ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

そば研忘年会

2007年12月15日 | 手打ち蕎麦打ち
             
一昨日の土湯温泉一泊OB会の忘年会には急な用件が出来て参加出来なかったが、昨日から福島手打ちそば研究会の初の試みの一泊の忘年会(塩原温泉)に参加して来た。一泊4500円+消費税(酒1本付)の驚くほど格安で、しかも初日は塩原温泉郷のガイド付観光地巡り3時間と翌日は大衆演劇観劇の後送迎バス(高速料金は割勘で負担)で帰宅、何と全て無料なのだ。何やら新手の商売でパンフレットによれば、伊豆熱川・草津・鬼怒川・奥日光・湯西川・那須、塩原温泉のそれぞれ数軒のホテル(塩原は5軒)をグループ化して神奈川、千葉、東京の主要15駅から湯けむり号の無料送迎バス(一人でも乗車可)で集客、15名以上なら近県何処でも対応可能と言う今時信じられない安さなのだが、途中の観光とか食事に贅沢しなければ十分過ぎるほどのサービスで納得出来てしまった。
             
予めWebで塩原温泉付近のそば屋を検索して行ったが、行動範囲は徒歩に限られたので温泉街のそば屋へ、それぞれ好きなところへ分散した。自分はここ「是庵」へKさん達と入った。一階は満席で二階に案内されたが、古い柱や欄間が残る部屋の作りや見下ろす庭の雰囲気などから、Sさんは前身は置屋」と即座に推理したが、女将の回答は魚屋(割烹)だと、とても落ち着いた雰囲気で“大人の隠れ家”と言う感じのそば屋だった。
             
当然“10割そば”の注文だったが、限定20食とあったそばは亭主が不在で本日は“二八”だけとの事だった。やむなくSさんとKさんは熱燗一本に“つけとろろ”自分は先日の“福井の早刈そば”が頭を過ぎり“おろし”を頼んでしまった。所詮“越前おろしそば”ではないものの、何となくイメージしてしまった。お互いに評価は“ざる”が正解だったが、間違いなく手打ちでありSさんの判定は「上の上」で右ナラエだった。
             
研究会、10月以降“そば打ち奉仕”で月一回の開催になっていたが、今月は昨日からこの吉井田学習センターを出発地として忘年会を済ませて、帰着後直ちに調理実習室で実施した。今回のテーマは昨年も経験した福井県の“今立産”二度挽き1Kgの“外二”に挑戦した。製粉者Sさんの製粉技術と配慮でとても打ちやすい粉だったが、何となく忘年会の余韻もあってイマイチ気が入らず当然失敗してしまった。そんな失態、雰囲気を仲間に察知されて迷惑をかけてしまったとしたら誠に申し訳なかった。