ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

花見

2009年04月19日 | アマチュア無線
           
主に海外通信を楽しんでいるローカル無線仲間恒例の花見、安達町のJM7OLWさんの裏山で楽しんで来た。
OLWさんが16年前に植樹した数10本のソメイ吉野は昨年より更に立派な成木に、今年は例年にない早さで一週間前に一気に満開になってしまったとか、葉桜にはまだ早いそんなところで初参加のJA7VYZさんを迎えて、新たにバンド開放された135JHzと最近仲間が導入したACOM 200A
         http://www.rfinq.com/acom2000a.html
の話題を中心に過した。
使い始めてまだ日は浅いそうだが、感想を聞く程に素晴らしい機器で、現役時代であったら長期計画で実現可能かも知れないが、既に年金生活者の自分には夢物語だった。
135KHzの長波帯は通信の草創期に利用された周波数帯で、長波は伝播距離が短くそれに不満を抱いた我々ハムの先人達が短波帯の通信を開拓、世界中に届く事を発見して、やがてプロの世界でも短波通信が主流になったが、季節や太陽の活動に左右される不安定な短波通信は10年程前に完全に消滅、安定な衛星通信に代ってしまった。今や短波帯は一部の国際放送と電波伝搬の意外性・スリル・ロマンを求めてハムのみが使用を続け、またアナログ技術終焉直前の今、無線通信の原点に戻り長波帯の通信が再びハムの手に依って僅か100年程で甦生されるのは何とも皮肉な現実だと思う。
あっと云う間に時間が過ぎて、気が付けば予定の16:04の電車には乗り遅れて16:37の電車に乗車。
  
                     
あい間に今食べ頃の“たらの芽”と“よもぎ”も収穫。雑草の“よもぎ”はいたる所に自生しているが、近年では犬の糞尿や除草剤等で採取しようと思っても里山ではもう無理、しかしここは保障付の安全な場所“草ダンゴ”にして味わうかな。
            
家で15分程休憩した後18:00からそばダイニング香り屋で福島手打ちそば研究会の花見を兼ねた「瀬戸さんを偲ぶ会」に参加した。
急逝されて1年、瀬戸さんには自分は“切り”が出来なくて、科学的に解説した資料を基に指導して頂いていた途中だった。未だに習得出来ない未熟さに誠に申し訳ない気持ちで献杯した。遺影の前には大好きだったと言う丹後(京都)の日本酒香田と生ビールを供えて各自がそれぞれの思い出を語り合ったが、しかしアルコールの量に比例して何時の間にかそば談義の通常パターンに、こんな事が何よりの供養だったと勝手に解釈。双方の花見は語りつくした楽しい一日だった。

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