仕事が一段落し、ホッと一息。
さて感想をいくつか。
①
初めての濱口竜介監督作品。
独特な間とテンポ、長回し、少ないセリフ...、非常に印象に残る映画だった。
ラストは未だによく掴めていない。
しかし、あそこに監督が言いたいことが凝縮されているのは分った。
自然と人間の関係というものは、一言で括れるほど簡単なものでも容易いものでもないという事だけは十二分に伝わってきたと思う。
こうなると、以前観逃していた『ドライブ・マイ・カー』が観たくなってしまうんだよな(苦笑)。
②
大分以前から、この作品が高く評価されていたのは知っていた。
今回4Kレストア版が公開されたというので、殆ど予備知識なしで鑑賞。
トーキングヘッズの音源は一枚だけ持っていた。
多分一度聴いたきりだったと思うが、凄くリズムが強調された、ブラックミュージックに近い肌触りだったのを何となく覚えている。
オリジナルメンバー4人に、アフリカ系のGt,シンセ、Perc、コーラスと、ロックというよりはファンク/ソウルのフィーリングの強いものだった。
スタイリッシュなステージングと高度なアンサンブルで、とにかくノリがいい。
D.バーンの何とも不思議というか奇妙なパフォーマンスも、慣れてくると面白いw
勿論J.デミ監督の手腕による映像の効果も大きいのだろう。
昨年観た『アメリカン・ユートピア』も大変面白かったが、トーキングヘッズの歌も随分入っていたらしい。
こうなると、DVDが観たくなってしまうんだよな(再度苦笑)。
GW期間中に7本!観たウチのカミさんには及ばないものの、今年も年明け以来けっこう観ている。
忘れないうちにそろそろ今年の映画とDVDのまとめ作業その一にかかるとしよう。