「第4回九州横断マラニック・(第1回延岡神楽マラニック)120km」、無事終了しました。
イヤー、すごいマラニックでした。コースの高低表を見ると、後半は下りのみで楽勝ではないかと思っていたのですが、結構アップダウンがあり、累積高度が2100m、これは阿蘇五岳以上です。さらに暑さにもやられ、参加者が次々ダウン。8名が参加したのですが、最後まで完踏できたのはわずか・・・3名という壮絶さでした。
スタート時からいろいろハプニングが起こりました。
●ハプニング① :スタート直前にGOさんのキャンセルと思いきや、K村(嘉)さんの飛び込み参加。結局スタートはU野、U働、OBS、K村(雅)、H本、木村(嘉)、ゆきひろさん、の7名となりました。17時光の森駅前スタート。
●予想外② :天気予報ではスタート時は雨、マラニック期間中も雨か曇りとの予報。阿蘇を見るとどす黒い雲に覆われています。これから大雨に遭うのではと覚悟をしましたが・・・・結局、スタート時雨はなし。雨は立野で30分間あっただけ。ゴールまで雨にはあいませんでした。大雨にならず、比較的穏やかな天候に恵まれました。とくに阿蘇は涼しかった・・・ただし、翌朝の延岡市は熱地獄でしたが・・・
●サプライズ③ : 大津を走っていると見たような女性がこちらへ走ってきます。ナントS島嬢が干し梅を持って応援に来てくれました。立野まで同行。さすが小牧2世、脚も速いが口も速い。8名になりにぎやかに走行。
●ハプニング④ : 大津町瀬田の道路工事ですが、もう終わって以前のようにバイパス部分を走れると思っていたのですが、人は通れないとのことでループを通って57号線を走ることに。初めてここを走りましたが、歩道はないし交通量は多いし危ないですね・・・これから先ここを通る時は困ったものです。
立野のヒライ(19km)で食事休憩。ところが一人いつまでたっても来ません。何か事故でもあったか?
●ハプニング⑤ : K村(雅)さんが体調が悪いとのことで早くも離脱。大量の汗をかいており熱中症と思われます。本人は行きたかったようですが、これ以上は危険と考え中止するように説得。途中までの参加を予定していたH本さんとS島嬢と3名で戻ることに・・・・ここから5名でゴールをめざします。
真っ暗な長陽大橋を渡り、325号線を高森に向かって走ります。涼しくて最高です。やはり夏は阿蘇でナイトランするのがいいですね。今度計画してみましょう。
●ハプニング⑥ : 中松あたりで好調に走っていたK村(嘉)さんでしたが、突然、脚の調子が悪いとのことで離脱。残念です。まだ先は長いです。無理はいけません・・・・とうとう4名になってしまいました。
●サプライズ⑦ : 瑠璃温泉あたりを走っていると、リュックを担いだ怪しいおっさんが近づいてきます・・・・ナント阿蘇在住のS井さんでした。参加したいとのことで合流・・・5名に復活。阿蘇の地理に詳しい人が参加してくれて心強い。
22時半に高森に到着。ここのコンビニで休憩。ここから高千穂まで34kmコンビニがありません(高森までコンビニはいくつかあるのですが、Yショップで開店は7時)のでここで食料補充。めずらしく深夜ですが車がいっぱい、若いギャルがたむろしています。お盆だから?
5名で高森峠を越えます。コースは千本桜で有名な道ですが深夜に通るのは初めて。とても1人では怖くてここは通れません。1時間10分で峠のトンネルを終え、コース最高峰に到達・・・・・午前0時4分。ほぼ予定通りの時間。
ここからゴールまで下りの連続です。ここまで上りで走れなかったウップンがあるのでしょうか、みなさん速いこと、上りも下りも一目散・・・・私はついて行けません。
●ハプニング⑧ : 県境を過ぎたあたりで、新しい道路の脇のブロックに腰掛けて、みんなで休憩していたとき、反対側車線を走っていた大型トラックが、突然車線を変えてこっちに向かって来ました。ライトが当たりもうびっくり。驚かせようとしてやったのでしょう。こういう悪質なドライバーもいます。夜間走行するときは、みなさん要注意です。くれぐれも安全なところで休憩しましょう。
真っ暗な中、高千穂をめざして走ります。下りが主体ではあるのですが、上りも結構あり、そんなに楽ではありませんでした。最初の予定では、高森峠で夜が明けて、奥阿蘇大橋、県境のループ橋からのすばらしいながめを堪能するつもりでしたが、真っ暗で何も見えず。景色がいいと気持ちもいいのですが・・・
午前4時40分高千穂町到着。久しぶりのコンビニで食事休憩。ところがここで大事件・・・・
●ハプニング⑨ : U働さんが財布を落としたとのこと。さっき自販機で買ったときに落としたらしい。一人で今下って来た坂を上って行きました。自販機まで数キロありますし、夜ですので見つからないのではとみんな心配していましたが、10数分後あったとの連絡。財布あるなしでは、これからのマラニックのやる気が違います・・・よかったよかった
高千穂から空が明るくなり、周りの景色が見えてきました。コースは渓谷の上を通っており、ながめは最高。しかも朝もやがかかって神秘的。ここまで走ってきた甲斐がありました。
82kmの道の駅「青雲橋」に6時45分到着。予定時間をかなりオーバーしています。予定では正午に着いて15:30のバスに乗るつもりですが、このままのペースでは、入浴食事する時間がとれなくなる可能性があります。
残り40km、天気がよくなり平地の25kmは炎天下走行になる可能性あります。そうなると、最悪の場合、バスの時間15時30分ギリギリゴールになることも考えられます。
そこでみんなと相談・・・結論・・・・脚を痛めている人、熱中症ぎみの方もおり、各自の走行力に差がある。これから先は5名バラバラに走行することに。
●ハプニング⑩ : ゴールを「ヘルストピア延岡」から「延岡駅」に変更して、時間に余裕があれば、入浴食事をするということにしました。
午前7時全員再スタート。 スタートして5名すぐにバラバラに。もっとも飛ばしたのがOBSさん、その後をゆきひろさん、私、U働さん、S井さんと続きます。
私は何とか予定通り(正午ゴール)にゴールしたかったので、下り坂(上りもある)をガンガン飛ばしました。結局平地までの17kmを2時間で走行。おかげで平地に下りた時点で、予定時間より少し遅れるだけでゴールできる事が判明。
しばらく五ヶ瀬川沿いを走っていると、ドライブインで休憩しているOBSさんに遭遇。そこへ熱中症で休んでいたというゆきひろさんが後ろから追いついてきて、3人でゴールを目指すことに。
午前9時でも30度近い気温があります。くもりでしたので炎天下は避けられましたが、湿度が高く息苦しい。こういうときに熱中症になりやすいです。頻繁にタオルを濡らして頭部頚部を冷やし、GSでは水を借りて全身シャワー。
下りを長時間無理して走ったため、足にマメができるは、ふくらはぎはパンパン。また汗をかきすぎて脇、股、胸とか皮膚がこすれ全身ヒリヒリ・・・・最悪の状態。走ろうにも走れません。
●ハプニング⑪ : 延岡市内に入り3人で歩いていると、後ろからバスが来て、中に手を振る人影が・・U働さんとS井さんでした。途中で間に合わないと考えワープしたとか。
残りの10kmは早歩きで進み、なんとか12時30分に延岡駅にゴール(19時間半)。時間に充分な余裕がありましたので、温泉センターで入浴して、5名で駅前赤提灯で生ビールで乾杯!・・・・・お疲れさまでした。いろいろありましたが、こうやって終わって汗を流して生ビールを飲むと、きつかったことは忘れて、達成感に酔いしれます。
今後の対策 : ①このコースは結構ハードです。阿蘇五岳以上の累積高度があります。延岡に1泊するようにしてして、ゴール時間をゆっくり設定した方がいい。
②次回はスタートを遅くして、高森峠で夜明けをむかえるようにして、絶景ポイントを楽しむ。高千穂で1時間高千穂峡などを見学して、19時ごろに延岡駅ゴール。間にあわないときは、19:27延岡着のバスもあるので安心・・・というふうにすると、また違った楽しみ方ができると思います。
参加のみなさん、大変お疲れさまでした。今度は高千穂峡を見学して、ゆっくりゴールして、ホテル泊にしましょう。
http://www2.ocn.ne.jp/~astu/xa12nobeoka.html