![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a1/a6b90c5dd0430303ad283dedf6964a5f.jpg)
莫高窟の中は撮影禁止のため、見た窟の番号は記録してきたものの、何を見たのか記憶も薄れそうです。
自分自身のためにも、見たものを写真集よりまとめておきます。
まずは、第16窟に入りました。清代に造られた九体の塑像が置かれており、西夏時代の壁画がありますが、ここでの見どころは入り口右側にある側室の第17窟です。
1900年にここに閉じ込められていた多数の経典や仏画、古文書が発見され、「蔵経洞」とも呼ばれています。
井上靖著「敦煌」は、ここでの発見をもとに、話を膨らませたものです。
この第17窟は、高僧洪べんの像を納める御影堂として造られたもので、以前は第365窟に置かれていた像が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/c7/51c5cd2755c67b5e0a262675004cb547.jpg)
第17窟の壁には、在家の子女で、晩唐当時に流行した男性の装束を着ています。日本の古い絵でも見ることができたような絵ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3b/50893f364961f39af13806ad6d464be9.jpg)
続いて第328窟。
盛唐に造られた窟で、八体の塑像が並んでいます。本来は九体の像が並んでいたのですが、左手前の像は、アメリカのウォーナーによって持ち去られて、ハーバード大学の美術館に展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/9a/04c5d0d2dc29d0eaba93aa017c381143.jpg)
第328窟の中央に置かれた座仏です。ひげを生やした姿は、日本の仏では見られない顔つきです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/8c/e8ae1a609beab04fd186fdb82feb1280.jpg)
第328窟の右側に置かれた半跏菩薩像です。その左にいるのは、迦葉の像。
釈迦の弟子のうち、とくに優れていたものを十大弟子と呼びますが、迦葉(かしょう))は、苦行に耐え、修行の戒律を守るという特質をもっています。仏師の想像力をかきたてるのか、ほおのこけた老人の姿として、菩薩像と並ぶのが、多くの窟で見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/69/4ab4ca871e2f85a7b3529226b15b83f0.jpg)
第328窟の左側です。半跏菩薩像の脇に立つのは、阿難です。釈迦の世話をし、その言葉を全て記憶しているという特質をもっています。迦葉とは対処的に、若い美男子として、現されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/24/e50d16f81757fd7e4da524df6092af2e.jpg)
第329窟は、初唐に造られた壁画が見どころになっています。これは天井画ですが、中心の蓮花の回りを飛天が飛びまわっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/60/37631e264e33a222f3cd2a61886c8fa6.jpg)
飛天の部分図です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bb/5cbd0bd1ee99d23b6cb20cd99a5ba396.jpg)
また、第329窟の壁には、釈迦の物語が描かれています。悉達多王子は、出家を志しますが、城に閉じ込められます。ある夜、悉達多王子の乗った馬を、力士が支えて空を飛んで脱出します。飛天もそれを祝って、音楽を奏で、花をまいています。
なお、左下の頭を見せている白塗りの仏は、後世に修復されたもので、七体が並んでいますが、価値は少ないとされています。仏像の移り変わりという点では、興味深く増したが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/51/4b635d42a85d980330e27cc21c4eeab5.jpg)
第259窟には、莫高窟初期の北魏時代の仏像で、修行座禅する姿を現しています。穏やかな顔つきをしており、莫高窟でも代表的な仏像になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/5f/6cd01b1bc78029a663ed7c7a6bb3be62.jpg)
第249窟は、西魏時代の壁画が見事です。莫高窟でも初期に描かれたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/bc/77c348bb6741dce7548534963ebe4222.jpg)
第249窟に描かれた阿修羅像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/dc/4882e7aaab94a1d6cb63ed9a6f0c46ce.jpg)
第249窟に描かれたこの絵では、力士が願いがかなうという如意宝玉を奪い合っています。
莫高窟の壁画で、黒い縁取りで人物が描かれている絵が多く見られますが、これは鉛丹と呼ばれる赤色顔料が変色したものです。本来は、赤いぼかしを入れたものが、黒い縁取りに変わっていますが、それはそれで、一緒独特の趣を見せています。
ヨーロッパに敦煌の壁画が紹介された時、当時流行っていたフォービズム(野獣派)の絵のようだと、人々を驚嘆させたといいます。興味のある人は、ルオーの絵と比べてみてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/64/35ff78fc439b091615913d0edf0483a2.jpg)
第96窟の北大仏。九層楼の内側に置かれています。
初唐に造られた大仏ですが、清代に補修されて、白い顔つきに変わっています。高さ34.5mde、窟に入ると、見上げることになります。なお、奈良の大仏は、高さ14.7mです。
北大仏は、現在でも地元の人の信仰の対象になっているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/24/a30ba94598b6b90e1400abfdfd4a83a8.jpg)
第172窟の見どころは、盛唐に描かれた、透視画法を使って描かれた観経変相の壁画です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/51/6263ce130c07019cff01bf97ea71eb6d.jpg)
これも、第172窟の壁画です。無量寿仏を中心にした極楽世界が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ee/4f1177aa2db6d048e253765b860c4d5a.jpg)
第130窟の南大仏。
盛唐の時代に造られた弥勒大仏で、手の部分の修復以外は、当時の姿をほぼ保っています。高さは29mあります。現在は、足元部が工事中のため、崖の中段より、顔の近くで眺めることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e7/4d06261676bd78835a9f3d75d3f7163f.jpg)
第148窟。盛唐に造られ、身長17mの巨大な涅槃像が置かれています。涅槃仏の背後には、83体の塑像が置かれています。ただ、この涅槃像は、修復が加えられて顔つきが変わったため、この後で見学した158窟の涅槃像よりは、評価が低くなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/0e/1fa0484e76e08d06461f88fd817b76cb.jpg)
第148窟の壁には、莫高窟で最大の面積を持つ涅槃経変の壁画が描かれています。
ここまでは、午前中に見学した一般窟です。
莫高窟には734の窟がありますが、一般入場券で見られるのは、そのうち40窟で、その他に別料金を支払う必要のある窟があります。
雨のために、午後の見学が危うくなったため、そのまま見学を続行して見たのが、以下のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bc/0e1732d6e569701dcbf6cfa1559b1bf6.jpg)
第158窟には、第148窟と並ぶ巨大な涅槃像が置かれています。中唐に造られたもので、その穏やかな顔つきには引き込まれます。
また、涅槃像の背後の壁一面には、釈迦の入滅を悲しむ、弟子や諸国の王の姿が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ff/656298d80afc37b07a1015c3ae1b85d7.jpg)
第158窟の壁画のうち、涅槃像の足元に描かれている絵です。頭の部分に描かれている釈迦の弟子たちは、悲しみのうちにも、釈迦の復活を信じて穏やかな表情を浮かべているのに対し、諸国の王達は激しい悲しみに討ちひしがられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3f/9053d1930ae7d9958c21d8d779fb3c0f.jpg)
また、第158窟の壁画には、美しい飛天も多く描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a7/64f99a120c034dc50e9b64f0dff016f0.jpg)
これも第158窟の飛天です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/74/87219355362afa02fe4b65be8b466aba.jpg)
第57窟に描かれた樹下説法図です。初唐に描かれたものですが、左に立つ菩薩像は、莫高窟の壁画を代表するものになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8f/2e4b82951f185f560d2d8b4548f17962.jpg)
頭を少し傾け、色白の顔は宗教画を離れた甘美な表情を見せています。
壁画全体を見ると、黒変した仏や菩薩も見られることから、この観音像だけが、元の色を保っていることは、描いた画家の技法が違っていたことに由来するのでしょうが、奇跡のように思われます。
この絵を見るためのシルクローロの旅であったといっても良いかもしれますん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d3/686ae7f20d644c31978f82498781595c.jpg)
第45窟。盛唐に造られた窟です。本尊を中心に、七つの像が並べられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b4/1c5aa426792a0d41218e86b34b87efcb.jpg)
特に、左右の菩薩像は、謎めいた微笑みを浮かべています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b9/aa7e241750f0cb26f4012038dc41be05.jpg)
莫高窟で今回見た三つの特別窟は、見逃したら後悔するであろうというものばかりでした。
美術を愛好する者ならば、この莫高窟は是非とも訪れるべきでしょうね。
自分自身のためにも、見たものを写真集よりまとめておきます。
まずは、第16窟に入りました。清代に造られた九体の塑像が置かれており、西夏時代の壁画がありますが、ここでの見どころは入り口右側にある側室の第17窟です。
1900年にここに閉じ込められていた多数の経典や仏画、古文書が発見され、「蔵経洞」とも呼ばれています。
井上靖著「敦煌」は、ここでの発見をもとに、話を膨らませたものです。
この第17窟は、高僧洪べんの像を納める御影堂として造られたもので、以前は第365窟に置かれていた像が置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/c7/51c5cd2755c67b5e0a262675004cb547.jpg)
第17窟の壁には、在家の子女で、晩唐当時に流行した男性の装束を着ています。日本の古い絵でも見ることができたような絵ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3b/50893f364961f39af13806ad6d464be9.jpg)
続いて第328窟。
盛唐に造られた窟で、八体の塑像が並んでいます。本来は九体の像が並んでいたのですが、左手前の像は、アメリカのウォーナーによって持ち去られて、ハーバード大学の美術館に展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/9a/04c5d0d2dc29d0eaba93aa017c381143.jpg)
第328窟の中央に置かれた座仏です。ひげを生やした姿は、日本の仏では見られない顔つきです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/8c/e8ae1a609beab04fd186fdb82feb1280.jpg)
第328窟の右側に置かれた半跏菩薩像です。その左にいるのは、迦葉の像。
釈迦の弟子のうち、とくに優れていたものを十大弟子と呼びますが、迦葉(かしょう))は、苦行に耐え、修行の戒律を守るという特質をもっています。仏師の想像力をかきたてるのか、ほおのこけた老人の姿として、菩薩像と並ぶのが、多くの窟で見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/69/4ab4ca871e2f85a7b3529226b15b83f0.jpg)
第328窟の左側です。半跏菩薩像の脇に立つのは、阿難です。釈迦の世話をし、その言葉を全て記憶しているという特質をもっています。迦葉とは対処的に、若い美男子として、現されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/24/e50d16f81757fd7e4da524df6092af2e.jpg)
第329窟は、初唐に造られた壁画が見どころになっています。これは天井画ですが、中心の蓮花の回りを飛天が飛びまわっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/60/37631e264e33a222f3cd2a61886c8fa6.jpg)
飛天の部分図です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/bb/5cbd0bd1ee99d23b6cb20cd99a5ba396.jpg)
また、第329窟の壁には、釈迦の物語が描かれています。悉達多王子は、出家を志しますが、城に閉じ込められます。ある夜、悉達多王子の乗った馬を、力士が支えて空を飛んで脱出します。飛天もそれを祝って、音楽を奏で、花をまいています。
なお、左下の頭を見せている白塗りの仏は、後世に修復されたもので、七体が並んでいますが、価値は少ないとされています。仏像の移り変わりという点では、興味深く増したが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/51/4b635d42a85d980330e27cc21c4eeab5.jpg)
第259窟には、莫高窟初期の北魏時代の仏像で、修行座禅する姿を現しています。穏やかな顔つきをしており、莫高窟でも代表的な仏像になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/5f/6cd01b1bc78029a663ed7c7a6bb3be62.jpg)
第249窟は、西魏時代の壁画が見事です。莫高窟でも初期に描かれたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/bc/77c348bb6741dce7548534963ebe4222.jpg)
第249窟に描かれた阿修羅像。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/dc/4882e7aaab94a1d6cb63ed9a6f0c46ce.jpg)
第249窟に描かれたこの絵では、力士が願いがかなうという如意宝玉を奪い合っています。
莫高窟の壁画で、黒い縁取りで人物が描かれている絵が多く見られますが、これは鉛丹と呼ばれる赤色顔料が変色したものです。本来は、赤いぼかしを入れたものが、黒い縁取りに変わっていますが、それはそれで、一緒独特の趣を見せています。
ヨーロッパに敦煌の壁画が紹介された時、当時流行っていたフォービズム(野獣派)の絵のようだと、人々を驚嘆させたといいます。興味のある人は、ルオーの絵と比べてみてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/64/35ff78fc439b091615913d0edf0483a2.jpg)
第96窟の北大仏。九層楼の内側に置かれています。
初唐に造られた大仏ですが、清代に補修されて、白い顔つきに変わっています。高さ34.5mde、窟に入ると、見上げることになります。なお、奈良の大仏は、高さ14.7mです。
北大仏は、現在でも地元の人の信仰の対象になっているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/24/a30ba94598b6b90e1400abfdfd4a83a8.jpg)
第172窟の見どころは、盛唐に描かれた、透視画法を使って描かれた観経変相の壁画です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/51/6263ce130c07019cff01bf97ea71eb6d.jpg)
これも、第172窟の壁画です。無量寿仏を中心にした極楽世界が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ee/4f1177aa2db6d048e253765b860c4d5a.jpg)
第130窟の南大仏。
盛唐の時代に造られた弥勒大仏で、手の部分の修復以外は、当時の姿をほぼ保っています。高さは29mあります。現在は、足元部が工事中のため、崖の中段より、顔の近くで眺めることができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/e7/4d06261676bd78835a9f3d75d3f7163f.jpg)
第148窟。盛唐に造られ、身長17mの巨大な涅槃像が置かれています。涅槃仏の背後には、83体の塑像が置かれています。ただ、この涅槃像は、修復が加えられて顔つきが変わったため、この後で見学した158窟の涅槃像よりは、評価が低くなっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/0e/1fa0484e76e08d06461f88fd817b76cb.jpg)
第148窟の壁には、莫高窟で最大の面積を持つ涅槃経変の壁画が描かれています。
ここまでは、午前中に見学した一般窟です。
莫高窟には734の窟がありますが、一般入場券で見られるのは、そのうち40窟で、その他に別料金を支払う必要のある窟があります。
雨のために、午後の見学が危うくなったため、そのまま見学を続行して見たのが、以下のものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/bc/0e1732d6e569701dcbf6cfa1559b1bf6.jpg)
第158窟には、第148窟と並ぶ巨大な涅槃像が置かれています。中唐に造られたもので、その穏やかな顔つきには引き込まれます。
また、涅槃像の背後の壁一面には、釈迦の入滅を悲しむ、弟子や諸国の王の姿が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ff/656298d80afc37b07a1015c3ae1b85d7.jpg)
第158窟の壁画のうち、涅槃像の足元に描かれている絵です。頭の部分に描かれている釈迦の弟子たちは、悲しみのうちにも、釈迦の復活を信じて穏やかな表情を浮かべているのに対し、諸国の王達は激しい悲しみに討ちひしがられています。
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また、第158窟の壁画には、美しい飛天も多く描かれています。
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これも第158窟の飛天です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/74/87219355362afa02fe4b65be8b466aba.jpg)
第57窟に描かれた樹下説法図です。初唐に描かれたものですが、左に立つ菩薩像は、莫高窟の壁画を代表するものになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8f/2e4b82951f185f560d2d8b4548f17962.jpg)
頭を少し傾け、色白の顔は宗教画を離れた甘美な表情を見せています。
壁画全体を見ると、黒変した仏や菩薩も見られることから、この観音像だけが、元の色を保っていることは、描いた画家の技法が違っていたことに由来するのでしょうが、奇跡のように思われます。
この絵を見るためのシルクローロの旅であったといっても良いかもしれますん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d3/686ae7f20d644c31978f82498781595c.jpg)
第45窟。盛唐に造られた窟です。本尊を中心に、七つの像が並べられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b4/1c5aa426792a0d41218e86b34b87efcb.jpg)
特に、左右の菩薩像は、謎めいた微笑みを浮かべています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b9/aa7e241750f0cb26f4012038dc41be05.jpg)
莫高窟で今回見た三つの特別窟は、見逃したら後悔するであろうというものばかりでした。
美術を愛好する者ならば、この莫高窟は是非とも訪れるべきでしょうね。