本日の映画
楽しみにしていたマイルスの映画(^^)。
正直に言うと、真ん中あたり、『カインド・オブ・ブルー』前後の話題を取り上げていた部分は、なぜか眠くなり、
数分間意識が飛んでいたらしい(>_<)。
個人的に、マイルスの長い活動期間の中でもとりわけ興味があるのは、いわゆる「エレクトリック・マイルス」期(1960年代後半~70年代前半)なので、
アコースティック期ももちろん面白いのだけれども、今イチ食指が動かないのです(苦笑)。
私の好きな問題作?『オン・ザ・コーナー』が僅かながらではあっても取り上げられていたのは、嬉しかったなあ。
70年代後半の、いわゆる「空白の6年間」については先日こちらの映画を観たばかりではあったが↓、
復活後のマイルスももっと取り上げて欲しかったというのは、115分という上映時間の中では無理な注文か(T_T)。
それにしても、来年で没後30年を迎えるこの時期に新たな映画が上映されるというのは、
ジャズ界のみならず、20Cのポピュラー・カルチャーにおいて、マイルスがどれだけ偉大かつ巨大な存在だったかを、改めて浮き彫りにしていると思う。
あれほどヒップで、クールで、ユニークで、クリエイティブで、ファッショナブルで、カリスマに富んだアーティストが他にいただろうか?
パンフレットで、菊地成孔氏が「マイルスの生涯を映画で描くには5hは必要ではないか」、そして、
2h弱という短い(^^;)尺の中で、出来得る限りマイルスの生涯を描くという事には十分成功していると思う、とも書いている。
同感。★4つ!
そして帰ろうとした時に気が付いた。
マイルスの映画を観てきたばかりなのに、車にマイルスの音源を積んでくるのを忘れていたことに(;´Д`)。
それで只今、『アガルタ』をyoutubeで聴いているのだった。
PS
マイルスがなかった分、とりあえずチョイスしたのがこちら↓
RADIX TYRANNIS(American Chamber Winds)
WAM:フィガロの結婚
ヴァレーズ:オクタンドル
ウェーバー:4種のピアノのための「8つの小品」より/『トゥーランドット』の主題に基づく変奏曲より
Radix Tyrannis(Trb:J.Allesi)
初めて買った団体の音源。
『オクタンドル』、ちゃんと聴いたのは初めてかな?大変刺激的!
ウェーバーは、ヒンデミットの『交響的変容』の元ネタを吹奏楽用に編曲したもので、大変興味深かった。
"Radix Tyrannis"(上手く訳せない^^;)はTrb協奏曲らしく、「Trb、誰だろう?」と思ってクレジットを見たら、これが何とアレッシ(NYP首席)!
ということで、大変に面白い音源であり、面白い団体。
他の音源はないのかな?