さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
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さすらいの風景 コパン遺跡 その7

2018年05月02日 | 海外旅行
コパン遺跡見学の最後にグラン・プラサにやってきました。広々とした広場にステラ(石碑)が並んでいます。

神殿4の北側には、13代18ウサギの立てた7本の碑文が並んでいます。碑文は、C,F,4、H,A,B,Dの順に、711~736年の間に造られています。以下、その順番に見ていきます。置かれた場所については、マップを参照ください。



石碑4に刻まれた13代18ウサギ王を表わす神聖文字。



石碑C。

13代18ウサギ王は、世界樹に模して刻まれており、神々に代わって王が宇宙を支え続けることを現しています。



石碑Cの前には双頭の亀を模した祭壇が置かれています。



石碑F。

13代18ウサギ王は、明けの明星に関連付けられるジャガー神の姿で表されています。保護のために設けられた屋根のために影ができてみにくくなっています。石碑の目には、ジャガーの顔が彫られ祭壇が置かれています。



石碑4.

放血儀礼に用いられた縄が、膝下から背面に回って碑文を飾り、前面に戻って腰布の中でペニスを貫いて王の血を含んだ縄が下に垂れ下がっています。 儀礼を行って大地に活力を与え、世界の均衡を保っていることを示しています。



石碑4の前に置かれた祭壇。



石碑H。

世界創造の神であり、世界を支える柱の役割を持つトウモロコシの神に扮した13代18ウサギ王が描かれています。




石碑Hの前に置かれた祭壇。東西面に動物の顔が描かれ、上部には放血儀礼の縄が結ばれまています。



石碑A。

これはレプリカで、オリジナルは、石彫博物館に収められています。

王は、コパンの守護神の姿で自己犠牲を行い、頭飾りの上にあるトウモロコシの神の頭からはトウモロコシの芽が伸びており、死からの再生と 聖なる存在としての神格化が表されます。



石碑B。

王は、コンゴウインコの山と呼ばれる聖なる大地ウィッツからチャーク神の姿で現れ、祖先に香を撒き血を捧げてコパンの繁栄を祈願しています。



石碑D。

13代18ウサギ王最後の碑文です。王は、自己犠牲を行い、カウィール神から啓示を受けています。老いた太陽神かトウモロコシの精霊のように現された王は四匹の幻視のヘビに囲まれ、ヘビの口からは稲妻と王権や生命の神であるカウィール神が出現しています。



石碑Dの前に置かれた大地の怪物ウィッツが彫られた祭壇。



グラン・プラサの神殿4の南側に置かれている石碑3。

この石碑は、コパン王朝で最も長命の王として知られる12代煙イミッシュ王によって立てられました。コパンで初めて両面に王の肖像が彫られた石碑で、この様式は次の18ウサギ王の石碑に引き継がれました。顔の部分が両面とも崩れているのが残念です。

コパン遺跡の石碑は、精緻な彫刻が施されていますが、その姿かたちが独特なため、説明を読んでも理解することが難しくなっています。、



参考のため「地球の歩き方」よりコパン遺跡マップ。



コパン遺跡の見学を終えて、この夜はコパン・ルイナスの街ではなく、遺跡近くの一軒ぽつんと立つクラリオン・ホテルに泊まりました。



客室。



プールも備えたホテルですが、団体客は我々だけで、個人旅行者が数名いるだけでひっそりしていました。

これでホンジュラス内の観光は終わりで、翌日はグアテマラに戻ることになりました。

実は、ホンジュラスは、殺人発生率が世界一高く、世界で最も治安が悪いとも言われています。コパン遺跡からそう遠くない所にホンジュラス第二の都市のサン・ペドロ・スーラがありますが、この街は「世界で一番治安の悪い都市ランキング」で常に1、2位を占めています。

2017年のランキングでは、
第1位 カラカス(ベネズエラ)、第2位 サン・ペドロ・スーラ(ホンジュラス) 第3位 サンサルバドル(エルサバルドル)となります。さらに第6位 テグシガルパ(ホンジュラス)で、ホンジュラスからは二つがランクインしています。

ホンジュラスでは、銃規制が無く強盗は銃を携行しており、ギャング関連の殺人事件が多発しているようです。

コパン遺跡の観光では治安に不安は感じませんでしたが、ホンジュラスでの滞在は最小にしてグアテマラに戻るのが無難なようです。グアテマラも決して治安の良い国とは言えないようですが。

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