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新、時事散歩 第11回

2024年05月01日 | ブログ
衆院補選

 結果、敗れたのは東京15区で小池都知事と国民民主党代表の玉木氏、島根1区で岸田総理、その他維新。テレビ局は全面解禁となったようで、選挙結果を大々的に報じ、選挙遊説中の演説妨害の模様も今更に報じていた。ちゃんとカメラには納めていたようだ。

 テレビでは相変わらず、自民党の裏金問題の抜本的な改善策が示されないこと、岸田総理は不人気ながら有力な後継候補も不在であること。さらに解散時期の予想などが報じられていたが、今回の3補選の投票率は過去最低とのこと。50%を超えたのは島根1区のみ、長崎3区など35.45%、民主国家とは言えないレベルではないか。自民党の体たらくを嘆く前に、国民は選挙に行かない人が多いことを問題視する必要がある。自民党の不戦敗で、元々の自民支持者は投票に行っても白票を投ずるしかない。政権党のやることではない。

 それにしても国民が選ぶ総理候補も、1位に石破氏、2位小泉氏、河野氏が落ちて3位に上川外務相が浮上した位が新味くらいだけれど、議員内閣制を変えない限り、自民党の理屈で総理を決めることに変わりない。兎に角選挙に勝てるための候補を選ぼうとする。本当に石破氏や小泉氏を総理にすれば選挙で勝てるか。それが問題である。

 しかし自民党的には、総理に成りたい人より総理に誰かを担いで、権力を掴もうとする輩が暗躍する。ここに党内では人気のない石破氏の目が出て来た。前総理がキングメーカーとして復権しようと画策しているようなのだ。石破氏は正論的な話はされるが、現実問題としてどのような政策を志向するのか、そこを国民に示していないような気がする。小泉氏しかり、彼らは確かな国家運営のためのノウハウを持っているのか。米国、中共、ロシア、中東諸国などにどのように向き合うのか。政治家が単に人気や権力志向だけでトップになっても、国家の為には益しない。

 それにしても補選の最中にも、尖閣諸島周辺では、日本の調査船に対して、中共の海警船が領海を犯すなと割り込んで来たという。領海を犯しているのはそちらではないのか。調査船には報道関係者なども乗っていたというが、非常に恐怖を感じたという。

 何が日中友好条約だ。このような国とは国交断絶に至っても、徹底的に抗議する必要ある。中共にきちんと物申せない政治家は総理大臣になるべきではない。まずその覚悟が総理候補者には必要だと思う。

 加えて、靖国神社には年一回くらいは参拝して、国家のための戦争で命を落とした御霊に、挨拶するのは、国家指導者としての最低の責務だ。安倍氏なども口では大きなことを言っていたようだが、結局1度で止めた。中共や韓国の反発が恐くて総理になんぞ成るなと言いたい。岸田さんなど総理に成って1度も行っていないのではないか。彼の迫力の無さ、何となく頼りなさはそのことにも表れている。

 補選で3敗したということで、自民党は末期症状的に報道されるが、ピンチはチャンスであり、本物の政治家が生まれるいい機会ともなる。批判するだけの政党にはこの国は任せられない。




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