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元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2025 8月5日

2025年08月05日 | 吹奏楽
午前中雨が降って蒸し暑い一日。
今日も早朝に古新聞・古紙の整理を行い、リサイクルゴミの搬出をした以外はずっと引きこもり(>_<)

家族全員外出を控えておりますw


さて何となくMusicabellaさんのところでコンクールデーターベースをあれやこりやと眺めているうちに、久しぶりに習志野高校吹奏楽部の演奏が聴きたくなって、動画であれやこれやと聴いてしまった。

思えば習志野高校を初めて聴いたのは、30数年前の吹奏楽学会(当時)でのフランス音楽をテーマにしたクリニック。
最初に演奏したドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』で、冒頭のFlソロが終わってハープからHrが出て来るところで背筋がゾクッとしたのを今でもよく覚えている。
あれほど繊細で透明感に溢れた響きを吹奏楽で聴いたことはなかった。

それから一気に習志野高校マニアになり、演奏会のビデオ(VHS)とCDを通販で購入し、毎年定期演奏会を聴きにJR津田沼駅近くにある習志野文化ホールにせっせと通うようになったのだったな(苦笑)




講習会他の場面で当時顧問をされていた新妻寛先生と何度かお話をする機会を持てたのは大変幸運だった。
地方から足繁く演奏会に通う私を覚えて下さっていたようで、2000年には「是非自宅に遊びにいらっしゃい」と夢のようなお手紙まで頂いたのだったが、その年の演奏会日程が何と新婚旅行と思いっきり被ってしまい、遂にその機会に恵まれなかったのは何とも残念だった。
痛恨の極み(T_T)


その後習志野高校吹奏楽部顧問は石津谷先生(現全日吹連理事長)- 織戸先生(習志野高校OB)と引き継がれている訳だが、やはり新妻先生時代の音は別格だったと改めて思う。
前に何度も何度も書いたが、私にとって最も印象深いのは’92年関東大会(当時)での『ダフニスとクロエ』第2組曲の演奏だ。
パントマイムの後半、オーケストレーションが薄く極めて繊細なアンサンブルが求められる場面の演奏は本当に見事だった。


コンクール向け邦人作品や派手なオリジナル作品が持て囃される昨今だが、静かな美しさに満ちたビュッシーやラヴェルの作品を演奏する、いや演奏できるバンドが少なくなって来たという事なのか?
流行り廃りとは違う意味でとても残念だ。

という事で、時々習志野高校のCDやDVDを引っ張り出して思い出に浸る事にしよう(苦笑)






PS 最近の鑑賞音源↓



先日の"SOLID BRASS"のライブの際に村田さんが闘病中の渡辺香津美さんについて話していたので、音源を引っ張り出してみた。
今更だが、とにかく上手い!
そして奏でられる音楽も刺激的。

香津美さんの音源をもっと聴いてみたくなってしまったよw

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2025 8月3日

2025年08月03日 | 吹奏楽
暑い、とにかく暑い日曜日。
半分以上避暑目的で吹奏楽コンクール県大会、職場一般の部&高校小編成の部を聴いて来ました(苦笑)

県内の幾つかの一般バンドに友人、知人、前任校の卒業生達が参加しているので、その顔を見、演奏を聴くのが残り半分。
初任校の卒業生と数十年ぶり!に話が出来たり、前任校の卒業生から急に声を掛けられたりと、中々嬉しい一日でございましたな(^^)


高校でObを始めた子が今も吹いていて、念願の「韃靼人の踊り(ポーロヴェッツの踊り)」のソロを立派に演奏してくれました。
やっぱり音楽を続けてくれるのが一番です!


高校小編成の部は途中で失礼しましたが、以前とは随分様子が変わってきています。
昔は人数が少ないバンドは見るからに自信がなさそうで、出て来る音もショボいと相場が決まっていたものですが、最近は10数人位の編成でも明るく堂々と演奏するバンドが当たり前。
時代ですなあ。

然し選曲は相も変わらず邦人作品が多数。
言っては何だが、どれも似たり寄ったり感(>_<)
そんな中ネリベルの『交響的断章』(小編成用アレンジ版)を取り上げたバンドがあって、これが予想外に面白かった。
作品の力は大きいなと改めて実感した次第であります。

何はともあれ県内のコンクールシーズンは本日にていったん終了。
大会関係者並びに出演団体の皆様、酷暑の中大変お疲れ様でしたm(__)m

東北大会に出場される皆様、もうひと踏ん張り頑張ってください(^^)b



PS1 最近読み始め↓



映画は大変面白かったが、原作も面白い!





PS2 本日の注文@Amazon




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2025 7月6日

2025年07月06日 | 吹奏楽
すっかり忘れていたが、今日って「サラダ記念日」だったのね。
因みに俵真智さんは大学の同級生だったらしいですwww


さて盛岡地区大会に行ってきました。



高校大編成は当方の予想とは違う結果だったので、コンクールあるあるとは言うものの今イチ釈然としません(苦笑)
お目当ての小学校は中々よい出来。
然しまだまだ伸び代はあると見た!


実は県大会当日は大分前にチケットを買っておいた「アキラさん&仙台フィルコンサート」@一関の当日(>_<)



当日の行動計画を早めに決めておかなくては...


PS 本日のドライブのお供↓


F.ヴンダーリヒ:アリア集

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2025 6月29日

2025年06月29日 | 吹奏楽
2025 6月29日

2025/R7 吹奏楽コンクール地区予選雑感



①中学生小編成部門(12)/中学校部門(5)/高校小編成部門(5)/高校部門(3)、合計25団体中訪印作品を取り上げたのは22団体(88%)!

※大学部門(1)/職場・一般部門(2)まで合わせると28団体中邦人作品を取り上げたのは25団体(85%)

②アレンジ作品(3):『レ・ミゼラブル』(ショーンバーグ/ヴィンソン編)、『ガイーヌ』(ハチャトゥリアン/稲垣卓三編)、『イーゴリ公』より 「韃靼人の踊り」(ポーロヴェッツの踊り:ボロディン/山田雅彦編)

③作曲家の割合:八木澤5/片岡4/天野3/松下・広瀬・樽屋各2/他 田村修・阿部・江原・櫛田・鈴木英 各1(※シェルドン1)

④さすがにこれだけ纏めて最近の邦人作品ばかり聴くと、予想通り飽きた(苦笑)!県大会も大変だろうな(>_<)

⑤丸2日ほぼ全ての団体の演奏を聴いたが、Tuttiを聴いて「いい音だな」と感じた瞬間は殆どなかった。この辺り、特に中学校は練習時間削減の影響が強く出ているのかもしれない。6月末というかなり早い開催時期という事もあっただろう。

⑥一方で「上手だな」と感じたソロやフレーズを聴かせてくれたプレーヤーは少なからずいた。これからも続けて欲しいと祈るばかり。


個別の演奏についてはここで一切は触れません!w

先ずは出演団体の皆様、吹連事務局始め裏方スタッフの皆様、保護者ほか関係者の皆様、暑い中大変お疲れ様でございましたm(__)m
県大会に出場される団体の皆様、次なるステージに向けて頑張ってくださいませ(^^)b

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2025 6月24日

2025年06月24日 | 吹奏楽
今日X/Twitterで以下の投稿を読み、少し嬉しかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《2025年度 愛知県吹奏楽コンクール》

【中学生A編成 東尾張支部】
■日進市立日進西中学校
課題曲/ Ⅰ
自由曲 / 組曲「道化師」作品26より 
プロローグ、道化師のギャロップ、叙情的小シーン、エピローグ/D.カバレフスキー/鈴木英史

■日進市立日進中学校
課題曲 / Ⅱ
自由曲 / 喜びの島/C.ドビュッシー/小野寺真
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何度もここに書いたと思うが、2016年の全国大会で清野雅子先生率いる日進西中学校の『イタリア奇想曲』(チャイコフスキー)を聴いて、途端に大ファンになってしまったのだった(苦笑)
以来、前任の日進中学校の分も併せて全国大会の音源を全て集め、清野先生の演奏だけの音源を編集したものだった。

演奏も、そして選曲も共に素晴らしいの一言!
中学生たちとクラシックの名曲を丹念に、かつ丁寧に作り上げ、カットだらけの短い時間での演奏からきっちりと「音楽」を聴かせてくれる。
惚れましたwww


因みに清野先生の選んだ自由曲はこんなラインナップ↓

●日進西中
2017年 (平成29年) [自] 歌劇《リエンツィ》 より 序曲 (ワーグナー (清野雅子))

2016年 (平成28年) [自] イタリア奇想曲 (チャイコフスキー (清野雅子))

2015年 (平成27年) [自] バレエ音楽《青銅の騎士》 (グリエール (石津谷治法))

●日進西中
2015年 (平成27年) [自] バレエ音楽《青銅の騎士》 (グリエール (石津谷治法))

2014年 (平成26年) [自] 交響詩《ローマの噴水》 (レスピーギ (清野雅子))

2012年 (平成24年) [自] 歌劇《さまよえるオランダ人》 より 序曲 (ワーグナー (藤田玄播))

2011年 (平成23年) [自] 交響曲第3番《オルガン付き》 より フィナーレ (サン=サーンス (藤田玄播))

2010年 (平成22年) [自] 交響詩《ドン・ファン》 (R.シュトラウス (森田一浩))

2009年 (平成21年) [自] 交響曲第3番 より 第1楽章 (ラフマニノフ (高橋徹))

2008年 (平成20年) [自] 管弦楽のための映像 より 町の道といなかの道 (ドビュッシー (藤田玄播))

2007年 (平成19年) [自] 交響詩《海》より3. 風と海との対話 (ドビュッシー (八田泰一))

2006年 (平成18年) [自] バレエ音楽《青銅の騎士》 (グリエール (林紀人))


いや別にオリジナル作品で何でもいいのだけれど、とにかく12分間の中で「音楽」を聴きたい。
ただそれだけなのですよ(苦笑)

PS スミマセン、『国宝』の感想書くの忘れてましたw

コメント (2)
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2025 2月17日

2025年02月17日 | 吹奏楽
本日で座学の授業は終了!
いつもながら終わってみると一年経つのは早いものだ。
来週の土曜日にはもう卒業式。


年度末だなあ……。


さて聴き終わり↓



マスランカ作品集(ジェンキンス&ダラスWO)
■子供の夢の庭
■イン・メモリアム
■交響曲第4番

マスランカの名前を知ったのは、30数年前のBJ誌だったかBP誌だったかで、「神奈川県・厚木西高校の中山鉄也先生」の記事を読んだのが初めてだったと思う。
ごく普通の高校の吹奏楽部なのに、演奏会やコンクールで日本初演の作品をガンガン取り上げている、という内容だった。

興味を持って中山先生に直接コンタクトを取り、当時録音したばかりのこのCDも購入させてもらった↓


D.ウィルソンの『シャカタ』、ギリングハムの"Heros,Lost & Fallen"などその後全日本吹奏楽コンクールでも取り上げられたし、ウィテカーも『ゴースト・トレイン』がコンクールで取り上げられたことがあった筈。
先見の明があったのだろう。
先のBJ誌で、中山先生の退職を機に教え子さんたちが集まって記念演奏会を開催したとの記事を読んだ。
先生の思いがきちんと生徒たちに伝わっていたのだな。

で、マスランカの作品を改めてちゃんと聴くと、書法や構成がしっかりとしていて、きちんと鑑賞できる作品だということがよく分かる。
特に交響曲は力作&大作!
最近大井剛さんと東京佼成WOのコンビがマスランカの交響曲チクルスを続けているようだが、十分納得できる内容だ。

もっと集中して聴いてみるとするか。

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2025 1月26日

2025年01月26日 | 吹奏楽
Osaka Shion Wind Orchestra 第158回定期演奏会
指揮:飯森範親







<大作曲家の吹奏楽>(邦人作曲家編)
■ 行進曲「風に向かって走ろう」(芥川 也寸志)
■ トーンプレロマス55(黛 敏郎)ミュージカル・ソー:サキタハヂメ
■ 吹奏楽のための奏鳴曲(團 伊玖磨/編曲:時松 敏康)
■ マーチ「カタロニアの栄光」(間宮 芳生)
■ スターズ・アトランピック’96(三善 晃)
■ 巫楽-管楽と打楽器のためのヘテロフォニー[1990年版](西村 朗)

※アンコール
■クロス・バイ・マーチ(三善晃)
■祝典行進曲(團伊玖磨)


感想その一


三善さんの『スターズ・アトランピック'96』と西村さんの『巫楽』(原典版)の生演奏を聴けたのは大変貴重な機会でした。
それぞれ演奏も素晴らしかったのですが、特にも『巫楽』の、圧倒的な音響と空気感を同時体験出来たのは一生忘れられないと思います。


コンサート一曲目が芥川さんの行進曲『風に向かって走ろう』、そしてアンコール2曲目が團さんの『祝典行進曲』。
共に四拍子の作品だったが、昨今の所謂「課題曲マーチ」とは圧倒的に出来が違うのを改めて感じさせられた。
まあ比べるのが失礼なのだけれども(苦笑)


後半の最初に演奏されたのが間宮さんの『カタロニアの栄光』、そしてアンコールの一曲目が三善さんの『クロス・バイ・マーチ』。
この2曲が吹奏楽コンクールの課題曲であった事は大変重要。アマチュア作曲家の作品を積極的に取りあげるよりも大切なことがある筈では!?


昨日は特に打楽器セクションがよかった。
『スターズ・アトランピック』では何かとても楽しげに演奏しているように見えたし、『巫楽』では特殊楽器がズラッと並ぶ中、西村さん独特の音楽世界を時に背後から支え、時に前面に出てバンドを引っ張っていた。
ブラボー!!


書くことが沢山あり過ぎるので(^^;)、今日はここまでm(__)m


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2025年1月25日

2025年01月25日 | 吹奏楽
只今東北新幹線の車内。
オオサカ・シオンWO@シンフォニーホールのコンサートを聴いて来た帰路でございます。

昨年のグレインジャー・プロに優るとも劣らぬ素晴らしいコンサート👍👍👍
詳しくは明日ということで😅
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2025 1月24日

2025年01月24日 | 吹奏楽
今日は朝9時からの仕事があったため、早出-早帰りの一日。
そして明日はもっと早いので、今日も早めに休みます(苦笑)

明日は本来秋山和慶さんの指揮するコンサートを聴きに行く予定でした。



しかし、自宅で転倒して重傷を負ったことから急遽降板となり、遂に引退するとの報道が(T_T)!?

残念無念......( ノД`)


しかし、コンサートには行ってきます!



詳細は帰って来てからm(__)m

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2025 1月20日

2025年01月20日 | 吹奏楽
久しぶりに買ったBJ。



毎年恒例の「吹奏楽コンクール自由曲集計」@MusicaBellaさんが読みたかった。

もう50年近く吹奏楽コンクールと付き合ってきているが、この集計にも見事に時代性が現れているのを実感する。
私が中学校の頃の自由曲一番人気と言えば、ヴェルディの『運命の力』序曲だった。
今の若い世代には全く通じないだろうなあ(苦笑)


瞬間的に『カルミナ・ブラーナ』やプロコフィエフの『ロメオ&ジュリエット』が大流行したり、R.シュトラウスやラヴェルが盛んに取り上げられたり、天野正道作品や鈴木英史編曲のオペレッタ作品がずらり並んだりと、色々な流行り廃りがあったのをよく覚えている。
そうそう、少人数バンドと言えば「シェルドン、ハックビー、スウェアリンジェン!」なんて時代もあった(苦笑)


最近で言えば「コンクール向け邦人作品」の大流行か。
吹奏楽の世界も「少子化/少人数化」の流れが止まらない中、分かりやすく取り組みやすい作品が選ばれるのも分からなくはない。
しかし、それらの作品のクオリティが決して高くはない(と感じられる)ところに問題がある。
特にも小中高校の生徒たちが長時間多くのエネルギーを割くのに相応しい(と思える)作品がどれほどあるだろうか???


最近もどこぞのプロバンドが「『映える!』自由曲を徹底解説&模範演奏」などというテーマのコンサートを企画していたようだが、その姿勢には甚だ疑問を感じる。
音楽は「効果的」でなければならないのか?
「映える」ものがコンクールで有利なのか?????

こんなコンサートが罷り通っているうちは、吹奏楽コンクールが「音楽」で評価されるようになる日はまだまだ遠いことだろう。


いかん、やっぱり愚痴になってしまった…。




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