ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

夏新そば

2010年09月04日 | 手打ち蕎麦打ち
            
前回は他に用事があって休んだが、今日は事務局の渡辺さんが休みで、昨日引継ぎを済ませて今日は二度目の代行も勤め、通常の準備撤収と併せて無事終了した。酷暑の影響で参加者は少なく11名だった。
   
                    
今日の粉は自家製粉の物ではなく、長野県産夏新そば郡山阿部製粉の挽きぐるみ。この粉は殻をつけた玄そばをそのまま臼で挽くので、甘皮や表層部分が多く含んで色黒で香りや甘味が濃く、自分達は好んで使用している。粉を握り絞めると心もちねっとりした感じで形が残る。鉢に粉を篩った時から香りが立ち“水回し”の初期には最高潮で久々に新そばの香りをタップリ堪能した。どんなに美味いそばでも口にする時はこれ程の香りは味わえず、これはそば打ち人だけに与えられた特権だ。我が青葉教室の江戸前(流派)の打ち方には“練り”の前に“つぶし”と云う工程が加わる。これは粉の滑らかさと粘りをより一層引き出す目的で行うが、仕上がりの良い粉の良否は“練り”よりはむしろこの段階で何となく判断出来る様になってきた。「今日は久々に美味いそばが食べられる」は多数の感想だった。

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