kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習をする2

2009-05-20 | 陸上競技
続き。

男子の短短はスタブロから加速段階と中間の走りを繰り返し実施しました。本数としてはかなり。加速段階での身体の投げ出しと傾き、脚運びを重点的に行い中間での切替の意識をひたすら。こちらは選手の感覚を最優先。繰り返していく中である程度の感覚が分かって来た様子。中間にはスティックを置いていますから強制的に接地と重心移動をさせます。地面を上手く捉える感覚を大切にしていきたかったので。
その後の120mを見る限りある程度の意識は出来ていると感じました。良いときの動きを自分自身が理解して、それを本物にしなければいけません。1回上手くいっただけでは実際のレースには生かせません。繰り返し繰り返しやっていくのは「感覚を自分のモノにするため」です。単純に練習量を追っているわけではありません。この辺りがきちんと理解できるようになって欲しいですね。単に走れば良いわけではない。当然ですが。

短長は感覚走。先日から実施している400mの前半の感覚を意識させました。ある程度のスピードを出していかなければレースになりません。ここがまだ不足していると感じているのでスタブロから前半の入りを距離を伸ばしていく形で実施しました。rinaはやはり安定しています。この辺りが強味ですね。自然にスピードが上がってくると言っていました。重心の移動に意識を置いているようでそれだけで勝手にスピードが上がると。練習後半ではタイミングの話をしてそこを早目に取るようにしました。もう少しでブレイクしそうな感じがあります。
akaneとyukaが一緒に走っていましたが、身長差と走りのタイプがあり、真反対でした。akaneはストライドで持って行くのでピッチが遅い。これは100mでも200mでも同様です。速い動きをしながらもある程度のストライドが必要になります。逆にyukaは速いピッチで持っていきます。バックストレートで力まず回していけばある程度の余裕が出ます。上手くいかない時は気持ちが入りすぎてバックストレートで走りが硬くなります。ここを克服出来れば決勝も十分可能なレベルだと思いますね。
この2人の走りがマイルや全体の走りを左右します。チーム内で競争をしていかなければ届きませんから、2人が鍵を握っているのは間違いありません。期待したいですね。

前日加速段階の練習をしたmisato、ミドルスピードでのスピードの維持が最大の武器です。まだ脚に痛みがあるのでバランスが少し崩れてしまいます。120mを連続で2本行きましたが、トップを追う気持ちが強くなりすぎてしまい自分の走りができませんでした。短い距離では今の状態では勝てません。チーム内で1番後ろを走っていますから…。少し話をして自分の武器は何かを考えさせました。その後の300mでは…、驚異的でした。前半は置いていかれます。今のスピードでは仕方ない。が、直線に入る辺りからの走りは冬期の後半のような伸びを見せました。みるみる先頭との差が詰まっていく。さすがにトップ2人には追いつけませんでしたが、あと100mあればわかりません。本当は伸びているのではなく、周りのスピード維持が出来ていないだけなのですが、このスピード維持に関してはmisatoは尋常ではない。その後の150mでも前半の遅れを50mで取り戻します。400mのレースではこの遅れは厳しいのは確かです。それでも何とかなりそうな走りを見せました。この辺りが強さですね。

総体まであと10日前後、中国まであと30日。痛みを抑えて前半のスピードが上がってくれば3人の大きな柱が存在するチームになります。他のメンバーがそれに負けないような意識で自分の走りを高めてくれれば4分切りを果たし、勝負の舞台である決勝に立てると私は信じています。

男女共に良い負荷をかける事が出来ました。脚に痛みがある者もいますから、その辺りのケアをどうしていくかが課題になります。全ての面で全力を尽くす事が出来るか?多くの時間をかけて取り組んでいます。大切なモノをきちんと理解して欲しいですね。自分の中で大切だと認められない限り、絶対に上手くいきません。練習だけでなく日常生活、身体のケア、栄養面等全ての部分に全力を尽くすようになっていけば必ず結果がついてきます。

やるときはやる。そういう姿勢でいて欲しいと思います。
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