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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「この一冊で測定できる!電気化学インピーダンス入門」(松本 太、岸岡真也、祖父江和治著/科学技術情報出版)

2025-05-21 09:55:56 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:この一冊で測定できる!電気化学インピーダンス入門~基本から測定・解析まで~

著者:松本 太、岸岡真也、祖父江和治

発行:科学技術情報出版(エンジニア入門シリーズ)

 【目次】第1章 電気化学測定の基礎 第2章 インピーダンスの基礎 第3章 電気化学インピーダンスの基礎 第4章 複雑な電気化学反応のインピーダンス測定 第5章 電気化学インピーダンス測定の実際 第6章 解析ソフトウェアによる実験データのフィッティング操作 第7章 実際の例から学ぶ解析・解釈の方法 第8章 電気化学インピーダンス法の数学的な取り扱い 付録(1) 回路素子の電流と電圧の関係~(8) 有限拡散パターン2のインピーダンスの導出
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●科学技術ニュース●NIMSなど、NanoTerasu×組成傾斜膜による超高効率な電子構造解析に成功し約1日の実験でハーフメタルの最適組成を同定

2025-05-13 09:34:55 |    電気・電子工学
 物質・材料研究機構(NIMS)、東北大学と光科学イノベーションセンターからなる研究チームは、わずか1日の実験で、ハーフメタル性を有するCo-Mn-Siホイスラー合金のスピン分極状態が最も高い組成を同定することに成功した。

 これは、1つの基板上に組成を徐々に変化させた組成傾斜薄膜を作製し、高輝度放射光施設 NanoTerasuにおける強力な放射光源を用いた計測により実現した成果。

 超高効率なハーフメタル材料の最適化が可能になることで、高性能スピンデバイス用の新材料開発が加速することが期待される。

 ハーフメタル材料は、伝導電子のスピンの向きが一方向に揃った高いスピン分極状態を有する磁性材料であり、次世代ハードディスクのリードヘッド用の電極材料などとして期待を集めている。

 しかし、スピン分極状態の直接的な計測には、エネルギーの低いX線などを使ったスピン分解光電子分光によって長い計測時間をかける必要があり、効率的な材料開発のために短時間でスピン分極状態を評価する手法が求められていた。

 同研究チームは、効率的にハーフメタル材料の組成の最適化や新材料開発するための新手法の実現を目指した。

 代表的なハーフメタル材料として知られる Co2MnSiを対象に、1つの基板上で コバルト(Co)とマンガン(Mn)の組成比を10 ~40%の原子組成比で変化させた薄膜を作製し、NanoTerasuの放射光を用いた硬X線光電子分光計測を行った。

 その結果、わずか1日の実験により大量の電子構造の組成比依存性データを獲得し、これを解析することで、Mnが27at.%の領域で最も高いスピン分極が得られることを同定することに成功した。

 今後は、同手法を活用して新規ハーフメタル材料開発を加速させることで、高性能なスピントロニクスデバイス実現への展開が期待される。

 同研究は、NIMS 磁気機能デバイスグループ 遠山 諒 ポスドク研究員、桜庭 裕弥(グループリーダー、光電子分光グループ 矢治 光一郎 グループリーダー、津田 俊輔 主任研究員、データ駆動型材料設計グループ 岩﨑 悠真 主任研究員、東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター 山本 達准 教授、光科学イノベーションセンター 山根 宏之 主席研究員からなる研究チームによって、JST 戦略的創造研究推進事業CREST「未踏探索空間における革新的物質の開発」(JPMJCR21O1)の一環として行われた。<物質・材料研究機構(NIMS)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「続々 制御工学のこころ<確率システム編>」(足立修一著/東京電機大学出版局)

2025-05-12 11:07:16 |    電気・電子工学



<新刊情報>




書名:続々 制御工学のこころ<確率システム編>

著者:足立修一

発行:東京電機大学出版局

 確率統計と線形代数は制御工学だけでなく、機械学習に代表されるAIの分野でも必須な前提知識。同書では、理論としての数学を学んだ読者を対象に、制御やAIに応用する立場から確率統計と線形代数を学びなおす。例題を用いて確率統計と線形代数、そして最小二乗法を解説し、それらの知識を基礎とした時系列モデリング、システム同定、カルマンフィルタを系統的にまとめる。このように多岐に渡る内容を解説した本はこれまでほとんどないであろう。実践的な理解へとつながる1冊。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「EMC技術特論」(櫻井秋久監修/科学技術情報)

2025-05-06 09:33:52 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:EMC技術特論~現場で活きるノイズ/EMCテクノロジ~

監修:櫻井秋久

著者:櫻井 秋久 (㈱システムデザイン研究所顧問、元日本アイ・ビー・エム㈱、IBM Distinguished Engineer、山形大学ナスカ研究所・客員教授)、石田 武志 ㈱ノイズ研究所 商品開発部 上席部長 博士 (工学))、田邉 信二 (元 三菱電機㈱ 主管技師長、博士 (工学))、越地 耕二 (東京理科大学 名誉教授 工学博士)、高橋 丈博 (拓殖大学 教授 博士 (工学))、田中 準一 (元東日本電子計測㈱、元ローデ・シュワルツ・ジャパン㈱)、吉本 修 (ローデ・シュワルツ・ジャパン㈱営業部長)、栗原 弘 (TDK㈱ 技監、博士 (工学))、池田 浩昭 (日本航空電子工業㈱ マネージャー)、伊神 眞一 (元日本アイ・ビー・エム㈱ EMC技術開発マネージャ)、菊地 秀雄 (群馬大学協力研究員 博士 (工学))、藤尾 昇平 (日本アイ・ビー・エム㈱シニアR&Dエンジニア)

発行:科学技術情報

 【目次】第1章 EMC設計の基礎(コモンモード概論) 第2章 EMC標準化の意義を考える 第3章 EMC解析に必要なやさしい電磁気学 第4章 EMCのための電磁場/回路の数値解析 第5章 EMC設計とアンテナ 第6章 EMCと電気回路 第7章 スペクトラム・アナライザとEMIテスト・レシーバを使ったノイズ計測 第8章 電波吸収体と電波暗室 第9章 コネクタの基本性質 第10章 プリント基板上のコモンモード電流と放射電界 第11章 EMC設計とワイヤレス電力伝送 第12章 機械学習のEMC設計への応用
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解即戦力 半導体のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書」(田中瑞穂著/技術評論社)

2025-04-29 09:34:08 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:図解即戦力 半導体のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

監修:森山悟士

著者:田中瑞穂

発行:技術評論社(図解即戦力シリーズ)

 現代社会になくてはならない半導体だが、そのしくみはとても複雑で、何がどうなって動いているのかはほとんどの人が知らない。同書は、半導体の基本的なしくみの部分から、その製造工程、製品の種類/役割、はては最新のビジネス動向までも、やさしく解説した書籍。本来、半導体の学習は、理工系大学で行われるレベルの内容だが、同書は、オールカラーの図解形式で、半導体に関する重要な用語ごとに、「見開きの2ページ」でそれぞれの要点を解説した形式。半導体について知りたい、学びたい人に向けての最適の1冊目。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ニッポン半導体復活の条件」(小柳建彦著/日経BP)

2025-04-17 09:33:36 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:ニッポン半導体復活の条件~異能の経営者 坂本幸雄の遺訓~

著者:小柳建彦

発行:日経BP

 今明かされるニッポン半導体「失敗の本質」。台湾積体電路製造(TSMC)やRapidus(ラビダス)など、巨額の国家支援を受けた4つの新工場建設で沸き立つ日本の半導体業界。しかしかつて世界の5割を誇った日本半導体のシェアは今や世界の1割にも満たない。約20年ぶりの半導体世界戦線への復帰は本当に可能なのか。その答えは「ニッポン半導体敗戦」の象徴となったエルピーダメモリ破綻の当事者で、その後は戦犯と遠ざけられた異能の経営者 坂本幸雄氏が持っていた。坂本幸雄氏は、万年赤字会社だったエルピーダメモリをわずか1年で黒字化し、世界3位のDRAMメーカーへと導いたほか、数々の半導体企業を立て直すなど日本人としては抜群の実績を誇るプロ経営者だった。体育大学出身、米国半導体メーカーの“倉庫番”からのスタートという異色の経歴を持つ彼は一方で、日本の半導体産業の「失敗の本質」を誰よりも深く理解していた。2024年に急逝した坂本氏が生前、著者との独占ロングインタビューで語った言葉の数々。そこには、日本のものづくりの未来を左右する重要な示唆が含まれていた。GAFAMの興隆期からシリコンバレーを取材し続けるなどテクノロジーへ造詣が深い経済ジャーナリストが、関係者への徹底取材で裏付けた証言の数々とともに、日本の産業界に警鐘を鳴らし、ニッポン半導体の復活への処方箋を解き明かす。10兆円という空前の国家支援が動き出した今こそ、「ニッポン半導体敗戦」の根幹をひもとき、教訓を未来に生かすべきだ。テクノロジー産業に関わるすべての人、そして日本の産業の未来を考えるすべての人に役立つ必読の書である。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「EC61508認証 ロジックソルバ 安全PLC&計器製品ガイド 2024」(日本工業出版)

2025-04-01 09:33:00 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:EC61508認証 ロジックソルバ 安全PLC&計器製品ガイド 2024

発行:日本工業出版

 IEC 61508は、IEC(国際電気標準会議)が制定した、プロセス産業における電気・電子・プログラマブル電子の機能安全に関する国際規格。近年プラントの事故の増加により、安全計装システムを導入するプラントが中国、インド等で増えており、日本国内でも今後導入が拡大が見込まれている。IEC61508の認証についての解説ともに、国内外の認証製品を紹介。【目次】機能性安全規格の活用について-IEC61508とIEC61511のハードウェア安全度から考察する-/(一社) 安全・環境マネジメント協会/石田 豊<製品ガイド>◆安全PLC 横河電機/シュナイダーエレクトリックシステムス ◆伝送器 横河電機 ◆流量計 横河電機/オーバル ◆レベル計 東京計装 ◆圧力計 アズビル ◆分析計 理研計器/横河電機 ◆バルブ アズビル/金子産業/キューブロック テクノロジー/日本アスコ/日本工装/ムーア・プロダクツ ◆セーフティーリレー GMIジャパン ◆防爆バリア 大同工業所
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「近赤外・短波赤外領域に対応する カメラ レンズ 光源・照明 製品カタログ集」(日本工業出版)

2025-03-31 09:50:23 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:近赤外・短波赤外領域に対応する カメラ レンズ 光源・照明 製品カタログ集

発行:日本工業出版

 近赤外(NIR)や短波赤外(SWIR)は、対象物の組成により異なる光の反射・吸収・透過特性の違いを可視化することから、シリコンウェハ検査をはじめ、食料品や医薬品、インフラの非破壊検査、セキュリティ、バイオ、認証、通信などの幅広い分野に使われ、さらにその他の分野へも導入が広がっている。NIR・SWIRのシステムを構築するには、カメラ、レンズ、光源・照明を数多くのベンダーから選定する必要がある。同書は、様々な製品を比較検討する上で役立つよう、各社の主な製品カタログを1冊にまとめた。【カメラ】㈱アートレイ ㈱アド・サイエンス TKH Vision デルフトハイテック㈱ シーシーエス㈱ バスラー・ジャパン㈱【レンズ】エドモンド・オプティクス・ジャパン㈱ ㈱オプトアート CBC㈱ ㈱ミュートロン【光源・照明】シーシーエス㈱ ㈱ミュートロン 日本ピー・アイ㈱ ㈱ユーテクノロジー 日進電子工業㈱
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「新・半導体産業のすべて」(菊地正典著/ダイヤモンド社)

2025-01-24 09:49:47 |    電気・電子工学



新刊情報>



書名:新・半導体産業のすべて~AIを支える先端企業から日本メーカーの展望まで~

著者:菊地正典

発行:ダイヤモンド社

 「複雑な産業構造と関連する企業群を製造工程から整理する」というコンセプトはそのままに、「生成 AI 以後」の激変を反映したベストセラー最新版。AI関連のメインプレイヤー38社も詳細に解説。巻末資料として「半導体メーカーと主要製品一覧」「半導体用語の解説」「世界と日本の半導体主要工場の新設状況」も。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「半導体ビジネス最前線<日経ムック>」(日本経済新聞出版著/日本経済新聞出版)

2025-01-16 09:46:40 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:半導体ビジネス最前線<日経ムック>

著者:日本経済新聞出版

発行:日本経済新聞出版

 国家の競争力をも左右する半導体。各国・企業の戦略、有望銘柄までまるごと解説。コンピューター、スマホ、自動車など、あらゆる電子機器に搭載されている半導体。日系企業の世界シェアは9%、半導体製造装置は30%、半導体材料は50%におよぶ。これまで、個人が所有する電子機器での需要が大きかった半導体だが、ビジネスにおけるAI活用の拡大や、社会課題解決に向けてAI、DX、GXに対する投資が増大することにより、企業や政府による半導体需要が大幅に増加することが見込まれる。世界に目を向けると、中国が自国の半導体産業に大投資を行っており、これを警戒したアメリカは友好国を中心に産業育成を推進、日本のポジションは最も重要になっている。同書は、半導体ビジネスの基本から、アメリカ、中国、韓国、台湾といった各国の政策、企業の戦略について識者と企業に対する取材を通して解説。日本の半導体産業復活の条件、さらには個人投資家に向け半導体関連の有望銘柄まで紹介。
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