福島の店先には全く出る事の無かった山菜のイヌドウナが、福島駅ピボットの八百屋に“会津のドウナ”と表示されてワラビや山ウド等と共に5把陳列されていた。
この八百屋には原発事故以後会津産の野菜や果物が大量に並ぶ様になり、このイヌドウナもそんな事から陳列されたのだろう。
現役時代この季節には仕事の合間に若松市内や喜多方、田島で探した事もあったが、店主ですら「そんな物俺ラ知ラネ」だったから、今日ここで見つけた事は大変な驚きだった。
モミジガサ(シドキ)が山菜の王様と言われているが、自分は秋田で初めて口にして以来イヌドウナの方が何倍も美味しく、毎年これを求めて山形米沢工業高校近くの“旬菜館さかの”へ通い続けていた。
茹でてマヨネーズに醤油を少し加えるのが簡単で一番美味しいと信じていたが、今回は料理教室で習った日本料理基本のお浸しで味わった。
先ずは鰹節を削って出汁を採り、酒とみりんに醤油を加えてアルコール分飛ばして浸し地(汁)を作りる。30程前に汁に浸して食べる直前に盛付けと若干気取り気味でもあったが、これまでのマヨネーズの僅かな油味と風味も感じず、純粋にイヌドウナのシドキやセロリとも異なる何とも表現し難いアクの強さが旨みでもある独特の香りは、この調理方が最大限に生かされて母の日最高のご馳走だった。
こんな良い事尽くめの一日に無線道楽でも幸運が舞い込んだ。
数日前からFO/KH0PRが出ていてFrench Polynesiaの雑魚と思い込んでいたら、昨晩JA9LJSさんのブログを覗くとAustral Isからの運用だった。
FOシリーズではMarquesasの10mと共に12mでトリコボシていた最後のBandだっので、早朝から網を張り昼前の11:52に24.894MHzCWをGetした。LJSさんのブログに感謝、危ないところだった。