かぶれの世界(新)

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手の平返しのコロナ報道に思う

2020-05-28 12:01:47 | ニュース
日本のコロナ対策が成功したと評価する海外メディアの報道が大量に流れて来て、連日政府非難の報道をしてきた日本マスコミが遂に手の平返しした。特に繰り返し強めの非難を続けて来たテレ朝とTBSに注目してきたが、今朝のテレ朝の番組を見てそうは言わないものの全面降伏したと受け止めた。

私は早い時期から欧米の絶望的に増えていく死者数に比べ、日本の死者数が極めて少ない事を指摘し何度も調査すべきと指摘した。だが、日本のマスコミは欧米マスコミの日本非難、特に検査数が極端に少ない、を繰り返し取り上げまるでコロナ対策が上手く行ってないように報じた。

お笑い番組で今やタレントの杉村太蔵氏が死者数に注目せよと発言し、他の出演者からスルーされる場面を偶然見た。物事を違った角度から見直す良い指摘だと思ったが、これがマスコミが作りあげた日本の世論だと残念に感じた。一方、マスコミは日本人に危機感を持たせコロナ対応を徹底させたのも事実なのだが。

総合すると私はこの報道の在り方に危機感をもって何度か投稿した。目の前に具体的なデータが豊富にあるにも拘わらず、まともな評価分析をせず国民の目を間違った方向に向けた。視野の低さは日本民族の遺伝的体質だ。私は世論を煽って第2次世界大戦に突入させた戦前の新聞まで持ち出して目を覚ませと指摘した。

しかし、彼等に自から考えを見直して方向付けすることが出来なかった。WHOのコメントと海外メディアの手の平返しの評価が出て初めて報道を変えた。分かり易く言えば、外人に言われて初めて考えを変えた(外人に弱い)。これって、成績は良いけど頭の固い優等生の陥り易いパターンだ(単にバカかもしれないが)。

一旦走り出したら(多分、編集委員長とかの社の方針)中々変えられない、それも日本の特徴の一つかも知れない。しかし、私が戦争まで持ち出したのはこういうやり方が極めて危険だからだ。データに基づき事実の本質は何かを探り国民に知らせる。それがマスコミのあるべき姿、出来ないのなら失格だ。

いつも正しい判断を続けるのは難しい。それを避ける為には事実の報道に徹し、事実の評価については複数のコメンテータ(専門家が必須)意見を交換させることだ。マスコミお抱えのコメンテーターにだけ意見を言わせると、間違えた時の傷は大きい。ましてや芸人や俳優などタレントの素人意見は扱いに注意すべきだ。

最後に、手の平返しの報道もやらないよりはまだマシと思う。知らん顔してスルーされると国民に事実を伝える役目のマスコミが故に無責任だ。コロナ報道で間違いばかり報じた訳では決してなく、沢山の重要な提案もあった。信頼を取り返す為には手の平返しは良いスタートかも知れない。何故そうなったか反省すべき、それがないと「慰安婦問題」みたいに尾を引く体質が残される恐れがある。■
コメント (1)
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