さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 トビリシ その4

2016年09月01日 | 海外旅行
旧市街地を歩いていくと、シオニ大聖堂が現れました。



入口に置かれていた石板。シオニ大聖堂と書かれているのだろうと思います。聖ニノの十字架のシンボルが刻まれています。



聖堂を取り巻く庭の隅には、ベンチが並べられていました。



イスラム教のモスクでよく見かけるように、礼拝の前の清拭のために用いるのか、水道の蛇口が並んでいました。



鐘楼。



シオニ大聖堂は、新築されたツミンバ・サメバ教会に移されるまで、グルジア正教の総本山として使われてきました。創建は6世紀で、何度かの再建を重ねて、現在の建物は13世紀ごろに造られました。シオニの名は、エルサレムの聖シオニ山に由来します。現在も聖ニノの十字架が納められているといいます。



聖堂への入口。



入口のアーチには、聖母子像が飾られていました。



聖堂に入ると、目が暗さに慣れるのに少し時間がかかりました。



正教会特有のイコノスタシス。



奥の至聖所では、司祭が祈りを捧げていました。



正教会では、信者が祈祷する場所である聖所には椅子が置かれておらず、立ったまま礼拝の儀式を行うことになります。



壁から天井のドームにかけて絵がびっしりと描かれていました。







聖ニノのイコン。

聖ニノはグルジア限定の聖者なので、このシオニ大聖堂で見納めになります。



聖母子像。



別の聖母子像。



扉の上にも絵が描かれていました。



明かり採りの周りに十二使徒が描かれていました。



グルジアの王様と聖者でしょうか。




外に出て、ムトゥクヴァリ川(クラ川)側からシオニ大聖堂を振り返りました。



聖堂の前に置かれていた石の十字架。



前庭に置かれていた像ですが、鳥が上にいることからすると、「小鳥に説教する聖フランチェスコ」の像でしょうか。正教会において聖フランチェスコが信仰されてのかどうかは判りませんが、彫刻家がエピソードに触発されて作品を造った可能性はあります。

これで、トビリシの観光も終わりになり、アルメニアの首都のエレヴァンへと移動することになりました。

もう少しトビリシの市内観光を行いたかったですが、短い日程のこともあって仕方がないですね。
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