笑死小辞典に載っていたペトリュス・ボレルの墓碑銘

「笑死小辞典」(フィリップ・エラクレス/編 リオネル・シュルザノスキー/編 ケルルルー/挿画 河盛好蔵/訳 立風書房 1988)という、墓碑銘や死についての逸話などをあつめた本を読んでいたら、ペトリュス・ボレルの墓碑銘がでてきたのでメモ。

「君が死んで、君の骨を
 土のなかに運ぶだろうとき、
 蛆でも嫌う死骸のあることを
 人は初めて見るだろう」

この墓碑銘のタイトルは、「ある批評家のために」。
作者は不明。
「リカントロープ(狼人)」と称したひとにふさわしい墓碑銘だ。

ボレルの小説は、「解剖学者ドン・ベサリウス」(ペトリュス・ボレル 沖積舎 1989)だけ読んだことがあって、以前メモをとった。
読んだら、こんどは主人公のヴェサリウスが気になって、「謎の解剖学者ヴェサリウス」(坂井建雄 筑摩書房 1999)を読んで、またメモをとった。

メモをとるという行為はくせになるものだ。

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