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萩往還~宗頭

2012年01月27日 11時24分45秒 | インポート

萩往還シリーズ第6弾:

A1 萩に初参加のころ「前半急ぐと、そのツケが後半に出る。前半はゆっくり行ったほうがいい」と言われていました。

私はそうは思いません。

ゴールタイムの差はほとんど前半のタイム差ではないか。後半のタイムは全選手あまり変わらないのではないか?・・・・・調べてみました。

宗頭文化センター(176km)からゴールまでの時間を全選手調べ、ゴールタイム順に分けてみました。

右表参照:縦軸はゴール時間、「47」は47時間台ゴール者、「35↓」は35時間以内のゴール者。横軸は宗頭からゴールまでの平均時間。

ゴールタイムが遅いほど、宗頭~ゴールの時間は確かに長くかかっているようですが、47時間台から43時間台までのタイムを比べると、1時間しか違いません。ゴールタイムの差は最大48時間ー43時間=5時間ですが、後半のタイム差は1時間しかありません。やはり、ゴールタイムの差はほとんど前半(スタートから宗頭まで)で決まるといえるのではないでしょうか。

42時間台から39時間台の間も1時間しか変わりません。

要するに後半はだれでも、もう前半みたいな走りはできません。前半でがんばらないと後半でリカバリーは難しいということになります。もしタイムを狙うのなら、前半でタイムアップしておかないとダメだと言えます。

次に宗頭からゴールまでみなさんどのくらいの時間かかっているかまとめました。

A2 左表参照:縦軸時間、横軸人数。

16時間台17時間台が最も多いようです。

逆算すると宗頭を午前1時2時にスタートすると間に合うように思いますが、これは制限時間ギリギリゴールの計算ですからご注意を。

余裕をもって1~2時間前にゴールするには、やはり1時までには宗頭をスタートすべきです。

ここで豪傑を紹介(昨年の記録から)

① 宗頭をもっとも遅く出発した人(午前4時): 午後10時40分に宗頭に着いて6時間休んで、午前4時スタート!

虎ヶ崎に午前10時到着(普通ならここでアウトです)。ここからゴールまで7時間で行き、タイムリミット11分前にゴールしています・・・・信じられません。みなさんマネしないように。

② 宗頭からゴールまでもっとも時間がかかった人(21時間): 午後5時に宗頭に到着、眠らずに30分後出発。虎ヶ崎にも午前0時に着き、ここまでは好調。ところが何があったかわかりませんが、虎ヶ崎からゴールまで14時間もかかっています。午後2時半にはゴールされていますが、宗頭からゴールまで21時間の最長記録。

ちなみに、私も19時間かかったことがあります。そのときは虎ヶ崎からゴールまで11時間もかかりました。原因は宗頭で寝らなかったため。何度も途中で止まりました。それ以来必ず1時間寝ることにしてます。Y松さんも虎ヶ崎からゴールまで11時間半かかったことがありました。

このようにちょっとした原因で大幅に遅れます。これが萩往還の恐ろしいところです。最後まで油断はできません。時間に余裕があっても油断大敵です。

③ 宗頭からゴールまで一番速かった人(9時間) : 午前12時に宗頭到着(すごい!)。すぐ出発。午後3時半に虎ヶ崎に着いて、夜9時半(我々が宗頭に着くころです)にゴール。虎ヶ崎からゴールまで7時間、宗頭からゴールまでも、たった9時間で走行。1位の方です。

萩往還にはいろいろな人が参加されています。それぞれに武勇伝をお持ちで、走り方も信じられないような走りをされる方がいっぱいおられます・・・・そんな方々と一緒に走るのが私は好きです。

コメント
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