ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

そば打ち実演

2014年01月24日 | 手打ち蕎麦打ち
           
「ふるさと食のフェステバル」が23~26日まで中合デパートで開催され、今日一日限定で市内の手打ち蕎麦屋10店舗が加盟する福島そば街道の蕎麦遊膳阿部と三立十割蕎麦人の2店が共同出店する、蕎麦打ち実演を見学して来た。
病により十年間の蕎麦打ち道楽廃業後も、他人の打った蕎麦を食べる事と他人の技の見学は技法に違いはあっても修行の一貫なので、もう打つ事は出来ないが、興味は尽きなく“水回し”から“切り”までプロの技を丹念に見て来た。
どうやら蕎麦遊膳阿部が主役らしく店主が打っていたが、ここの売りは契約栽培の北海道名産“牡丹”の自家製粉十割そばとの事。一回に打つ量は1Kgで“加水”は正確に計量しながら熱湯9:水1と拝見、水は第二加水で投入“練り”終了後はビニール袋へ密封して10分以上も熟成して“延し”へ移行した。
この十割蕎麦の打ち方は自分達福島手打ちそば研究会副会長Sさんと同じ方法だが、ただ水の量はアバウトでしかも熟成無しで行うと指導を受けていた。
限定100杯の小盛りの小エビとこの店名物の大根ぶっかけそばの二種類が提供されていたが、この大根そばはTVケンミンショーでも紹介された栃木県佐野市周辺の郷土料理。一説には食糧難の時代に大根の千切りを添えてボリュウムアップしたのが始まりだそうで、これを視聴した後試してみたが、仲間のHさんも同様に「以外にイケル」との感想だった。
11時半も過ぎていたので昼食兼用で試食しようかとも思ったが、小盛りで2~3杯は必要だし、以前ここのそばは食べていたので他の客へ譲り、パセオ通りの我が師匠の店『手打ちそばよしなり』http://soba-yoshinari.comで、この時期にはそば本来の味も楽しめる温かい“豚肉汁つけそば”をご馳走になって来た。