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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「マクマリー 有機化学<第3版>」(J. McMurry著/東京化学同人)

2025-02-19 10:03:18 |    化学



<新刊情報>



書名:マクマリー 有機化学~生体反応へのアプローチ~<第3版>

著者:J. McMurry

監訳:柴崎 正勝、岩澤 伸治、大和田 智彦 、増野 匡彦

発行:東京化学同人

 有機化学の基礎とともに生物学的経路への理解が深まるテキスト。生命科学系の諸学科を学ぶ学生に役立つことを目標に書かれた有機化学の教科書最新改訂版。有機化学の基礎概念、基礎知識をきわめて簡明かつ完璧に記述するとともに、研究者が日常研究室内で行っている反応とわれわれの生体内の反応がいかに類似しているかを、多数の実例をあげて明確に説明している。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「プラスチックの逆襲」(水野玲子著/高文研)

2025-02-11 09:38:42 |    化学



<新刊情報>



書名:プラスチックの逆襲~とけだす有害物質が少子化の原因に!?~

著者:水野玲子

発行:高文研

 知っておきたいプラスチック、マイクロプラスチックがもたらす驚愕の未来。2050年には世界の海で魚よりプラスチックの重量が多くなると言われている。大気も同様で、先頃富士山山頂でもプラスチック反応があった。そして、プラスチックにはあまり知られていない重大問題がある。溶けだす有害物質、その中でもとくに内分泌攪乱化学物質によって、私たちの生殖機能、免疫、神経系への打撃の科学的立証報告がなされている。加工し易く便利なプラスチックの出現からわずか100年で、世界は環境含め徐々に終焉へと進んでいる。今からでも遅くない。プラスチックの逆襲に向き合い、自分と家族の健康を守る道を示す。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「スッキリわかる 化学工学」(二井 晋編著/裳華房)

2024-12-12 09:34:35 |    化学



<新刊情報>



書名:スッキリわかる 化学工学
 
編著:二井 晋

著者:小林敬幸・向井康人・橋爪 進・衣笠 巧

発行:裳華房 

 「保存則」「平衡」「速度論」。これら物理化学の基礎が、反応、移動現象から制御に至るまで、化学工学というきわめて広い応用分野を有する学問を背骨のように貫いている。同書は、大学・高専の教育・研究の最前線で活躍する著者らにより編まれた、化学工学の入門教科書。初めて化学工学を学ぶ読者が、その本質を最短距離で適確に、無理なく自然に身に付けられるよう、そしてその先に広がる現代社会における様々な課題に思いを馳せることができるよう、精選されたテーマについて平易かつ丁寧に解説されている。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「無機化学<改訂版>」(長尾宏隆、大山 大著/裳華房)

2024-12-02 09:50:13 |    化学



<新刊情報>



書名:無機化学<改訂版>~基礎から学ぶ元素の世界~

著者:長尾宏隆、大山 大

発行:裳華房

 基本概念に基づいて、無機化合物の構造および反応から、元素各論までを簡潔に解説した入門教科書の改訂版。この10年の無機化学の進捗状況を鑑みて全体をブラッシュアップするとともに、読者からのリクエストに応えて核反応などを加筆、また多くのコラムを刷新、側注記事も大幅に増やして最新の話題を提供、現代の無機化学を学ぶためによりふさわしい一冊となっている。全部で190問に及ぶよく吟味された各章末問題にはていねいな解答もついており、講義テキストとしてだけでなく、大学1,2年生や高専生の自習用教科書・参考書としても役立つ。【目次】(章タイトル)1.無機化学を学ぶために 2.原子の構造 3.電子配置と元素の周期性 4.化学結合の基礎概念 5.分子の形と結合理論 6.無機化合物の反応 7.分子の対称性と結晶構造 8.水素および酸素 9.s-ブロック元素 -1,2族元素- 10.p-ブロック元素(1) -13,14族元素- 11.p-ブロック元素(2) -15~18族元素- 12.d-およびf-ブロック元素 -遷移元素- 13.金属錯体化学 14.生物無機化学
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「香料の科学<第2版>」(長谷川香料株式会社著/講談社)

2024-11-11 09:39:35 |    化学



<新刊情報>



書名:香料の科学<第2版>

著者:長谷川香料株式会社

発行:講談社

 「香料」から香りとにおいの科学の世界を探求する入門書「香料の科学」の改訂版。社会が進歩し、生活が豊かになったことで日常生活のさまざまな分野でますます広がりをみせる香料。その新たな香料の科学の世界と世界基準の安全性、今後の香料の世界(AI導入やジェンダーレスなどの多様性、環境への配慮など)について写真や図解を交えて紹介。【目次】序章 香料を学ぶ前に 1章 香料の科学史 2章 においとは何か 3章 香料 4章 香料開発を支える基礎技術 5章 においのバイオサイエンス 6章 安心と安全のために 付録:用語解説、年表
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「あれもカガク、これもカガク サクッと錯体」(中沢 浩、西原康師、長谷川靖哉著/化学同人)

2024-09-19 09:33:31 |    化学



<新刊情報>



書名:あれもカガク、これもカガク サクッと錯体

著者:中沢 浩、西原康師、長谷川靖哉

発行:化学同人

 高校化学では錯体や錯イオンなどはいちおう習うが、世の中の人たちは有機化合物や無機化合物は知っていても、錯体はよくわからないという人は多いかもしれない。ところが、身のまわりには意外と錯体が使われている。私たちの身体のなかを流れている血にはヘモグロビンがふくまれているし、植物の葉緑体もクロロフィルという色素を使って光合成をしている。そして多くの錯体には色がついている。血が赤いのも、宝石のサファイアが青いのも、錯体が関係している、同書ではまず色について解説し、だんだんカガクの、そして錯体について説明していく。この本を読み終わったときには、きっと錯体カガクのおおよそのイメージがつかめ、錯体化合物が世のなかの至るところで活躍していることがわかるであろう。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「初歩から学ぶ無機化学」(平川和貴著/コロナ社)

2024-09-11 09:49:26 |    化学



<新刊情報>



書名:初歩から学ぶ無機化学

著者:平川和貴

発行:コロナ社

 同書は、高等学校で学ぶ化学の一歩先を扱っている。読者の皆様には、工学部や理学部、医学部、歯学部、薬学部、農学部などを含めた理系大学生の主に1~2年生、高等専門学校における専攻科生、文系の大学生で教養科目として化学を学ぶ学生、各種資格試験などで大学卒業程度の無機化学を学ぶ必要がある方、化学を学びなおしたい社会人の方を想定している。化学を初めて勉強する方の場合、同書のみを読み進んで頂くこともできるが、高等学校の教科書と併用することで無機化学を一から大学卒業レベルまで学ぶことができる。また,専門用語にはできるだけ英語を併記している。化学を含む理系や技術系の学術用語は、日本語と英語が一対一で対応しているという特徴がある。そこで同書を英語の勉強にも役立てて頂けると幸いである。大学院入試の英語の対策に使えるし、技術系の国際的な仕事に就かれる方の役に立つと思う。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「固体材料開発のフロンティア」(日本化学会編/化学同人)

2024-07-23 09:36:54 |    化学



<新刊情報>



書名:固体材料開発のフロンティア (CSJカレントレビュー:49) ~熱力学的支配を超えた物質合成と新機能開拓を目指して~

編者:日本化学会

発行:化学同人

 力学特性、電気特性、磁性、触媒活性など特異な機能をもつ固体化合物は、構造材料や電子材料、エネルギー材料として極めて有用である。熱平衡条件下での反応により合成可能な固体化合物の構造や機能は限られるが、非熱平衡反応を利用した準安定な組成や構造をもつ化合物に目を向けると広大な未開拓領域が広がっている。同書では、高圧環境、ナノサイズ化、エピタキシャル薄膜成長、電気化学反応やイオン交換などを駆使した合成と機能開発、第一原理計算や機械学習を用いた大規模な構造・機能予測を中心に、固体材料研究の最前線と将来展望をまとめた。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「化学における情報・AIの活用 (CSJカレントレビュー:50」(日本化学会編/化学同人)

2024-07-22 09:43:37 |    化学



<新刊情報>



書名:化学における情報・AIの活用 (CSJカレントレビュー:50)~解析と合成を駆動する情報科学~

編者:日本化学会

発行:化学同人

 日本の叡智を集結した化学総説、CSJカレントレビュー(化学同人社が2010年から発行しているシリーズ)の最終巻は、化学と情報科学の融合を説いた渾身の1冊。これまで化学は、解析と合成を両輪とし理論・実験を行き来しつつ発展し、さまざまな物質を提供してきた。しかし近年、解析と合成に加えて情報という三つの視点で駆動する手法が注目を集め、化学を大きく変えようとしている。この新しい手法の革新性は、化学の研究力、化学産業の生産力に大きな変革をもたらすものと期待される。解析・合成の両輪の融合、化学とプロセスとの連動に向けた最新の研究事例を、広い分野のAI利用化学研究者が紹介。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ファラデーのつくった世界」(藤嶋 昭、落合 剛、濱田健吾著/化学同人)

2024-07-19 09:41:58 |    化学



<新刊情報>



書名:ファラデーのつくった世界~ロウソクの科学が歴史を変えた~

著者:藤嶋 昭、落合 剛、濱田健吾

発行:化学同人

 1本のロウソクを使ったさまざまな実験をつうじて、身のまわりの科学と自然現象を子どもたちに伝えようとした天才科学者ファラデー。有名な電磁誘導の発見以外にも電気モーターの発明や、ベンゼンの発見、半導体現象の発見など、現代の私たちの暮らしを一変させる基本原理をみつけた偉大な科学者だ。もしもファラデーがいなかったら、この世の中はまったくちがったものになっていたかもしれない。同書に掲載しているさまざまな再現実験は、二次元コードで動画をすぐに見られる。知的好奇心をくすぐる1冊。
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