元!吹奏楽部顧問の日常 

顧問を離れて早数年。今やただの音楽&ラグビー大好き親父です。

2024 7月24日

2024年07月24日 | 音楽
暑さも一段落かな。

なかなか書けなかったことを少しまとめよう。



先週末、娘が小中とお世話になったピアノの先生のコンサートに行ってきた。
お客さんはウチの夫婦を含めて高齢者中心に百数十人と言ったところか。
ソロコンサートも3回目ということで、今回はプログラムもかなり趣向を凝らしたらしい。

前半はスカルラッティ→モーツァルト→ベートーヴェン→ショパン&シューベルト→ラヴェル→再度ショパン、という流れ。
当たり前だが、これらの作品をちゃんと弾き分けられるピアニストというのは大したものだなあ。
ラヴェルの『水の戯れ』など生ではなかなか聴けない作品なのでとても面白かった。

後半は映画音楽や往年の名曲、ヒット曲など。
楽しく聴けたが、やはりクラシックとは違う技術が要求されているのもよく分かる。
ピアソラの『リベルタンゴ』など、アレンジも凝っていてかなり練習された様子が伝わってきた。

ラストはリストの『ハンガリー狂詩曲第2番』、アンコールはショパンの『革命』で締め。
MCもほぼ完ぺきで、ちょっと時間が長かった(休憩込み約130分)のを除けばとてもいいコンサートだった。

しかし、考えさせられたこともある。

世界中に数多いるピアニストにとって、「作品が弾ける」ことは単なる出発点でしかなくて、その上で「どう表現するか」が問われる。
上手いだけではお話にならない。


全国で吹奏楽コンクールが開催される夏。
果たしてどれくらいのバンドが「上手な、欠点の少ない演奏」/「金賞GET!」以外の目標を持っているだろうか?
コンクールである以上結果を求めるのは当然だが、それ以上に「音楽」をどれだけ追及しているだろうか?

今週末と来週末、それぞれコンクール県大会を聴きに行く予定だが、どれだけ音楽的な演奏が聴けるのか、期待と不安が交錯している。
昔と違って今はとても丸一日聴き通す気力も体力もない(苦笑)。
一団体でも多く「音楽」を聴きたいと心から願う。



②本日の鑑賞音源①↓



フサをまとめて聴くのは随分と久しぶり。
改めて向き合うと、実に骨太かつ緻密な作品が多い。

こういう作品こそ、大学以上の大人のバンドに取り組んで欲しいものだ。
コロナ禍以前に聴いた、大井さん&東京佼成WOのコンビによる『この地球を神と崇める』の演奏は今でも鮮明に覚えている。




PS 同②



WAM:Fl四重奏曲集(Fl:ニコレ 他)

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