<新刊情報>
書名:おもしろサイエンス 天変地異の科学
著者:西川有司
発行:日刊工業新聞社
近年、火山噴火、地震、津波の発生が多くなり、異常気象の影響から豪雨が多発、土砂崩れや洪水が起こり、一方で旱魃が広がっている。これら天変地異はなぜ起こるのか?同書は地球の構造、仕組み、システムをわかりやすく丁寧な図解で科学の視点から解説し、これらの現象の本質を解明していく。
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書名:おもしろサイエンス 天変地異の科学
著者:西川有司
発行:日刊工業新聞社
近年、火山噴火、地震、津波の発生が多くなり、異常気象の影響から豪雨が多発、土砂崩れや洪水が起こり、一方で旱魃が広がっている。これら天変地異はなぜ起こるのか?同書は地球の構造、仕組み、システムをわかりやすく丁寧な図解で科学の視点から解説し、これらの現象の本質を解明していく。
理化学研究所(理研)光量子工学研究領域テラヘルツイメージング研究チームの保科宏道上級研究員らの共同研究グループは、高強度の「テラヘルツ(THz)光」の照射により、高分子の高次構造を変化させることに成功した。
THz光は、電波と光の中間の周波数の電磁波。近年、世界的に光源開発が進み、日本でも非線形光学効果による発生法や自由電子レーザーやジャイロトロンなどの高強度THz光源が開発され、それらの装置を活かした応用研究が始まっている。
同共同研究グループは、ポリヒドロキシ酪酸(PHB)のクロロホルム溶液からポリマー膜を作製する際、大阪大学の自由電子レーザーによって発生した高強度のTHzパルス光を照射した。すると、ポリマー膜はTHz光照射時と非照射時では、全く異なる結晶構造を持つことが分かった。
高分子中に結晶が占める割合で、高分子の融点や硬さなどの物性を決めるパラメーターである「結晶化度」を比較した結果、THz光を照射しなかったポリマー膜に比べて、照射したポリマー膜では結晶化度が20%増加していた。
ポリマーの結晶化度は、通常熱によって変化する。しかし、今回の実験では、温度上昇を1℃以下に抑えた条件でTHz光を照射している。したがって、THz光と物質の相互作用によりポリマーの高次構造が変化した可能性が高いと考えられる。
<新刊情報>
書名:日本復活の鍵 起業工学
監修:加納剛太
著者:古池 進、西本 清一、カルロス・アラウジョ、中村修二、河田 聡、吉本昌広
発行:冨山房インターナショナル
よみがえれ!日本のものづくり。日本社会の閉塞感を打破する画期的なイノベーションはどうしたら生まれるのか?ノーベル賞受賞者、巨大家電産業の元経営者、日本を代表する 大学教授、米国ベンチャーの創立者が語る「日本復活の処方箋」 。日米の泰斗が説く「価値創造の極意」。