さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 トビリシ その3

2016年08月31日 | 海外旅行
メテヒ橋を渡ると、旧市街地の入口になるゴルサガリ広場に出ます。

古都としての趣充分で、マルコ・ポーロもこのような眺めを見たのかと、想像しました。



ゴルサガリ広場から小路に入ると、観光客向けのレストランが並んでいました。



金属製の看板がおしゃれです。右側はグルジア文字のようですが、針金を曲げて造れる形なのが面白いですね。



通りいっぱいに屋外席が造られていました。夜は賑わいそうです。



一瞬なんだと思って見てしまう、オブジェ。



白馬の木製看板。年季が入っているようです。



ステーキハウスかな。ジョージア牛というのは、ブランド牛なのでしょうか。



小路を抜けると、タマダ(宴会部長)の像が置かれていました。オリジナルは紀元前10世紀の5㎝しかない小さな像だといいます。

「タマダ」とは、グルジアにおいて、宴会を仕切ったり、盛り上げたりする宴会部長的な役を果たす人です。グルジアの宴会では、まず神への乾杯を行い、その後も、タマダの先導で何度も乾杯するが習わしと言います。

このような酒のみの習慣が昔からあったというのも、イスラム化が普及しなかった理由の一つになったのでしょうね。



タマダ(宴会部長)の像の前からは、店が並ぶ通りが始まっていました。



寿司店のようです。リアル・寿司と書いてありますが、どのような物が出てくるのか、味以外の興味が沸いてきます。



レストランの入口に置かれた人形。



催し施設の案内板ですが、上に置かれた方向指示がいい感じです。グルジア文字で、読めないけど。



シナゴーグ(ユダヤ教会)。1904~1911年にかけてユダヤ人によって建造されたものです。



入口には、ユダヤ教のシンボルであるハヌキヤ(九枝燭台)とダビデの星が飾られていました。



屋根の上の飾りは、メノーラー(七枝燭台)ですね。



門には、ユダヤ教の習慣の一つであるメズーザーが取り付けられていました。



メズーザーは、ユダヤ教の礼拝文を入れた筒を門に斜めに取り付けたもので、ユダヤ教徒は、家に入るごとに、メズーザーに手を当てて祈る必要があります。



残念ながら、お祈りを行っているようで、中には入れませんでした。



最近亡くなった、ジョージアで有名な女優の像が公園に置かれていました。



古くからあるパン屋を見学しました。



パン生地を台にのせます。



窯の壁に押し付けます。



焼きあがったパン。



ナンといった方が良いですね。ガイドさんが買ったものをひと切れ試食させてもらいました。



パン屋の前に歴史博物館になっているキャラバンサライがありました。残念ながら、閉館中で、外から見るだけになりました。



壁の飾りは、ヘルメスのシンボルのようですが、商人、交易、交通、市場の守護神としての意味でしょうか。ギリシャ神話の登場は唐突という感じもします。
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