さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ヨセミテ その3

2020年07月02日 | 海外旅行
広大な台地になったハーフドーム山頂



ハーフドーム・トレッキングルート(カーリー・ヴィレッジからハーフドーム山頂)

10月7日(土) 5:50 Yosemite Lodge発―6:30 Curry Village―6:58 Happy Isle Bridge―7:20 橋 (Mist Trail)―7:48 Vernal Fall滝口―8:04 橋―8:38 Nebada Fall分岐―8:42 Nebada Fall滝口~9:02 発―9:07 Nebada Fall分岐(Muir Trail)―9:35 Marced Lake Treck分岐―10:15 John Muir Treck分岐―10:45 稜線―11:03 ドーム下部―11:25 ドームショルダ~11:30 発―11:50 Half Dome~12:47 発―13:03 ドームショルダー―13:25 ドーム下部―13:40 稜線―14:05 John Muir Treck分岐―14:50 Marced Lake Treck分岐~15:00 発―17:17 Nebada Fall分岐―15:38 橋―15:57 Vernal Fall滝口―16:23 橋―16:42 Happy Isle Bridge―17:35 Yosemite Lodge 着



鎖場終点を振り返る。

 山頂はグランド並みに広い岩畳になっているが、鎖の右手が最高点のようである。この鎖場を経験するだけでも、このコースを登ったかいがあるというものである。鎖場を登るのにかかった時間は20分ほどであったが、それよりも長く感じた。息がはずんで、風景を眺める余裕は無かった。まず、サンドイッチを取り出してエネルギー補給をし、ひと息ついた。



空中に突き出た岩。



 ようやく周囲を見渡せば、素晴らしい眺めが広がっていた。崖の下を覗くと、そのまま1000m下にバレーフロアが見える。付近のハイカーからも、恐る恐る覗いてはチキン(弱虫)という声があがっていた。













 ヨセミテバレーの両脇には垂直の壁が立ち上がり、その上には、森林に彩られた台地が広がっていた。その彼方には、4000m級の山々が連なり、2600mの頂上から眺めても、さらに一段高かった。観光客もかならず訪れるグレイシャーポイントはかなり下に見えるが、カメラなのか、時々光が反射していた。雲ひとつ無い快晴である。会心の山という言葉があるが、まさにこの様な山頂のことである。



山頂での記念写真。







 広い山頂には、どこから登ってきたのかと思うハイカーが集っていた。思い思いに岩の上に寝そべっていた。







 広い山頂を一応歩いて眺めを楽しんだ後、時間も気になって、下山に取り掛かった。










振り返った鎖場

 相変わらず登ってくるハイカーが多い。ワイヤーを掴みながら、靴底のフリクションを頼りに下ることになった。ジェットコースターの急降下の様な高度感があった。鎖場の登り口には、岩場を見上げる人々で賑わっていた。午後になったにもかかわらず、頂上に向かうハイカーの列は続いていた。









 ドームの基部まで降りてしまうと、危険地帯は終了し、その先は、体力だけが勝負の道になった。馬も通る道で、傾斜は緩やかであったが、ひたすら長かった。途中の展望がなぐさめになった。出発前日に買った新品のトレッキングシューズについての不安が現実になってきた。下りにかかると、足にあたる所がでてきた。外人の足とは、型が違うようである。

 半ソデTシャツで充分な、暑い日になった。ワークブラに短パンといった最小限の衣類の女性ハイカーの姿に目をみはりながら、痛む足を運んだ。ハイカーの服装・装備は、日本の常識では考えられないような軽装が多い。ペットボトルを片手の者も多かった。上半身裸で、ウェストバッグの者が一般的である。雨具などは全く用意していないようである。



 Muir Traiに入ると、大きなザックを背負って、バックカントリーに向かうキャンパーに出合うようになった。



ネバダ滝の上の池





ネバダ滝



わずかに見えるハーフドーム山頂



リバティーキャップの岩峰



バーナルの滝

 ネバダ滝を過ぎ、バーナルの滝まで下ると、子供連れのハイカーや、少し頑張って登ってきた観光客達で賑わっていた。急な石段を下りながら、バーナルの滝を振り返ると、三条に分れて落ちる滝に虹がかかっていた。最後の遊歩道も、一日の行程の終わりの身にとっては、辛い道であった。

 ハッピーアイルの入口には売店があって、ジュースを飲みたかったが、観光客が長い列を作っており、諦めるしかなかった。帰りはシャトルバスに乗って楽をしようとしたが、少し走ったところで、土曜の夕方の帰宅のラッシュに巻き込まれ、結局バスから降りて歩いてヨセミテロッジに戻ることになった。

 ヨセミテヴィレッジ手前の草原から、夕日に輝くハーフドームを振り返った。あの山頂に数時間前いたとは、感無量であった。ヨセミテヴィレッジからは、シャトルバスに乗込むことができた。ロッジに戻って、さっそく風呂に入り、ビールを楽しみに夕食に出かけた。

 翌日の買物を済ませて外に出ると、ハーフドームの肩に満月が上がっていた。有名な写真家のアンセル・アダムスをきどって写真をとる元気は残っていなかった。満月の晩には、夜景を楽しむMoonlight Tourが出ており、厚着をした観光客がオープントラムに乗り込んで出発していった。
 ハーフドームまでの往復30キロメートル程のハイキングは、このように終わった。日本の山で健脚向きのコースをコースタイムを少し短縮して歩ければ、可能なコースであった。しかし、山は大きく、道が良い分、スピードが要求される。
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