さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

さすらいの風景 エスナ閘門

2010年12月17日 | 海外旅行
エドフからルクソールに向かう途中、エスナの町があります。この町の郊外には、プトレマイオス朝時代のクヌム神殿がありますが、ナイル・クルーズ船の観光コースには含まれておらず、そのまま通過してしまいます。

エスナには、夜になってから到着しました。



エスナには、ナイル川の水量を調整するダムがあり、クルーズ船は閘門で通過します。

下ってきて最初に通過するのは、旧エスナ閘門です。



前の船に続いて、船の幅ぎりぎりの通路に入っていきます。



旧エスナ閘門は使われておらず、門が閉められることもなくそのまま通過していきました。



続いて現れるのが、新エスナ閘門です。二列の閘門が並んでいます。



新エスナ閘門は、1989年に着工して、5年後の1994年に完成しました。



上流側水門と下流側水門に挟まれた閘室の全長は160メートル。全幅は17メートル。

ギリギリの幅の通路に船は入っていきます。



ナイルのクルーズ船は通常、全長70メートルで統一されており、閘門には二隻一度に入ることができます。



閘門に船が入ると、門が閉められます。

向こうに見えるのはエスナの町です。



門が締め切られると、みるみる水が無くなっていきます。



船の4階にあたるサンデッキが一気に閘門のプラットホームの高さに迫ってきました。



ダムの上流部と下流部の水面の高さの差を、この閘門の通過で調整しています。



水の排出が終わると、前の門が開いて船は出ていきます。



閘門通過の作業時間自体は30分ほどで終わりました。

日本では、このような閘門を船で通過する機会には出会えませんね。



新エスナ閘門のネームプレートです。



新エスナ閘門を通過すると、下流部には、膨大な数の船が通過待ちをしていました。

私たちの船は、待ちもほとんどなく通過しましたが、こみ合うと何時間も待たされるようです。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さすらいの風景 ナイル・ク... | トップ | さすらいの風景 ガラベーヤ... »
最新の画像もっと見る

海外旅行」カテゴリの最新記事