元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

中学生

2005年04月30日 | Weblog
昨日は市内で行われた中学校の交流会に参加。午前中の講習会と午後のリハ、
そして夜の顧問懇親会に乱入してきた(笑)。
今年で4回目となるらしいこのイベント、自分が参加するのは初めてだが、
普段高校生を相手にしている身には中学生達がかわいらしく見えてしょうがない。
どこに行っても「おはようございます!」「こんにちは!」「こんばんは!」の
連呼が続くのにはまだ慣れないけれど。
吹連とは全く関係なく、顧問の先生方の手弁当で成立しているのだが、夜の会でも
先生方のエネルギーは衰えることを知らない。深夜11時30分頃お暇したのだが、
ありゃあ確実に2時、3時までいったに違いない。
今日は朝からコンサート。午後しか聴けないが、とても楽しみである。

交流会と学校の往復、それと夜の会への移動など昨日1日で100km近くは
車を運転。その間にコルトレーンの『マイ・フェイバリット・シングズ』と
アース、ウィンド、&ファイアの『ダンス・トラック』を続けて聴く。
昔からコルトレーンは好きで、特に彼のソプラノは独特の味があっていい。
タイトル曲のMFTなど、元がディズニーの曲とは思えないぐらいだが、コルトレーンの
乾いたソプラノの音が妙にはまっている。『至上の愛』なんかもしばらく聴いてないなあ。

E,W,&Fは、今をときめく福井県立武生東高校“J.B.おるが”こと植田薫先生の
影響で聴き始めるようになったもの。『レッツ・グルーブ』とか『セプテンバー』とか、
定番の曲は大好きになった。おかげでブラックミュージックの方にも関心が向くようになり、
ブルースなんかもちらほら聴いている。植田先生アレンジのファンク・ナンバーを
何曲か仕入れたりしているのだが、いかんせん楽譜が難しい(苦笑)。
武生東のような演奏ができるまでには、かなりの時間を要するだろう。
でも、いつかは取り上げてみたいものである。
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やっと

2005年04月29日 | Weblog
桜が咲き始めた。去年はもう散っていたのに。
でも昔は桜の見ごろは今ぐらいだったような気もする。
昨日もHrのロータリーが動かないというので急遽楽器屋へ。
このところ日参している気がする(苦笑)。
とりあえず新しいT.Saxを買い、ClのMP+リガチャーを数組そろえ、
楽器不足も何とか解消できたかと思ったら、今度は「Flが足らなくなりました」と
来た。あとB.SaxとTubとHrと・・・、いつになったら揃うことやら。

昨日は移動の最中にディジー・ガレスピーの『マンテカ』を久しぶりに聴く。
自分はHr吹きのくせに、ラッパがハイトーンでビューッと吹くのが実は大好き(笑)。
ガレスピーはパーカーに比べると人気は今イチだそうだが、でも好きだなあ。
最初、頬を蛙のように膨らませて吹くのを見てびっくりしたのは確かだが(笑)。
彼がいなかったらビ・バップもモダン・ジャズも今とは違ったものになっていたに
違いない。
『マンテカ』が意外と早く終わったので、家につくまでは茂木大輔(Ob)の
リサイタル・ライブ盤をこれまた久しぶりに。モーツァルトのコンチェルトが、少し細身だけれど
軽やかな音色で奏でられていく。多芸多才な茂木さんだが、やっぱり本職は
Ob吹きなんだなと、改めて実感。このCDで一番すきなのは、実は山下洋輔作品
だったりする。確か久石譲作品も演奏されていたはずなのだが、収録されていないのは
残念。
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ラフマニノフ/変なグループ?

2005年04月28日 | Weblog
昨日も午前授業だったため、用事を済ませに外出。
帰りに久しぶりにCD屋に立ち寄った。何ヶ月ぶりかなあ?
クラシック以外にも洋楽やらジャズやら目移りしたが、結局
アシュケナージ/ラフマニノフPコン2番(1,000円)を1枚だけ買った。
一度ネットで注文したのだが「廃盤」扱いで入手できなかったのだ。

この曲は大学オケの初めての定期で聴いた曲。当時はよく分からなかったが
前述の『のだめカンタービレ』を読んで以来、どうしても聴きたくなってしまった。
アシュケナージの演奏はスケールが雄大で、フレーズの息も長い。これを「ロシア的」と
一言でまとめてしまっていいものか?2楽章の後半、低音が深く鳴らされた瞬間、車を
運転しながらドキッとした。やっぱりいい曲だなあ。

ちなみに昨日書いた『コンポステラ』は基本がA.SaxとTubの二重奏というとっても変な
グループ。曲も無国籍で、何やら怪しげ(笑)。大昔のパイパーズで取り上げられていたのを
思い出してネットで買ってみた。その過程でコンポステラTub奏者の関島さんという方と
コンタクトが取れたのは懐かしい想い出。A,Saxの篠田さんという方が亡くなってコンポステラは
自然消滅したらしいが、その怪しげな音楽がもたらす興奮だけは、今でもCDに残されている。
そうそう、変なグループと言えば、世にも珍しい「バリトンサックス・アンサンブル」も
日本には存在する!その名も『東京中低域』。
CDを1枚だけ買ったことがあるが、ここもやっぱり変だった(笑)。
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OZAWA

2005年04月27日 | Weblog
ばたばたして、2日ほど書けませんでした(苦笑)。
昨日は午前授業でマーチングの練習だったのだが、何をやっていることやらと覗いて見ると、
外の練習場の草取りをやっていた。へぇー、こんなこともやるんだとしばし感心。
1年生がステップの練習をやっている姿がほほえましい。

さて一昨日から、確か’91年だかに行われた『齋藤秀雄メモリアルコンサート』の
ライブを聴く。サイトウ・キネン・オーケストラのデビューコンサートである。
忘れもしない’92年、NHKで“OZAWA”というタイトルの、アメリカで製作された
ドキュメンタリーが放映された。当時ボストン響音楽監督を務めていた小澤をアメリカの
ドキュメンタリー作家が追ったものだったが、これが秀逸!とても面白かった。
その中で演奏されていたのが、上記コンサートのラストに取り上げられていた
バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』第2番より
‘シャコンヌ’のオーケストラ版(齋藤秀雄編)。
映像で流れた最後の部分の演奏は、一聴しただけで尋常でないテンションの高さが感じられる
演奏で、指揮者とオケのメンバー一人一人が故斉藤秀雄氏に思いをはせているのがよく分かった。
演奏後しばし小澤はうつむいて、まるで涙をこらえていたかのよう。

このビデオがえらく気に入って、fontecから出ていたライブ盤を購入した次第。
10年ぶりぐらいに聴いた‘シャコンヌ'はやはりすばらしかった。
バッハの深い音楽、そして編曲と演奏の妙。
小澤にはボストン響との録音もあるが、こちらの方がより心に響くように思う。。
まさに一期一会の演奏会だったのだろう。
いつか吹奏楽でもやってみたいが、バッハは果てしなく遠いだろうなあ・・・。

OZAWA=小澤は特に好きでも嫌いでもないけれど、同じ日本人として応援したくなる
気持ちは確かにある。
余談だが、この番組の終盤に収められていたのがマーラーの『復活』。タングルウッド音楽祭での
ライブだったが、これがまたよかった!特にジェシー・ノーマンが絶品。
しかしCDは別の歌手で、やや興ざめ。あの『復活』もライブで聴けたらさぞかしすごかったろう。

この前には、オルフェウス室内管の『グラン・パルティータ』を聴いた。
今カーステレオに収まっているのはコンポステラという変な(笑)グループのCD。
コンポステラについてはまた後日。
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ため息

2005年04月24日 | Weblog
昨日地区吹連の総会が行われた。
そこで、秋に全国レベルで活躍している学校を招待して演奏会&講習会を
開催する企画を提案したのだが、見事に否決されてしまった。
主な理由は招聘費用が多額に及ぶということのようだ。
「1回の企画にそんなお金を使うのなら、もっと楽器講習会を充実させるべき」
という意見が相次いだ。
確かに正論ではあるのだが、こちらの狙いは全く別のところ。
子どもたちに刺激と夢を与えるとともに、コンクールとアンコン以外ほとんど
機能していない吹連の活動をよりアクティブに展開し、先生方の意識も変えていきたかったのだ。
しかし、こちらがどんなに力説しても、反応はなかった。
結局みないつもどおりの1年を過ごすことで満足しているようだ。
何かを変えなければ何も変わらないと思うのだが・・・。

実はこの企画、他県のある地区との共同企画で進められてきており、こちらがボツになれば
向こうの企画もポシャる可能性もある。
実現まで持ち込めなかった自分の力不足を痛感するとともに、そちらの地区の方々に
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

今日は久しぶりの晴天だが、こちらは朝からどんより・・・。
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オフ!?

2005年04月22日 | Weblog
昨日も雨が降り、こりゃまたマーチングできないなあ、
と思っていたが、放課後になっても楽器の音が聴こえてこない。
校舎を見回っていると1年生がいたので聞いてみると「今日はオフになりました」
だって!?
計画立案は生徒にさせているものの、ちゃんと報告・連絡をするように
言っているのに・・・(苦笑)。この辺、まだまだ育っていない。
去年までとは違うんだよと、しつこく言い聞かせないと。

今朝はクリュイタンス/パリ音楽院orchのラヴェル作品集から
『クープランの墓』。もう古い録音なのだが、音楽の瑞々しさは格別。
昔のフランスのオケって、こういう音がしたんだなあ。Hrのヴィブラートが
ちょっと耳に付くけれど。
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一息

2005年04月21日 | Weblog
木曜日は午前中少しのんびり出来る日程。
と言ってもやることはいっぱいあるので、結局仕事である。
昨日は雨が降ってマーチング活動が出来ず、急遽中での練習に。
1年生を集めて校歌を歌わせたり、リズムトレーニングをしたり、
使っている楽器の確認をしたりして、放課後の時間は過ぎた。
思いもかけないところからクラブの楽器一覧表が出てきて、ようやく
現状の一端が把握できるようになったが、それにしてもこの7年ほど
前顧問は一体何をしていたのだろう・・・(苦笑)。

さて昨日の帰りからモーツァルトの『魔笛』を聴いている。
ベーム/BPOの抜粋版。心がうきうきしてくるほど楽しく、美しい音楽。
あらすじはさっぱり分からないけれど、一度は鑑賞したいオペラではある。
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ウェスト・サイド・ストーリー

2005年04月20日 | Weblog
昨日の夕方、古いテナー・サックスのタンポが取れたと生徒が言ってきた。
テナーはどれも古くて調子が悪い。いよいよ買わなきゃならなくなりそうだ。
楽器屋に持って行こうとしたが、タッチの差で閉店(涙)。本日出直し。
そろそろ暖かくなってきた。金管のメンバーには、外に出てロングトーンするよう
ハッパをかけよう。

さて昨日と今朝は『ウェスト・サイド・ストーリー』のオリジナル・サントラ盤。
バーンスタインの音楽は本当にすばらしい。天才の残した最高傑作がミュージカルというのは、
ちょっと皮肉だけれど。
マリア、トゥナイト、アメリカ、クール、どれも好きだが、実は一番気に入っているのは
『トゥナイト・クインテット』。W.S.Sのアレンジはよく出ているが、この部分はさすがに
入っていない。どこかアレンジしないかなあ、すごく面白いと思うのだが。
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楽器がない!

2005年04月19日 | Weblog
先週末は、土曜の午前中に合奏をした後家族で実家に帰省。
親戚が集まっての宴会があり、日曜に春祭りをさっと眺めて
戻ってきた。元気一杯なのは娘だけ(苦笑)。
月曜は午前中が忙しい日程で、かなり厳しかった・・・。

で、今週は早速30名超の新入生とのおつきあいが始まった。
本当は新入生、とりわけ初心者ほどいい状態の楽器を吹かせてあげたいが、
とにかく楽器がない!
古ーい楽器を引っ張り出して使わせてはいるものの、やっぱり大変だ。
今週から市内の学校に借用を申し込んで行くつもりだが、首尾良く借りられるとは
とても思えない。後はカネの問題につきる・・・。
まあ頭ばかり抱えていてもしょうがない。何とかなるさ(笑)。

ここ数日はずっと習志野高校吹奏楽部のコンクールの演奏を収めたCDを
聴いている。もう何十回聴き込んだか分からないが、高校生の演奏が
鑑賞の対象になるというだけでも本当に大したものだ。恐れ入るばかり。
個人的には『ダフニスとクローエ』、『牧神』(これはコンサートのライブ)、
『交響三章』(三善晃)あたりがとても気に入っている。
ちなみに今まで聴いた中で一番好きなのは、第28回演奏会での
‘『蝶々夫人』ファンタジー’。何度聴いても涙が出そうになる。
永遠の目標かもしれない。
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習志野高校

2005年04月15日 | Weblog
一週間の疲れがどっと・・・。
四十過ぎの体は、良くも悪くも正直である(苦笑)。
生徒達は今日はマーチングの基礎を新入生に教えている。
自分自身はマーチングの経験はないのだが、ウチの学校に来てから
マーチングはとてもいい活動だと言うことを実感している。
それは「みんな一緒に同じことをやる」ということだ。
吹奏楽では意外と全員で同じことをやる機会は少ない、というかほとんど無い。
だからこそ「みんな一緒にやる」事が大切なのだと思う。

何もこれはマーチングに限ったことではない。
歌でも、踊りでも、レクリエーションでも、何でもよいのだ。
「みんな一緒に」様々な経験をする中でお互いのコミニュケーションを
深めていく。これがクラブ活動/音楽作りにはとても重要なことだ。
私がこのことに気が付いたのは、習志野高校吹奏楽部の演奏会のビデオを観、
実際演奏会まで足を運ぶようになってからだ。
習志野高校の演奏会には、感動があった。
それは全員が一つの目標に向かって積み上げてきた努力と、クラブ活動の中で
育まれてきた仲間意識が融合することによって生み出されたものではなかったか。
今にしてそう思える。

都合8年津田沼のホールに通い、10年近く演奏会のビデオを買い続けた。
ここ数年はごぶさたしているが、新妻先生、そして石津谷先生の元で
生徒達は、何よりもクラブ活動を楽しみ、そして音楽に打ち込んでいるのだろう。
今朝は新妻先生のコンクールでの最後の演奏になるラヴェルの『スペイン狂詩曲』を
聴いてきた。そして初めて聴いたドビュッシーの『牧神』の演奏を思い出した。
背筋がぞくっとしたあの響きを、一生忘れることはないと思う。
密かな目標の一つである。
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