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幸い台風の進路も房総半島付近から大きく北東に反れて、予報では朝から曇りも生憎の小雨模様になってしまった。参観者の数が心配されたが、ここで学ぶ人達主体の祭なので一般の祭礼とは異なり、自分の予測は外れて終ってみれば若干少なめのほぼ例年並だった。そばも昨日よりは少ない175食を完売して二日間無事終了した。
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自分が関わって来たこの種のイベントでは、釜場は男の守備範囲と勝手に決め込んでこれまでやって来た。昨日は自分が釜場を離れてしまったので“洗い”と“〆”を女性の坂内さんが一日中代行した。今日も男手では誰も交代する様子もなかったので、何とも申し訳なく復帰する事を申し出たが「差し支えない、続ける」との事で、お言葉に甘えて昨日同様釜場の事前準備と雑用係りを務めた。水道水と〆の氷水、それほど寒くは無かったが、釜の側とは云っても特にこれからの季節は身体が冷え込んで厳しい作業になる。
今日も調理実習室と共に4面の打ち台でフル稼動、何と言っても一番の華は大衆面前での“そば打ち”かも知れないが・・・・・自分はまだ身分不相応と云うか、釜場や水場の下場は皆避けるから。
蕎麦の場合は打ち立て、茹で立てを供する訳だから時間(瞬間)との勝負。
20人前の蕎麦を打つのに1時間を要し、それを茹でるのに20分を要する。茹で立て蕎麦をお客様にお出しする為には十数人の連携作業で行われる。これはこの学習センターで学んだ成果でもある。でもその前に、台所流し台、巨大な寸胴鍋、大型プロパンガス台。いずれも一般家庭にな無い物を調達してのこと。貸してくれた人、借りて来た人もすごいと思いました。