さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ピサ

2008年02月16日 | 海外旅行
ピサの斜塔は、だれも名前は知っていると思います。
ピサは、フィレンツェから列車で1時間ほどの距離にあります。
フィレンツェの美術館は昼過ぎには閉まってしまいますので、宿に戻って昼寝するのではなく、午後の空き時間を使ってピサを訪れるのが良いと思います。

ピサの町は小さく、見所は、このピサ大聖堂だけですので、見物の時間もそうかかりません。


まずは、納骨堂が見えてきます。その周りには、世界の観光地だけあって、記念品を売る露店がならんでいます。



この納骨堂は、円蓋のおかげか、残響が長く、一人で三和音を出すことができることでも有名です。和音に挑戦は恥ずかしいので、拍手で確かめることにはなりますが。



大聖堂(ドゥオモ)。
説教台付近にあるブロンズのランプは、ガリレオが揺れるところを見て「振り子の法則」を発見したことから「ガリレオのランプ」と呼ばれています。もっとも、ランプが作られる以前に、振り子の法則も発見されていたようです。




大聖堂の後ろに、ピサの斜塔が見えてきます。

第一印象は、「ほんとうに傾いている」といったものでしょう。



1173年の着工当時は垂直だったようですが、13世紀には傾きが問題になってきたようです。

高さは55mで、傾斜は3.97度で、現在は補修工事によって傾きは停まっているようです。

世界一傾いた建物とされてきましたが、ドイツのある教会の尖塔方が傾いているとのことで、2009年のギネスブックからは、世界一の座から滑り落ちるようです。

ガリレオが、この頂上から大小の重りを落としたところ、地面には同時に到達することを見て、「落体の法則」を発見したといわれています。もっとも、これも作り話のようです。



ピサの斜塔に登ることができますが、現在は、予約など面倒なようです。私の時は、少し待っただけで簡単に登れましたが。



登ると、高度感のある眺めが広がります。

前の写真で、斜塔の写真を良く見るとわかるのですが、天辺だけは、地面に水平に作られているので、高度感があるだけです。ただし、その下の回廊部は、傾いていますので、一周はかなりの恐怖体験になります。「落体の法則」を、身をもって再検討してみるのには良いかもしれませんが。
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