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今日は下郷町「大川そば愛好会」のそば打ちを見て来た。
会場は昨日以上の大混雑。特に手打ちそばコーナーは券を買う人とそばを待つ二重の長蛇の列で自分としては好都合、そばが出て来るまでのほぼ30分間はそば打ち全工程をゆっくり観察させてもらった。
打つ粉は「十割か二八?」と訊ねたら「一九」の1Kgだそうだ。鍋から茹で汁(そば湯熱湯)を適量汲出し粉に全量投入。箸でかき回して団子状になった数個を一個にまとめてひたすら“練り”続け、半分程残った粉が全て吸収されたところで練り鉢から取り出し、延し板へ玉を裏返しに乗せて一気に“延し”て、生地の形や周辺割れや破れなどには一切無頓着の様子。“切り”も会津独特の斜め切り。全てが青葉教室で習得した江戸前の一般的な標準の打ち方とは異なる実に荒々しいものだったが、立派なそばになり、地域独自伝統の打ち方は実に興味深くて面白かった。
茹で上がったそばは山形の板そはほどではないが、太目で短くとても硬くて、消化不良を気にしながら噛締めて食べた「大川そば」の印象は忘れる事なく何時までも残りそうだ。
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帰りには只見町のどぶろく「ぶなの泉」を買った。以前には旧伊南村の「今紫」も販売されて買った事もあったが、自分の知る限り県内ではどぶろく特区許可一号の飯舘村(原発事故で飯野町へ避難中)気まぐれ茶屋の「白狼」もある。
どぶろくは下戸の自分でさえ吟醸酒を越える最高の味と疑わず、茶飲み茶碗で1/3も飲んでしまいば完全に酔ってしまうのだ。
そば同様に味も異なりこの世で美味い物の一品だが、今回求めた360mlが830円もごく標準的な値段で高価なのが玉に傷。
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