元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2024 7月7日

2024年07月07日 | 吹奏楽
雨の七夕。
午前中吹奏楽コンクール盛岡地区大会・2日目を聴きに行ってきた(午前中のみ)。


例年午前中に行われる小学校の部だけ聴いて帰るパターンだったが、今年は高校大編成の部-小学校という流れ。
仕方がないのでw、高校の部も聴きました。

正直なところ、特に面白い演奏はなかった...かな。
『ディオニソス』を取り上げていた学校が、4週間後の県大会までにどう仕上げて来るかは興味あるけれど。


お目当ての小学校の部は、今年もハイレベル。
応援している学校も、他団体と比べて一際明るい響きでいい演奏を聴かせてくれました。

勿論まだまだ発展途上。
これからまだまだ手が入ってどんどん変わっていくと思いますが、いい意味で伸びしろは一番ありそうなので(苦笑)、県大会も楽しみです。


毎年コンクールを聴いて思う事ですが、「上手いなあ」と感心するバンドと、言葉には出来ない感動を与えてくれるバンドは別ものですね。
そしてそこには必ず「どんな作品を演奏するか(選ぶか)?」という事が絡んで来る。
今日「上手だな」と思った学校が、もっと別な作品を選んでいたら...、と毎年思っているのです(>_<)


PS1 往路のドライブのお供はこちら。初モントゥーでしたが、けっこう気に入ったかな(^^)




PS2 復路はこちら。コンクールの口直しw



モーニン・イン・ザ・ミッドナイト(ハウリン・ウルフ)


PS3 昨日のジャパンXV-マオリ・オールブラックス戦の画像です(^^)b




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2024 6月30日

2024年06月30日 | 吹奏楽
6月末日。
本日はコンクール地区予選高校の部&一般の部を鑑賞。

高校小編成部門は6団体参加。
数年前より明らかにレベルが上がって来ているのを感じた。

しかし、やはり選曲の差は大きい。
一抜け団体は所謂コンクール向けの打楽器大活躍作品だったが、2位&3位の団体はそれぞれ鈴木英史作品と西村朗作品。
作品のクオリティは明らかにレベルが違っていて、コンクールは選曲から既に始まっている事を改めて実感した次第。


大編成は高校と一般合わせて4団体。
課題曲は...、やっぱりうーん...な感じ(苦笑)。
特にⅢは、近年クオリティの高い作品が排出される委嘱作品枠の中で、特に昨年の『ジェネシス』を聴いた後では今イチパッとしない印象を受ける。
酒井作品らしいと言ってしまえがそれまでなのだが(>_<)。

イチ推しの学校は余裕を感じさせる演奏だったが、やはりf/ffの響きの固さが気になってしまう。
そこさえクリアできればかなりいいところまで行けると思うのだけれども。

トリの一般バンドに半世紀以上付き合いのある幼馴染が、それこそ四半世紀ぶりに新しい楽器を持って参加。
老骨に鞭打ってwよく頑張っていたと思う。

私も退職したら、どこかのバンドで吹いたりするのかなあ???

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2024 6月29日

2024年06月29日 | 吹奏楽
6月最後の週末は久しぶりの真夏日。
とはいえ湿度は低いので、エアコンを稼働しなくとも全然大丈夫なのでした。

今日は買い物してから吹奏楽コンクール地区予選会場にちょっとだけお邪魔。
明日の高校の部のタイムテーブルとプログラム確認の為だったのだが、全部門自由曲の9割方がコンクール向け邦人作品だったの見てかなりゲンナリ(T_T)。
全団体聴くつもりではあるが、面白くはなさそうだなあ(苦笑)。

因みにクラシックの編曲作品はコルサコフの『スペイン綺想曲』一曲のみ。
中高の先生方も生徒/奏者の皆さんも、共に技術的にも音楽的にも充実した真の良作を知らないまま演奏しているというケースが少なくなさそう。

けっこう深刻(>_<)。


PS 本日の購入コミックス×2



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2024 6月5日

2024年06月05日 | 吹奏楽
#お前ら好きな吹奏楽曲教えろ(Xより)

・スター・パズル・マーチ
・K点を超えて
・コープランド:シェーカー教徒の旋律による変奏曲
・M.グールド:バラード
・ミヨー:フランス組曲
・W.シューマン:イエス涙を流したもう時
・ベンソン:The Leaves are Falling
・ヴァイル:小さな三文音楽
・クルカ:『勇敢な兵士シュヴァイク』組曲
・アイヴズ:カントリー・バンド・マーチ
・バーンズ:ヨークシャー・バラード
・C.ウィリアムズ:交響的舞曲第3番「祭り」
・ニクソン:太平洋の祭り
・チャンス:呪文と踊り
・A.リード:音楽祭のプレリュード、イェルサレムを讃えよ
・ホルスト:一組&二組
・G.ジェイコブ:ウィリアム・バード組曲
・R.v.ウィリアムズ:イギリス民謡組曲
・F.シュミット:デュオニソスの祭り
・メンデルスゾーン:ノットゥルノ
・間宮芳生:吹奏楽のための序曲
・伊藤康英:ぐるりよざ、抒情的「祭」
・黛敏郎:トーン・プロレマス55、スポーツ行進曲
・矢代秋雄:吹奏楽のための祝典序曲「白銀の祭典」
・伊福部昭:倭太鼓と吹奏楽のための「ロンド・イン・ブーレスク」
・小山清茂:木挽歌
・シェーンベルク:主題と変奏
・ハンソン:コラールとアレルヤ、ラウデ
・ネリベル:復活のシンフォニア
・フサ:この地球を神と崇める
・大栗裕:吹奏楽のための神話
・團伊玖磨:行列幻想、奏鳴曲
・シュワントナー:そしてどこにも山の姿はない
・パーシケッティ:おお、涼しい谷間よ
・メシアン:われ死者たちの復活を待ち望む
・グレインジャーの作品群
・三善晃:深層の祭、クロス・バイ・マーチ、スターたちのアトランピック’96
・田村文生の作品群
・ケックラン:民衆のための四つのコラール

この辺で止めときますw

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2024 4月10日

2024年04月11日 | 吹奏楽
久しぶりの3コマ授業。
準備が忙しくてバタバタしてしまった(苦笑)。

さて今日チョイスしたのがパーシケッティ作品集(コーポロン&ノース・テキサスWS)



ディベルティメント、詩編、ページェント、交響曲第6番、セレナーデ第11番、仮面舞踏会、寓話第9番

この中では『詩編』(Psalm)が特に気に入っている。
もっと日本で取り上げられるべき作曲家だと思うのだが、名前すら聞いたことのない人が沢山いるのだろうな(呆)。


話は飛ぶが、件の『聴かず嫌い』の中でコーポロンについて全く触れていなかったのはやはり納得がいかん(>_<)!


PS 今日届いた本@Amazon



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2024 3月26日

2024年03月26日 | 吹奏楽
午前中から霙、雪、雨と降り続いた一日。
2月と3月逆でないかい(苦笑)?


さて昨日届いたこちら↓




これだけ充実した資料を作ってくれた事に、まずは心から感謝したい。
本当にありがたい。


しかし、言いたいことがない訳ではない。


①第2章:戦後編にH.ハンソンの名前と作品が無いのが納得いかない。

『コラールとアレルヤ』、『ディエス・ナタリス』、『ラウデ』等重要な作品を沢山書いてくれたのに、なぜ落とされたのかしら?
正直、C.T.スミスよりもよほど重要な作曲家だと思っている。


②第3章:21世紀編。この分野が一番弱いのは自覚している(苦笑)。

聴いた事の無い、知らない作品が多数並んでいるので、実際に聴いてみないと何とも言えないのは確か。
しかし、スパーク・グレイアム・アッペルモントと言った作曲家たちの、ブラスバンドからの編曲作品が少なからず入っている点については疑問に感じる。


③第5章:邦人作品編。本音を言えば日本人作曲家の作品だけで一冊作って欲しいぐらいw

全体の枠が決まっているので、セレクションが大変だったろう事は想像に難くない。
しかし、ここに岩井さんの作品が入っているのは今イチ、どころか今サン、今ヨンぐらい理解できない気がする(>_<)。

しかし、この本を読んだことで、名取吾郎や間宮芳生や斉藤高順や小山清茂や田村文生や北爪道夫や、その他諸々の邦人作品に触れるきっかけが出来たら嬉しいとも思う。


それにしても。今まで日本でこういった資料が皆無だったことの方がおかしかったのだ。
先ずは皆読んでみて(^^)b


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2024 3月4日

2024年03月04日 | 吹奏楽
怒涛の週末振り返りwその一

1日(金)は毎年恒例誕生日&卒業式がダブルでやってくる日(苦笑)。
寒い一日だったけれど、恙なく業務を終えて帰宅。
平日なのでカミさんの帰りは遅く、久々に準備した夕食はこんな地味地味メニュー。




明けて2日(土)はコロナ禍以前の2019年秋以来の仙台訪問。
お目当てはこちらでござった。



1月のオオサカ・シオンWOに続いて吹奏楽連荘。
数年前に前任校の卒業生K君が中央音楽隊からこちらに異動してきて以来、地元では何度も聴いているのだけれど、
仙台での演奏会に足を運ぶのはこれが初めて。

プログラムはこんな感じ↓



前半は全て吹奏楽のためのオリジナル作品で、しかも殆ど知られていない作品ばかり。
結構入っていたお客さんも、かなり眠い目をこすっていたのではないかしら?
実際隣に座っていたオネーさんもほぼ爆睡状態w

しかし、演奏自体はかなり気合が入っていた。
メキシコの作曲家の作品(『センセマヤ』)が面白く聴けたかな。
個人的にはプロの吹奏楽団がこのようなチャレンジング(苦笑)なプログラムを組むのは大歓迎である(^^)b


後半は一転アレンジ作品を並べて。

バーンスタインの『ディベルティメント』を全曲聴いたのは多分初めて。
バーンスタインらしいユーモアや皮肉が利いていてなかなか面白かった。
そういえば、往年の福工大付属高校吹奏楽部がコンクールで取り上げていたなあ。

トリは『アルルの女』組曲。
間奏曲のK君のA.Saxソロ、メヌエットのFlソロを始めじっくりと聴かせてくれた大人の演奏。
こういう演奏を聴きたくて行ったんだよ(^^)!

アンコールは『エニグマ変奏曲』から「ニムロッド」。
これがまた美しかった。
部活動の吹奏楽からはなかなか聴けないゆったりとした、そして繊細な響きがとても心地よかった。


終演後K君とも少し話ができたし、またK君の同級生のT君とも約30年ぶりに再会!



とても楽しい仙台詣ででありました。


PS 仙台へのお供はこちら↓



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2024 2月5日

2024年02月05日 | 吹奏楽
この時期になると聴こえてくる吹奏楽コンクールの課題曲。
昨日動画サイトで一通り聴いてみたが、特に印象に残る作品はなかったな。


先日何ということもなく、東京佼成WOの邦人作品シリーズの一枚を手に取って聴いてみた。



ぐるりよざ(邦人作品シリーズvol.2/小野田宏之&TKWO)

・マーチ『カタロニアの栄光』(間宮芳生)
・ウィンドオーケストラのためのムーブメントII/サバンナ(石原忠興)
・響宴I(保科洋)
・大阪俗謡による幻想曲(大栗裕)
・フルバンドのための「パレード」I〜V(青島広志)
・吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(伊藤康英)

どれも水準の高い、レパートリーとして取り上げられる価値のある作品だと感じた。
しかし、実際にはどうか?
今の若い世代は大栗作品以外は殆ど、いや全くと言っていいほどこれらの作品を知らないのではないかしら?

勿体ない、いや実に勿体ない。


この音源が録音されてもう30年以上が経過しているが、その間日本の吹奏楽は発展したといえるのだろうか?
相変わらずコンクール一辺倒で、しかも優れた作品の殆どは忘れ去られているのではないか???


ということでもう一枚チョイス。



飛天の舞(同シリーズvol.8/山下一史&TKWO)

1. 伊藤康英: 交響曲(1990)
2. 田村文生: 饗応夫人(1994)(オリジナル・ヴァージョン)
3. 上岡洋一: 行進曲「秋空に」(1976)
4. 團伊玖磨: 行進曲「希望」(1988)
5. 真島俊夫: 三つのジャポニスム(2001)
6. 松下功: 飛天の舞(2002)

こちらも面白い。
『秋空に』、とてもいいマーチ!
『三つのジャポニズム』は久しくコンクールバージョンしか聴いてこなかったので、オリジナル版がいたく新鮮(苦笑)。

タイトル曲の『飛天の舞』も力作。
来季オオサカ・シオンWOが定期演奏会で松下さんの作品をまとめて取り上げるらしいが、聴いてみたくなったりしてw。


そしてその後さらにもう一枚。


能面(同シリーズvol.3/小野田宏之&TKWO)

1) 間宮芳生:吹奏楽のための序曲
2) 名取吾朗:吹奏楽のための詩曲「永訣の詩」
3) 三善 晃:スターズ・アトランピック'96
4) 稲垣卓三:三つの日本民謡
5) 伊東 乾:宇宙樹の森-三群の奏者と声のための舞楽、朗詠(初演)
6) 小山清茂:吹奏楽のための組曲「能面」(全曲版初演)


自国の作品は大事にすべき。
強くそう思っている。
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2024 1月16日

2024年01月16日 | 吹奏楽
寒い寒い。
でも明日からまた暖かいという。

やっぱり雪と寒さがないと冬じゃない(苦笑)。


さて本日の鑑賞音源↓




兼田敏作品集(木村𠮷弘&大阪市音楽団)

『パッサカリア』、『ディベルティメント』、『音頭』、『組曲』、『バラードⅤ』など。


久しぶりに聴いたが、作品の持つ力を十分感じることができた。
日本吹奏楽の古典と言っていい作品がこんなにあるのに、なぜ取り上げられないのか???

もったいない。
ああもったいない。

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2023 11月26日朝

2023年11月26日 | 吹奏楽
昨夜は21時過ぎには就寝。
今朝は5時前には目が覚めましたw


さて昨日のコンサートの感想を改めて。




11月後半になってからコロナ禍以上にインフルエンザの流行が目立ち始め、盛岡周辺の学校での学年閉鎖、学級閉鎖のニュースが相次いだ。

「コロナの次はインフルエンザか。煙山小の演奏会、大丈夫かしら?」



・・・不安は的中。
コンサート前日に5年生の一クラスが学級閉鎖!となり、更に6年生の部員にも感染者が出て!!、当日12名の生徒が参加できなかったという(T_T)。
顧問のT先生、生徒たち、関係者が対応に追われたであろうことは想像に難くない。


心配しながら迎えた開幕。
確かにステージ上の人数はコンクールの時よりも少なかった。
しかし、先生も生徒たちもそんな心配を吹き飛ばすような演奏とパフォーマンスを見せてくれた。
特に人数が減ったと思われるCl,Hr,Tpのパートはよく頑張っていたと思う。

面白かったのはスーザのマーチメドレーを学年ごとに演奏した時。
4年生バンド⇒5年生バンド⇒6年生バンドと学年が上がるたびに響きがスッキリし、音楽が聴こえて来るようになる。
2年間でこれだけ成長するんだなという事がよーく分った。
そして、楽器を持って間もない4年生たち(と勿論5年生たち)は、6年生の音と演奏を目標に頑張っているんだろうなという事も十二分に伝わって来た。



前に何度も何度も書いたが、コンサートに足を運ぶのは別に上手な演奏が聴きたい訳ではない。
その時その場でしか感じられない何か、もっと言えばその瞬間その場に居なければ分からない感動を味わいたくて聴きに行く。
そして昨日もその場に立ち会うことが出来た。

コンクール自由曲として取り上げた、交響組曲『ナウシカ』。
今年は県大会、東北大会、昨日のコンサートと3度聴いた。
県大会ではゴチャゴチャして今イチ整理できていなかった部分が、東北大会ではかなりクリアになり、昨日はハッキリと音楽となって聴こえるようになっていた。
プラス、T先生が一番大事にしているであろう歌/表現の部分の演奏力も格段にUPし、彼らが伝えたかっただろう事がしっかりと伝わっても来た。
毎日毎日、日々の成長が目に見えて感じられる、これが小学校バンドの一番の魅力なんだろうな。


昨日の帰り道、何が/どこが好きで毎回このコンサートに足を運んでいるのだろうかと考えた。
多分、上手ではなくとも雑ではないところが好きなのかもしれない。
小学生たちが小学生なりに直向きに、そして手を抜かずに丁寧に音楽と向き合って懸命に演奏する。
そんな姿が見たくて、聴きたくて通っているのだと思う。


色々大変だったと思いますが、T先生、生徒の皆さん、保護者&関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
これからも応援します。
来年の新バンドも頑張ってください(^^)b



長くなってしまって失礼しましたm(__)m。


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