今日、色々とお世話になっている北海道教育大学岩見沢キャンパスの渡部研一先生の「部活動地域移行化における吹奏楽部の新たな活動パラダイム構築のための根源的重要要素の考察」という論文を読ませていただいた。
中学校の部活動における地域移行がいよいよ動き出してきたところに向けての考察。
当たり前だがかなり鋭い内容。
長くなるので詳述は避けるが、要は今までとは違う価値観を持って吹奏楽に向かい取り組む必要があると仰っているのだ。
海外のバンドの音源をメインに聴いていると、日本では殆ど、いや全く知られていないような作品が当たり前のようにスタンダードなレパートリーとして演奏されている。
それぞれの国の特徴、個性が生かされた編成と演奏を聴かせてくれるアマチュアのバンド。
アマチュアにはできない選曲、プログラミングで聴かせてくれるプロフェッショナルなバンド。
日本の吹奏楽は、こと演奏技術だけを見れば世界トップレベルにあるのだと思う。
しかし、「音楽」&「カルチャー」としての吹奏楽は殆どガラパゴス化していると言っていいだろう。
何より21世紀になっても依然として12分という制限時間に縛られたコンクールからは、クラブ活動の発表の場以上の価値は生まれて来ていない。
吹奏楽が当たり前の音楽として聴かれるように早くなって欲しいと切に願う。
ということで、ここ数日の鑑賞音源。
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バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ全集(Va,d.g:クイケン、Cemb:レオンハルト)
時々聴きたくなる古い時代の音楽。
こういった音や演奏を聴いていると、「気持ちを込めて」とか「◎◎の場面を連想して」といった言葉だけでは表現しきれない音楽があることを強く実感する。
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愛の練習(宮川彬良&アンサンブル・ベガ)
かなり昔のことになるが、Eテレの『クインテット』で随分お世話になったアキラさんとアンサンブル・ベガの音源を初めて買った。
先日のオオサカ・シオンWOのコンサートで殊の外印象的だったCbが、こちらで弾いている新真二さん(前大阪フィル首席)と聞いて改めて興味を持ったからだ。
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演奏もアレンジもともに素晴らしい。
Pfと八重奏(弦五部、Cl、Fg、Hr)の編成で何でも演奏できちゃう(驚)!
シューベルトが編み出したこのアンサンブルは文字通りの「小さなオーケストラ」なんだな。
後でもっと音源買おう(^^)。
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STOCKHOLM SYMPHONIC WIND ORCHESTRA/MORTHENSON・DAHL・GREGSON・KEURIS
ダールのSaxコンチェルト以外は初めて聴く作品ばかり。
しかし、内容は充実している。
1992年の録音か。
最近も活動しているのかしら???
PS プラスして現在鑑賞中の音源たち↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/5d/6e4ce456226c7388b413891a8e3c94bb.jpg)
FICTION(EBENE QUARTETTE)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/64/3ccbaa6b708da5e2832ce79ade280927.jpg)
PORGY AND BESS(Mel Torme,Frances Faye 他/D.エリントン・オーケストラ 他)