<新刊情報>
書名:日本語の科学が世界を変える
著者:松尾義之
発行:筑摩書房(筑摩選書)
世界をリードする日本の科学・技術。その卓抜した成果の背景には、「日本語による科学的思考」がある。江戸から明治期、西欧から入る外国語の知を翻訳して取り込み、母国語の知識体系に位置づけなおしてきた歴史に遡り、また多くの科学者たちの証言を手がかりにして、この命題に迫る。そして、本来質の高い日本の科学が直面している問題に対峙、さらなる発展への道を提起する。ユニークな視点から解く、新しい「科学論」。
<新刊情報>
書名:日本語の科学が世界を変える
著者:松尾義之
発行:筑摩書房(筑摩選書)
世界をリードする日本の科学・技術。その卓抜した成果の背景には、「日本語による科学的思考」がある。江戸から明治期、西欧から入る外国語の知を翻訳して取り込み、母国語の知識体系に位置づけなおしてきた歴史に遡り、また多くの科学者たちの証言を手がかりにして、この命題に迫る。そして、本来質の高い日本の科学が直面している問題に対峙、さらなる発展への道を提起する。ユニークな視点から解く、新しい「科学論」。
農業生物資源研究所(生物研)は、病害抵抗性の発揮に必要なWRKY45(ワーキー45)遺伝子を、遺伝子組換えにより病害への抵抗性を示しつつ、イネの生育や収量に影響しない適切な強さで働かせることに成功した。
WRKY45遺伝子は、約300個の遺伝子に病害防御因子を生産させる鍵となる遺伝子。
これまで、WRKY45遺伝子をイネで強く働かせると、病害抵抗性を示す一方で、外部の刺激に過敏に反応し、イネの生育が悪くなるという問題があったが、今回の成果は、これを解決するもの。
この遺伝子を適度に働かせることにより、普通のイネと同等の生育で、4種のいもち病菌系統や、海外由来のものを含む6種の白葉枯病菌系統に対して、顕著な抵抗性を持たせることが可能となった。