今日は、阿蘇山一周をやろうと思っていましたが、朝阿蘇を見ると山は雨雲の中。俵山もほとんど見えません。ここ最近、毎週のように大会練習をしているので、このまま今日は家でゆっくりしようかと思いましたが、走り虫が騒ぎ出しました。
そこで、以前からやりたかった豊後街道の道探しをすることにしました。
インターネットでコースを調べましたが、はっきりしません。漠然とした地図です。実際走ってみて正確な地図をつくるべきと思い、スタート地点から行く事にしました。
ある程度、目安をつけて熊本城にいきましたが、どこにも石碑がありません。城内の案内図にも書いてありません。コピーした地図をいろいろ考え、30分後にやっとみつけました。国立病院のそば、熊本YMCAの横でした。
出発して数百mでまた問題。行き止まりです。横の草に足跡があるので、しかたなくそれを行くと野球場の裏に出て、正規の道につきました。やはりこれが往還道のようです(看板だしなさい)。
今回いろいろな発見がありましたが、「鶴重」の前が往還道とは大発見でした(鶴重は由緒ある店かも)。
大津までは足も重く、歩いたり走ったりしてましたが、ミルクロードで異変が起こりました。平坦なところで自転車に乗った若者が私を抜いてすぐ見えなくなりました。
だんだん坂が急になり、走っているとナントさっきの若者が降りて自転車を押して歩いていました。
その時!急に「抜いてやろう」という衝動にかられました。
ややピッチを上げて彼に近づき、追い越しました。追い越し際に振り向いた彼の顔が忘れられません。おばけでも見たかのように驚いていました。
私が「きついね」と言うと「わーっ、すごいですね」。
しばらくすると道が平坦になり、彼がまた私をすごいスピードで追いぬいて行きました。そして、また上りになると前方に彼が見えてきました。今度は降りずにお尻を上げて必死に漕いでいました。自転車はふらふらして進んでいます。危ないです。
そこをまた私が抜いていくと今度は大笑い。あとは急な上りの連続。歩いているところを抜かれたくないので、結局二重の石畳まで走り続けました。振り返ると彼の姿はまったく見えなくなっていました。
上りはバイクより足の方が早い!
帰りの電車でいいことがありました。駅に着くと5分前に電車が出たばっかりで、次の電車は1時間半後。しかたなく10分後の特急に600円払って乗ることに。ここでビールを飲みたかったのですが、駅周囲には売店はなく、時間もなかったので買いに遠出もできずあきらめていました。
ところが、特急に乗るとうしろからワゴン(車内販売)がきたので、すかさずビール・ちくわ1本を買いました。しばらくして、ワゴンがもどってきました。すでにビールがカラでしたのでまた1本買いました。笑われました。特急ではビールが買えます!
以前からミルクロードは坂が急ですし、長いですし、歩道がないので走るのは無理、豊後街道をすべて走るのは無理と思っていましたが、やってみるとそうでもありません。
赤水から宮地までは平坦ですし、滝室坂の副路は急な山道ですから走れません。その先は下りばかりですから、街道での九州横断は可能かもしれません。今年中に調べて、可能なら実行してみましょう。
しかし、今日はいい筋トレになりました。歴史の勉強にもなりましたし、楽しいひとり旅でした。