さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ギザ その2

2018年03月26日 | 海外旅行
エジプト考古学博物館の開館前の見学を終えて、ギザにあるホテルのル・メリディアンに戻ってきました。ホテルのチェックアウトをしてからギザのピラミッドの見学を行うことになりました。



客室。



ホテルのプールからはピラミッドを眺めることができました。



大気汚染のせいか、靄っているのが残念です。



客室はピラミッド・ビューになっていました。確かに見えるのですが、他の建物が邪魔していました。



クフ王のピラミッド側入場口から入りました。先回は、列を作って少し待ってから入場しましたが、今回は待ち時間はありませんでした。



バスを降りると、目の前に大ピラミッドとも呼ばれるクフ王のピラミッドが巨大な姿を現しました。

クフ王のピラミッドは、高さ137mで、頂点部が10mほど失われています。底辺は230m。ピラミッドの上には、鉄線が立てられていますが、これは避雷針ではなく、本来の高さを示しています。



観光客用のラクダも歩いていました。



積み石は、第一段が1.5m、第二段が1.2mで、それより上は65mから90mの高さの石灰岩が使用され、建築当時の石段の数は210段でした。平均重量2.5トンの石が268万トン使用されているといいます。

壁にある上の窪地は本来の入り口で、下の人が入っていくのが、9世紀後半にカリフ・アルマムーンが孔をうがって、内部の調査を行った時の入り口です。

クフ王のピラミッドは、午前・午後各150人の入場制限があります。カメラの持ち込みは禁止になっているので、添乗員に預けて入場しました。ただ、携帯の持ち込みは可能で、内部にいた係り員が写真を撮れといっていましたが、チップ目当てのものか判りません。

内部の構造は、先回の旅の報告で述べましたので省略。

ピラミッドの内部は蒸し暑く、急な階段を登るのに大汗かきになるので、扇子の持ち込みが勧められます。前回は入場者が多くて、時折渋滞して足踏み状態になりましたが、今回はスムーズに歩くことができました。ただ、最終目的地の玄室は、空の石棺があるだけです。一回入場すればそれで充分といえるでしょう。



バスに乗って、ピラミッド・パノラマポイントに移動しました。移動の途中、カフラー王のピラミッドの下を通りました。



ピラミッド・パノラマポイントからは、三つのピラミッドを同時に眺めることができます。

左からクフ王のピラミッド、中央はカフラー王のピラミッド、右はメンカウラー王のピラミッドになります。

カフラー王のピラミッドは、高さ143mでクフ王のピラミッドと比べると少し小ぶりです。頂上部に表面を覆っていた化粧板が一部残っています。

メンカウラー王のピラミッドは、高さ62mで三つの中では一番小さいものになります。

これらは、三大ピラミッドと呼ばれますが、世界のピラミッドの順位では、第三位は、メキシコ・テオティワカン遺跡の太陽のピラミッド(高さ65m)になってしまいます。



カフラー王のピラミッド。



ピラミッド・パノラマポイントでは、ラクダ使いが客待ちをしていました。ピラミッドをバックにラクダに乗った写真撮影は、いかにもエジプトという写真になります。ただ、ラクダに乗る際には、自己責任で行なうというツアー会社への書類にサインをする必要があります。



再びバスい乗って、クフ王のピラミッドの下に移動しました。



ピラミッドの下に見える白い建物は、太陽の船博物館です。これは先回見学しました。



クフ王のピラミッドの東には、女王のピラミッドと呼ばれる三つの小さなピラミッドが並んでいます。

手前の比較的形が残っているものは、クフ王の2番目の妻でカフラーの母であるヘヌトセンのピラミッド。



右手前は、ヘテプヘレス1世の妻にあるメリタテス1世のピラミッド。左奥にあって、上部が崩れているのは、クフ王の母・ヘテプヘレス1世のピラミッド。



ヘテプヘレス1世のピラミッドに入場しました。内部は撮影禁止のために写真は無し。

通路は天井が低く、腰を曲げて歩くのが大変でした。玄室も小さく、装飾もありませんでした。入場したという経験だけが成果でした。
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