ぎ、海岸沿いの道路に入ると、みなさん速い。アーリースタートの3人に追いつこうということもあったのでしょうけど、フルマラソンのような速さ。ついて行けません。私は最後尾をマイペース。

それでも汗が出ます。寒い夜には汗は注意。ドンドン着ているもの、身に着けているものを外し汗予防。最後はとうとうシャツ1枚にポンチョのみになりました。

Dsc02940 ●教訓2 : 冬の超ロングのマラニックでは汗かき過ぎないように(個人差ありますが)。体調をくずします・・・・・萩往還も夜はかなり冷え込みます。

大矢野に着いてまたハプニング。M原さんの足に巨大血まめ。かなり痛そう。直ちに同行の医療班出動。ピンでつぶし、リバテープで圧迫保護。大量の出血があり、ティッシュが真っ赤、周りにいた人びっくり・・・・これでリタイヤするのではと思われましたが、さすがハギラー、それでも走るとのこと。

●教訓3 : まめ対策、常に怠ることなかれ!(92kmでも)

5号橋渡って5kmほど行ったところで夜が明けました。快晴です。真っ青な空に波打つ有明海がきれいです。島原に平成新山もきれいに見えました。気持ちいい。

Dsc02967 この辺で前方に3人のランナーを発見。アーリースタートの3人でした。時間差があまりにあったので、ゴールまで会えないのではないかと言っていたのですが、70km地点で会えました。みなさんしっかりした足取り。ここから11名一緒に行くことに。

リップルランドで全員休憩。「ありあけたこ街道」のたこ像の前で記念写真。ここから残り11km自由走にしてゴールを目指します。GO、OBS、K村、K波田の4名は元気。バンバン飛ばします。

特に初参加のK波田さんは元気。今回萩140kmにエントリーしたとか。しかし、2週間後のUTMF(160kmのウルトラトレイル)にも抽選で当たってどっちに行くか迷っているとのこと・・・・ここでK武さんの一言「両方行けば・・・」、「えっ・・・・・・・・・」

Dsc02988 ここでT代さんと合流。車が使えなかったので、早朝バスで来たとか。これで12名全員がそろいました。ゴールめざして12名が海岸沿いの道を走ります。途中通りすがりの車から「がんばってください」との声援。うれしいですね。「ありがとうございます」と大きな声で返事。

天草を走っていていつも思うのですが、早朝まだ夜が明けてないころに走っていると、すれ違う地元の方が「おはようございます」と挨拶をしてくれます。こちらも「おはようございます」と返事をしますが、とても気持ちがいいものです。

ゴールの「本渡温泉センター」に午前10時~10時20分までに全員到着。予定が10時でしたから、ほぼ予定通りのゴールでした。

ゴール後は温泉に入って、すぐにいけす料理屋さんで「海鮮ぜいたく丼」+ビールで打ち上げ。1時間ほど飲んで本渡港へ。本渡港で出発まで1時間ありますので、待合室で飲もうかと言っていたのですが、みなさん1昼夜寝てませんので眠くてたまりません。日ざしもよかったので外の芝の上で集団仮眠。

船は40名ほどで満員。波が荒く揺れること。しかしそれがいい気持ちで、みなさん爆睡。

三角港に着くと、A-Train はすでに三角駅に到着していて、乗り変え時間は8分とのこと。急いでJRに乗ります。

Dsc03026 ●A-Trainの感想 : 車内は洒落たデザインにはなっているのだが、基本的に普通の列車。車内にジャズの音楽や何かイベントでもやればいいのにと思った。テーブルも小さいし座席は狭い。別の車両にバーカウンターはあるが、そこは酒を売るところ。そこで飲めるわけではない。人が多くて缶ビール買うのに行列。乗車時間が40分ほどで短い・・・・ということでいま一でした。

3週間前の「有明海一周170km」で途中時間切れでショートカットしました。このときは完踏できなかったことが、とても残念でした。はやりウルトラマラニックはゴールまで走らないといけません。今回は完踏できて満足しました。ゴール後の風呂・食事・酒は最高です

今回も楽しいウルトラマラニックでした。みなさんお疲れさまでした。

http://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa12atrain.html

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天草パールラインマラソン

2012年01月28日 13時00分55秒 | インポート

443_2 「天草パールラインマラソン」(3月11日開催)の受付は今月いっぱい(あと3日)。

今回から20kmがハーフに変更されましたし、先月の防府読売マラソンで中間点の通過タイムが1時間36分と、ハーフのベストタイムと同じでした。

ということは今ハーフを走れば、ベストタイムが出る可能性があります。

・・・・ということで、3年ぶりに参加してみることにしました。

パールライン大会は今年で第40回と、全国でも1,2位を争う老舗のマラソン大会。当初は参加者は40歳以上、20kmコースと今では首をかしげたくなるような大会要項でした(その時の社会事情を考えると仕方がなかったのでしょう)。

しかし、今でも参加は男子30歳以上、女子18歳以上です。ふつう高校生以上ですが・・・なぜ30歳以上なんでしょう。29歳ではダメなんでしょうか?

ことしの天草パールラインマラソンは熊本城マラソン後3週間ですので、参加者はどうでしょう。昨年の天草マラソンではハーフが500名も増加していました。その多くは女性。ハーフに変わって参加者が増えるといいですが。

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萩往還~宗頭

2012年01月27日 11時24分45秒 | インポート

萩往還シリーズ第6弾:

A1 萩に初参加のころ「前半急ぐと、そのツケが後半に出る。前半はゆっくり行ったほうがいい」と言われていました。

私はそうは思いません。

ゴールタイムの差はほとんど前半のタイム差ではないか。後半のタイムは全選手あまり変わらないのではないか?・・・・・調べてみました。

宗頭文化センター(176km)からゴールまでの時間を全選手調べ、ゴールタイム順に分けてみました。

右表参照:縦軸はゴール時間、「47」は47時間台ゴール者、「35↓」は35時間以内のゴール者。横軸は宗頭からゴールまでの平均時間。

ゴールタイムが遅いほど、宗頭~ゴールの時間は確かに長くかかっているようですが、47時間台から43時間台までのタイムを比べると、1時間しか違いません。ゴールタイムの差は最大48時間ー43時間=5時間ですが、後半のタイム差は1時間しかありません。やはり、ゴールタイムの差はほとんど前半(スタートから宗頭まで)で決まるといえるのではないでしょうか。

42時間台から39時間台の間も1時間しか変わりません。

要するに後半はだれでも、もう前半みたいな走りはできません。前半でがんばらないと後半でリカバリーは難しいということになります。もしタイムを狙うのなら、前半でタイムアップしておかないとダメだと言えます。

次に宗頭からゴールまでみなさんどのくらいの時間かかっているかまとめました。

A2 左表参照:縦軸時間、横軸人数。

16時間台17時間台が最も多いようです。

逆算すると宗頭を午前1時2時にスタートすると間に合うように思いますが、これは制限時間ギリギリゴールの計算ですからご注意を。

余裕をもって1~2時間前にゴールするには、やはり1時までには宗頭をスタートすべきです。

ここで豪傑を紹介(昨年の記録から)

① 宗頭をもっとも遅く出発した人(午前4時): 午後10時40分に宗頭に着いて6時間休んで、午前4時スタート!

虎ヶ崎に午前10時到着(普通ならここでアウトです)。ここからゴールまで7時間で行き、タイムリミット11分前にゴールしています・・・・信じられません。みなさんマネしないように。

② 宗頭からゴールまでもっとも時間がかかった人(21時間): 午後5時に宗頭に到着、眠らずに30分後出発。虎ヶ崎にも午前0時に着き、ここまでは好調。ところが何があったかわかりませんが、虎ヶ崎からゴールまで14時間もかかっています。午後2時半にはゴールされていますが、宗頭からゴールまで21時間の最長記録。

ちなみに、私も19時間かかったことがあります。そのときは虎ヶ崎からゴールまで11時間もかかりました。原因は宗頭で寝らなかったため。何度も途中で止まりました。それ以来必ず1時間寝ることにしてます。Y松さんも虎ヶ崎からゴールまで11時間半かかったことがありました。

このようにちょっとした原因で大幅に遅れます。これが萩往還の恐ろしいところです。最後まで油断はできません。時間に余裕があっても油断大敵です。

③ 宗頭からゴールまで一番速かった人(9時間) : 午前12時に宗頭到着(すごい!)。すぐ出発。午後3時半に虎ヶ崎に着いて、夜9時半(我々が宗頭に着くころです)にゴール。虎ヶ崎からゴールまで7時間、宗頭からゴールまでも、たった9時間で走行。1位の方です。

萩往還にはいろいろな人が参加されています。それぞれに武勇伝をお持ちで、走り方も信じられないような走りをされる方がいっぱいおられます・・・・そんな方々と一緒に走るのが私は好きです。

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ランナーは右

2012年01月24日 09時58分28秒 | インポート

今日の新聞に「歩道のない道路を走る場合、通行するのは右側が原則、法律上ランナーは歩行者ですから」と書いてありました・・・・・これまでどっちを走るか、ランナーの間で議論してきましたが、結論がでました・・・法律上「右」!?

しかしこれまでいろんな大会(ウルトラマラニック、100kmマラニック)に参加してきたが、ほとんど「左側を走れ」と書いてある。「右を走れ」と書いてあるのを見たことがない。

しかし、この「右を行け」というのは、私が生まれた頃(昭和20年代)に言われていた「人は右、車は左」という対面通行がまだ少なかったころの標語では・・・・現在通用するのか?今は人が歩く所には必ず歩道があるし、普通の人達にとっては右左どちらを歩くかは、あまり問題にならないと思います。

・・・・問題にしないといけない人達は・・・・我々ウルトラマラニッカーです

個人の練習でも歩道のない所を走ることはよくあります。大きいウルトラマラニック大会でも、歩道のないクネクネ山道がコースになっている場合があります。

私は左、右はそのときのロケーション次第で決めます。

①基本的に右 : 走る時は、迫ってくる車の動きを完全に把握しておく必要があります。ですから右側を走ります。迫ってくる車から目を離しません。左を走っていると迫ってくる車の動きが全くわからず、万が一のとき避けることができません・・・・・・私は後ろから車が来る状態にあるのが一番怖いです。

②広い方を走る : 右が土手で、左が広いスペースがあるなら、絶対左を走ります。こういうときは右も左もありません、安全第一。

③車の交通量 : よく一方の車線ばかり車がくることがあります。そのときは反対側を走ります。これも右も左もありません、安全第一。

④カーブでは : 車がカーブで曲がり切れず衝突しそうな場所があります(ガードレールが壊れている所)。その反対側を行きます。しかしいつもカーブの内側が安全とは言い難いのでこのときもケースバイケース。

⑤走るのを止める : 上下線から車が来た時が一番危ない。その時は走るのを止めて道路脇までおおげさに避難します。こういうことがわかるには右側を走っていないとわかりません。だから右側を走っています。

とにかく、無事故で楽しいウルトラマラニックをしましょう。

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エイジラン

2012年01月23日 08時42分29秒 | インポート

44「エイジラン」には二つの意味があるようです。

一つは「自分の年令と同じ数、フルマラソンを完走すること」。

もうひとつは「2時間+自分の年令(分)でフルマラソンを完走すること」。

これだと、60歳の人 は2時間+60分=3時間以内で走らなければなりません。70歳なら3時間10分。50歳なら2時間50分以内。

これは普通の人にはできません。この条件を満たす人がいったい何人いるのか調べてみました(参考資料は1歳刻みのランキング表)。

70歳以上にはいないと思ったのですが・・・・いました!73歳で3時間6分で走られた方がいます。すごい!

60歳では3時間以内ですが、6名おられました。いるもんですね。

若くなるほど多くなるかと思いましたが、30台40台が多く、20歳台は逆に減っています。やはり2時間20分台はさすがにそうはいないでしょう。

①エイジラン:自分の年令と同じ数、フルマラソンを完走する

②エイジラン:2時間+年令(分)以内で完走する。

②はエリートランナー用の記録 ①は健康を維持できれば、誰でも可能性がある一般ランナー用の記録、と言えます。

両方達成できるといいですが・・・・60歳でサブ3・・・・100%無理です

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エイジラン早見表

2012年01月22日 19時10分07秒 | インポート

221_5 自分はあと何年でエイジランできるのか、簡単にわかる表をつくってみました。

名付けて・・・・「エイジラン早見表」

縦軸(青)は( 今の年齢- これまで完走したフルマラソンの回数 ) の値。

横軸(赤)はこれから毎年、1年間に参加するフルマラソンの回数。

表の値はエイジランになるまでの年数。

例えば42歳の方で今までに23回フルマラソンを完走している、場合・・・

縦軸は42-23=19、これから年4回フルマラソンに参加していくとすると、横軸は4.

縦軸19、横軸4の値は7.つまり7年後(49歳)にエイジランになるということです。

23+4X7=51 6年数ヶ月で達成するので7年後となります。

私は60歳でこれまで53回出場。年4回はフルに参加する予定ですから、縦軸7、横軸4で3年後となります。

 

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ウルトラエイジラン

2012年01月22日 10時22分41秒 | インポート

P1210191 昨日はてれっとUMCの新年会。宴会前に金峰山山頂までランニング。鶴重から8名で午後2時スタート。山頂までほとんど走り、1時間30分で到着。帰りはバンバン飛ばして1時間丁度で鶴重に到着。市内から金峰山山頂往復は2時間半でできるようです。

ところで、宴会の挨拶でエイジランを達成した人がいた(自分の年齢と同じ回数、フルマラソン大会に参加し完走すること)。私も達成しているのではないかと思い、さっそく家に帰って調査・・・・・53回だった、あと7回。

今年は4回しかフル参加は予定してないので、エイジランになるのは来年でしょう。以前は年7回とか参加していたが、最近はマラニックが主体になってきて年3,4回しかフルは参加してない。しかし、あせらなくても年2回参加するだけで、いつかはエイジランになります。

以前調べたが、40歳からでも年2回参加し続ければ、80歳でエイジランは達成できます。それ以上の参加でしたら、60歳、50歳台でエイジランは達成できます。もし、年10回出たとすると60歳の人でも7年で達成できます。ただし、これらは走れる体を維持できればの話ですが・・・・・

ちなみに、100kmマラソン大会(カルデラ、橘湾岸、国東半島、玄海など)は22回、70km以上の大会(萩往還、大村湾など)すべて入れると35回。

個人の練習(ウルトラマラニックなど)として70km以上走った回数をすべて入れると57回・・・・あと3回で60回。

これは今年中に達成しそう。6月の「阿蘇カルデラスーパーマラソン」で達成です(ただし個人の練習会込みだから未公認記録だが・・)。

ウルトラマラソン、ウルトラマラニックを年齢と同じ回数走ることを何と言うのだろう・・・・・・・エイジ・ウルトラマラニック?エイジ・ウルトララン?・・・・ウルトラ・エイジラン、これがいいですね

エイジラン、ウルトラエイジラン目指して今年もバンバン走りましょう。

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萩往還~平均的ランナー

2012年01月21日 10時11分15秒 | インポート

33 萩往還シリーズ第5弾:

コースを走っていて、「今自分は全選手のどのくらいの位置にいるのだろう」と思うことがあります。

昨年も第3ウェーブでスタートしたので、自分より前には100名以上いると思って走っていると、131kmのエイドで「あなたは44番目です」と言われてびっくりしました。

そこで、平均的なランナー(完踏した選手中)はどのくらいのペースで走っているのかを調べてみました。調べた対象は昨年105位~115位でゴールした選手(ゴールしたのは222名)。全員のタイムを平均すると、速すぎる人がいると平均値が高くなってしまうので、105位~115位の人達の記録を参考にしました。

右表:ポイントの場所、距離、平均的なランナー(完踏者)の通過時刻到、ギリギリゴールのランナー達の通過時刻です。

時間は参加者450名全員の平均ではありません。完踏された方だけの平均です。この時間で走れば、100位~120位(完踏者の中間位)でゴールできます。目安にどうぞ。

それと、ギリギリゴールされた方々の通過時間も調べてみました。中には午前4時に宗頭を出てゴールされている豪傑もいますが、そういう方は省いています。

大体、宗頭を午前1時10分に出れば、ギリギリゴール。虎ヶ崎を午前8時に出ればギリギリゴールになりますよ・・・ということでしょう。ですから、これより遅れていればあきらめずに・・・走る時間を増やしましょう。

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萩往還~リタイア

2012年01月20日 11時20分22秒 | インポート

465_2 萩往還シリーズ第4弾:

選手の間で「宗頭文化センターがもっともリタイアしてしまう場所だ。あのホッとした雰囲気にのまれてしまう」というのをよく聞きます。

本当にそうなのか、調べてみました。

右表:縦軸はリタイアした場所。横軸はリタイアした選手数。

ナント1番多いのは宗頭ではなくて仙崎(往路144km・復路164km)でした。それも50名とダントツに多い。私も初参加のときはここでリタイアしました。

とにかく、ここまで来るのにいくつもの山越えをしています。さらに仙崎の20km手前で千畳敷を登ったばかりです。そこへ今度は青海島のものすごいアップダウン海岸沿いロード!

これには閉口しました。仙崎に帰って来た時は、全身ボロボロ。もう歩く気力もなくなりました。めまいも起こり、ギブアップしました。私もここが一番きついと思います。

次に多いのが、ナント川尻岬(108km)。

この辺でリタイアされるのは、脚が痛いとか、吐き気が止まらないとか何か故障があった人ではないでしょうか。140km完踏された人しか参加していませんので、実力不足とは思いません。

次が虎ヶ崎からゴール間です。

割合からすると虎ヶ崎に247名が到着して、ゴールが222名ですから、90%がゴールしていることになるのですが、リタイア数は25名と結構多い。仲間もここで数人リタイアしていますが、理由は足の皮がむけて歩けなくなったとか、気力がなくなったとかでした。

次が黄波戸(131km)。

千畳敷(125km)が丁度中間です。ここでリタイアされた方から「半分まで来たからもうここでいいや」と思ったという話を聞きました。

5番目がやっと宗頭文化センター(176km)です。

ここは風呂に入れる、食事ができる、仮眠できるということで、ここで気力がなくなる方が多いようです。さらにリタイアされた方が酒を飲んでおられるので、その誘惑に負けて止める方もいます。しかし、リタイア数は17名でさほど多くはありません。

・・・・・ということで

●宗頭が一番リタイアが多い場所ではない。5番目です。

●一番多いのは仙崎です。

仙崎の前後は要注意です。仙崎エイド、もしくは青海島の静ヶ浦キャンプ場で30分仮眠してもいいかと思います。

もし、仙崎で気分が悪くなったら、無理して宗頭まで行かず、仙崎で30分~60分仮眠するのも手です。

私はいつも宗頭をめざしています。宗頭をスタートできたら99%完踏できると確信しています。

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萩往還~虎ヶ崎

2012年01月20日 10時06分24秒 | インポート

77 萩往還シリーズ第3弾:

「虎ヶ崎(207km地点)からゴールまで10時間かかる」という言い伝え?があります。本当かどうか調べてみました。

右表:ゴールした全選手の虎ヶ崎からゴールまでの時間です(縦軸時間、横軸人数)。

確かに10時間台、9時間台がもっとも多い。私も9時間少々で行きます。しかし、脚を痛めているときはそうはいきません。虎ヶ崎からゴールまでは萩往還道が主。アップダウンがものすごい。一升谷は脚痛めて上るのは極めて困難。

虎ヶ崎に着いて、以後普通に進むことができる状態なら、おおよそのゴールタイムが予想できます。+9~10時間すればいいです。

・・・・ということで

●虎ヶ崎からゴールまで、ふつうに行けば9時間~10時間かかる

●少し急げば9時間以内でも行ける

●脚を痛めているときは11時間以上かかる

虎ヶ崎までこられた方の90%はゴールされています。虎ヶ崎まで来れたら、まず大丈夫でしょう。

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