ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

帰還

2014年03月25日 | 原発事故
 
            
                      
「中学校は福島で」との強い希望から宇治市での自主避難を解消して、20:27着やまびこ217号で3年ぶりに帰還した。
愛実は希望が叶い喜びいっぱいの様子だったが、他の3人は自然豊かですっかり慣れ親しんでしまった宇治や友達との別れに未練を残し、福島での新たな友達にも不安を抱きながら最後まで抵抗したそうだ。
娘自信も全く先の見えない原発事故の収束に疑念を抱き、避難者住宅の更に一年間滞在期限延長になった事からもかなり悩んだが、多感な時期を迎えている愛実の希望を最優先とした様だ。
親は勤務地を大幅に変わる転勤族ではないので、子供達にとってこの貴重な体験は将来間違いなく良い思い出に残ると、爺は信じたい。
それにしても、東電からの見舞い金では足りず、経済的にも困窮した事は確かで、自分達のわずかな援助も自然消滅してしまったらしい。
大きく右にハンドルを切ってしまった政権は原発の再稼動をもくろんでいるが、あと1ヶ所福島と同じ事故が発生したら本当に“日本沈没”だ。化石燃料で経済的に困窮しても耐えて、孫達次世代のためにも原発再稼動は絶対反対、原発は罪作りで何とも憎い!