さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アユタヤー その5

2011年08月24日 | 海外旅行
ウィハーン・プラ・モンコン・ホビットで大仏を拝観した後に、隣接するワット・プラ・シーサンペットを見学しました。



ワット・プラ・シーサンペットは、王室の守護寺院で、1491年に建立されました。1500年には高さ16mで171kgの黄金に包まれた仏像が建造されましたが、ビルマ軍の侵攻によって跡形もなく破壊されてしまいました。現在は、15世紀のアユタヤ中期に建てられた三人の王の遺骨が納められた塔が並んでいます。



塔の周りには、大伽藍の跡だけが残されています。



柱や壁が一部残された遺跡の中を回ります。



周囲にも小さな塔が並んでいます。





半周した所で、塔の台座にのぼりました。



階段は急で、足元に注意が必要です。



台座部分から見下ろしたところ。



塔の中間部の入り口まで登って、中をのぞきました。暑さもきびしく、階段の上り下りで汗がしたたりおちました。





中に仏像が納められているところもありました。



伽藍跡を見下ろしたところ。



これは、ワット・プラ・シーサンペットに向かい合うワット・プラ・ラームの仏塔です。中に入りませんでしたが、ワット・プラ・シーサンペットとは違った形の仏塔です。

ワット・プラ・シーサンペットの仏塔は、ベル形の上に尖塔が載っており、スリランカから伝わりたいで発達したチェデイと呼ばれる様式です。

これに対し、このトウモロコシのような形のものは、クメール様式のプラーンと呼ばれるものです。

これらの仏塔は、同じく仏教を信仰する中国や日本では見られず、異国に来たという実感が強まります。
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