
今回のソウル訪問の一番の目的は、冬ソナ・ツアー訪問でした。
「冬のソナタ」は、2002年に韓国で作成されたテレビドラマですが、2003年にNHK・BSで初めて放送されてから再放送を繰り返す大ブームになりました。
韓流というブームが、現在でもテレビドラマや歌謡曲の分野で起こっていますが、その始まりといえます。
ヒロインであるチョン・ユジンが、学生時代に交通事故で死んだ恋人カン・チュンサンとそっくりなイ・ミニョンに出会い、彼と婚約者のキム・サンヒョクとの間で心を揺り動かすラブストーリードラマです。
主演のペ・ヨンジュンは、「ヨンさま」とおばさま達のアイドルに祭り上げられました。
冬ソナに興味は無く、見たこともありませんでしたが、冬ソナ・ツアーに参加するとなれば、ドラマを一応は知っておく必要があります。家にあったDVDを見始めましたが、幸いというか、ツアーで訪れる春川を舞台とする高校編は早めに終わりました。

冬ソナのロケ地になった春川(チュンチョン)は、ソウルから北東へ84kmのところにあります。
最初に南怡島を訪れる予定でしたが、到着してみると増水のため、船が運休とのことで先に春川を見学することになりました。
まず、チュンサンの家を訪れました。春川の主なロケ地には、このような看板が置かれています。

チュンサンの家は、もとは民家でしたが、訪問者が多いため有料で内部に入ることができるようになっています。
日曜日は休みのはずでしたが、中に入ることができました。お盆休みで日本人観光客が大挙して訪れているため、臨時に開いていたのかもしれません。
居間には、チュンサンが弾いていたピアノが置かれています。チュンサンがユジンにプレゼントした曲「チョウム(初めて)」の楽譜が置いてあります。ピアノは弾くことができ、ツアーで同行した女性が、楽譜を見て弾いてくれました。

テーブルの上には、ユジンのピンクの手袋が置かれています。

チュンサンの勉強机。

チュンサンの着ていたコートも置かれていました。

チュンサンのベット。
独身の下宿人なら十分といった広さの部屋でした。

続いて春川高校へ。ドラマはソウルの学校で撮影されましたが、設定はこの学校ということになります。

校門から左に回り込んでいくと、二人が遅刻して壁を乗り越えたという設定の場所があります。看板や踏み台も置かれています。

続いて、市街地から出たところの孔之川河岸。ドラマでは、バスの中で寝過して行きすぎ、あわててバスを下ります。二人が初めて話を交わしたところです。

ドラマでも登場する春川駅ですが、複線電化工事に伴い旧駅舎は撤去されて新しい駅舎が建築中です。

春川中心部の明洞通り。
ユジンとチュンサンは、大晦日の夜に、この大きなツリーの下で会う約束をします。
チュンサンは、交通事故で亡くなりますが、ユジンはそれと知らずにここで待ち続けます。
春川篇のハイライトですね。

下には、二人の手形が置かれています。

春川中央市場の入り口にある食堂です。

ドラマでは、チュンサンがここでラーメンを食べていると、ユジンが酔っ払いにからまれているのを見かけます。

その後、市場の奥の路地で、小競り合いになり、殴られたあとに二人は警察にひっぱられることになります。

昼食は、春川の名物料理のタッカルビを食べました。タッカルビ通りとして、何軒もの専門店が並んでいます。

鶏肉に野菜、餅を味噌だれで鉄板焼きにする料理です。日本人観光客用に辛さは控えめにしたようですが、ビールを飲み大汗をかきながらの食事になりました。

最後はご飯を入れて焼き飯にします。

食事を終えて南怡島(ナミソム)に戻りました。船は動き初めていましたが、長蛇の列になっていました。長時間の待機を覚悟したのですが、時間切れであきらめた団体に代わって列の列の中途に入ることができ、結局は30分ほどの待ちで船に乗ることができました。

南怡島は、北漢江のダムによって出現した小島です。

二台の船が休まずに行き来していました。

波打ち際には、人魚姫像が置かれています。

南怡島の船着き場。帰りの混雑を避けるため、見学は早めに終えて戻ることになりました。

南怡島の名前は、26才の若さで悲劇的な最期を遂げた15世紀の李氏朝鮮王朝時代の将軍・南怡の墓に由来します。

南怡は、世宗の代、17才で武科に状元及第(首席合格)した後、盗賊の討伐や反乱の制圧に活躍します。しかし、睿宗が即位すると一転して冷遇され、南怡がかつて遠征中に詠んだ「男児たるものが二十歳になっても国を平定することができないならば、後世誰が立派な人物だと認めるだろうか(男兒二十未平國 後世誰稱大丈夫)」という詩が、謀反の企てだと告発されて、処刑されてしまいます。後世「南怡将軍」として神格化され、民間信仰の対象となりました。
冬ソナ・ツアーで訪れる日本のおばさまがたには、どうでもよいことかもしれません。

最初は松の並木道が続きますが、大混雑になっていました。

島には、レストランや野外ステージが設けられて、リゾート地になっています。

ドラマカフェ「恋歌の家」
ドラマ出演者やスタッフの休憩所になったところです。

ドラマで有名になったメタセコイアの並木道です。
メタセコイアは韓国にはないため、カナダから取り寄せて植えたものです。

並木道の入り口には、冬ソナの記念碑があり、記念写真も順番待ちの状態になっていました。

少し戻って波打ち際に進むと、ファーストキスのベンチがあります。

ベンチの上には、雪だるまも置かれています。
人気が高いためか、脇にはもう一セットのベンチと雪だるまが置かれています。

脇には、雪だるまも置かれています。
帰りの船の混雑をさけるため、見学はこれまでとして島を離れました。
冬ソナ・ツアーは、熱心なファンでなくとも、けっこう楽しむことができました。
「冬のソナタ」は、2002年に韓国で作成されたテレビドラマですが、2003年にNHK・BSで初めて放送されてから再放送を繰り返す大ブームになりました。
韓流というブームが、現在でもテレビドラマや歌謡曲の分野で起こっていますが、その始まりといえます。
ヒロインであるチョン・ユジンが、学生時代に交通事故で死んだ恋人カン・チュンサンとそっくりなイ・ミニョンに出会い、彼と婚約者のキム・サンヒョクとの間で心を揺り動かすラブストーリードラマです。
主演のペ・ヨンジュンは、「ヨンさま」とおばさま達のアイドルに祭り上げられました。
冬ソナに興味は無く、見たこともありませんでしたが、冬ソナ・ツアーに参加するとなれば、ドラマを一応は知っておく必要があります。家にあったDVDを見始めましたが、幸いというか、ツアーで訪れる春川を舞台とする高校編は早めに終わりました。

冬ソナのロケ地になった春川(チュンチョン)は、ソウルから北東へ84kmのところにあります。
最初に南怡島を訪れる予定でしたが、到着してみると増水のため、船が運休とのことで先に春川を見学することになりました。
まず、チュンサンの家を訪れました。春川の主なロケ地には、このような看板が置かれています。

チュンサンの家は、もとは民家でしたが、訪問者が多いため有料で内部に入ることができるようになっています。
日曜日は休みのはずでしたが、中に入ることができました。お盆休みで日本人観光客が大挙して訪れているため、臨時に開いていたのかもしれません。
居間には、チュンサンが弾いていたピアノが置かれています。チュンサンがユジンにプレゼントした曲「チョウム(初めて)」の楽譜が置いてあります。ピアノは弾くことができ、ツアーで同行した女性が、楽譜を見て弾いてくれました。

テーブルの上には、ユジンのピンクの手袋が置かれています。

チュンサンの勉強机。

チュンサンの着ていたコートも置かれていました。

チュンサンのベット。
独身の下宿人なら十分といった広さの部屋でした。

続いて春川高校へ。ドラマはソウルの学校で撮影されましたが、設定はこの学校ということになります。

校門から左に回り込んでいくと、二人が遅刻して壁を乗り越えたという設定の場所があります。看板や踏み台も置かれています。

続いて、市街地から出たところの孔之川河岸。ドラマでは、バスの中で寝過して行きすぎ、あわててバスを下ります。二人が初めて話を交わしたところです。

ドラマでも登場する春川駅ですが、複線電化工事に伴い旧駅舎は撤去されて新しい駅舎が建築中です。

春川中心部の明洞通り。
ユジンとチュンサンは、大晦日の夜に、この大きなツリーの下で会う約束をします。
チュンサンは、交通事故で亡くなりますが、ユジンはそれと知らずにここで待ち続けます。
春川篇のハイライトですね。

下には、二人の手形が置かれています。

春川中央市場の入り口にある食堂です。

ドラマでは、チュンサンがここでラーメンを食べていると、ユジンが酔っ払いにからまれているのを見かけます。

その後、市場の奥の路地で、小競り合いになり、殴られたあとに二人は警察にひっぱられることになります。

昼食は、春川の名物料理のタッカルビを食べました。タッカルビ通りとして、何軒もの専門店が並んでいます。

鶏肉に野菜、餅を味噌だれで鉄板焼きにする料理です。日本人観光客用に辛さは控えめにしたようですが、ビールを飲み大汗をかきながらの食事になりました。

最後はご飯を入れて焼き飯にします。

食事を終えて南怡島(ナミソム)に戻りました。船は動き初めていましたが、長蛇の列になっていました。長時間の待機を覚悟したのですが、時間切れであきらめた団体に代わって列の列の中途に入ることができ、結局は30分ほどの待ちで船に乗ることができました。

南怡島は、北漢江のダムによって出現した小島です。

二台の船が休まずに行き来していました。

波打ち際には、人魚姫像が置かれています。

南怡島の船着き場。帰りの混雑を避けるため、見学は早めに終えて戻ることになりました。

南怡島の名前は、26才の若さで悲劇的な最期を遂げた15世紀の李氏朝鮮王朝時代の将軍・南怡の墓に由来します。

南怡は、世宗の代、17才で武科に状元及第(首席合格)した後、盗賊の討伐や反乱の制圧に活躍します。しかし、睿宗が即位すると一転して冷遇され、南怡がかつて遠征中に詠んだ「男児たるものが二十歳になっても国を平定することができないならば、後世誰が立派な人物だと認めるだろうか(男兒二十未平國 後世誰稱大丈夫)」という詩が、謀反の企てだと告発されて、処刑されてしまいます。後世「南怡将軍」として神格化され、民間信仰の対象となりました。
冬ソナ・ツアーで訪れる日本のおばさまがたには、どうでもよいことかもしれません。

最初は松の並木道が続きますが、大混雑になっていました。

島には、レストランや野外ステージが設けられて、リゾート地になっています。

ドラマカフェ「恋歌の家」
ドラマ出演者やスタッフの休憩所になったところです。

ドラマで有名になったメタセコイアの並木道です。
メタセコイアは韓国にはないため、カナダから取り寄せて植えたものです。

並木道の入り口には、冬ソナの記念碑があり、記念写真も順番待ちの状態になっていました。

少し戻って波打ち際に進むと、ファーストキスのベンチがあります。

ベンチの上には、雪だるまも置かれています。
人気が高いためか、脇にはもう一セットのベンチと雪だるまが置かれています。

脇には、雪だるまも置かれています。
帰りの船の混雑をさけるため、見学はこれまでとして島を離れました。
冬ソナ・ツアーは、熱心なファンでなくとも、けっこう楽しむことができました。