
カズベキ村の広場に到着しました。ここから数キロでロシアとの国境になり、グルジア軍道の走行はここまでになります。
谷奥に見えている白い峰は、ジョージア第二の高峰である標高5040mのカズベキ山のようですが、残念ながら山頂は隠されていました。

広場に立ってのは、19世紀の詩人のカズベキの像です。その背後の丘の上に、ツミンダ・サメバ教会が見えています。

ツミンダ・サメバ教会がこの日の最終目的地になります。

急に雲が切れて、東側の山の眺めが広がりました。

鋭い岩峰が見下ろしており、標高約1700mのカズベキはアルプスの山岳リゾートといった雰囲気を持っていました。

ミニ槍ヶ岳といったところです。

ツミンダ・サメバ教会へは、四駆に乗り換えます。

まずは、テルギ川を渡りました。

牧草地の中の泥道を進んでいきます。

雨上がりということで、最大級の悪路になっていました。

丘をひと登りしたところで、集落が現れました。人が住んでいるのなら、ここまででもいいので、道を良くしたらと思ってしまいます。
この先は、カーブが連続する泥道で、左右に車が大きく揺れ、体を支えているのがやっとで、写真撮影どころではありませんでした。

悪路に耐えること40分ほどで、台地にでると、ツミンダ・サメバ教会が現れました。大きく揺れる悪路は、それ以上の時間に感じました。
教会の下まで車で進むことができるのですが、風景を楽しみたいので、最後の区間は歩くことにしました。希望者数人は、そのまま車で移動しました。

屏風のように広がる高峰をバックにして佇むツミンダ・サメバ教会は、絢爛豪華な教会よりも心を引き付けるものがありました。

標高は2170mで、「限りなく天国に近い教会」と言われています。プーシキンも「雲に支えられ空中に浮かんでいるようだ」と讃えたといいます。

周辺は放牧場になっているので、水たまりを避けながら、教会を目指して歩きました。

雨がぱらついて、最高の天気というわけにはいきませんでしたが、この眺めで充分満足することができました。

教会も近づいてきました。


最後に坂道をひと登りします。

14世紀に建てられたグルジア正教の教会です。

鐘楼も設けられています。

堂内は撮影禁止なので、外からの一枚。狭い堂内は参拝者で混雑していました。

山上の教会とあって質素な造りでしたが、壁には十字の飾り付けが施されていました。

ツミンダ・サメバ教会のテラスは、周囲の展望台になっていました。

二つの集落が見えていますが、真ん中を流れるテルギ川を挟んで、奥がカズベキ村で、手前がゲルゲティ村です。

斜面を見下ろすと、羊の群れが草を食べていました。

周囲には雪をまとった高峰が取りまいていました。山頂が隠されているのが、カズベキ山かどうかは判りません。


教会の見学を終えて坂道を下る途中、脇の草地を見ると結構花が咲いていました。
これはオヤマノエンドウに似ています。

日本の花でなら、ミヤマクワガタといったところでしょうか。

キンポウゲの仲間でしょうか。

再び四駆に戻って、山を下りました。

カズベキ村の駐車場に戻ってから頑張ってくれた車を見ると、いずれも三菱デリカでした。最近燃費偽装問題で評判の落ちている三菱自動車ですが、三菱デリカの悪路走行性はさすがのものでした。
添乗員さんから後で聞いた話ですが、雨がもう少し降り続いていたら、四駆でも登れなくなったところであったということです。
なお、カズベキ村からツミンダ・サメバ教会へはハイキング・コースが設けられていて歩いている人も大勢いましたが、車の走行でグズグズの泥道に変わっており、歩くのは困難な状態になっていました。

広場の脇にワイン店がありました。脇に置いてあるのは、ワイン醸造用の瓶です。
グルジア・ワインは、「アンフォラ」と呼ばれる蜜蝋でコーティングされている壺を地中に埋め、その壷の中に果実や果皮、果梗や種をまるごと搾って発酵させる「クヴェヴリ」と呼ばれる醸造法で造られます。この醸造法は2013年にユネスコの世界遺産に登録されています。

カズベキ村からトビリシへは、グルジア軍道をそのまま引き返すことになります。
標高を上げると、再びガスに包まれるようになりました。

アナヌリ教会まで戻った所で、トイレストップになりました。ところが、係りの人が、いつもより早い時間に鍵を持って帰ってしまったということで使うことができませんでした。バスに戻ってもうひと走りした所のホテルでトイレを借りることになりました。
コーカサス三国のトイレ事情は悪く、一つしかなかったり、予定していたトイレが閉まっていたりと、問題が度々生じました。トイレが無いキルギスあたりの旅の方が、どこでもトイレで、トイレ事情に関しては楽でした。

ジンヴァリ貯水池の堰堤。

ダムサイトにあったモニュメント。

夕暮れ迫る頃、ジュヴァリ聖堂の下を通過し、トビリシへはもうひと走りになりました。
谷奥に見えている白い峰は、ジョージア第二の高峰である標高5040mのカズベキ山のようですが、残念ながら山頂は隠されていました。

広場に立ってのは、19世紀の詩人のカズベキの像です。その背後の丘の上に、ツミンダ・サメバ教会が見えています。

ツミンダ・サメバ教会がこの日の最終目的地になります。

急に雲が切れて、東側の山の眺めが広がりました。

鋭い岩峰が見下ろしており、標高約1700mのカズベキはアルプスの山岳リゾートといった雰囲気を持っていました。

ミニ槍ヶ岳といったところです。

ツミンダ・サメバ教会へは、四駆に乗り換えます。

まずは、テルギ川を渡りました。

牧草地の中の泥道を進んでいきます。

雨上がりということで、最大級の悪路になっていました。

丘をひと登りしたところで、集落が現れました。人が住んでいるのなら、ここまででもいいので、道を良くしたらと思ってしまいます。
この先は、カーブが連続する泥道で、左右に車が大きく揺れ、体を支えているのがやっとで、写真撮影どころではありませんでした。

悪路に耐えること40分ほどで、台地にでると、ツミンダ・サメバ教会が現れました。大きく揺れる悪路は、それ以上の時間に感じました。
教会の下まで車で進むことができるのですが、風景を楽しみたいので、最後の区間は歩くことにしました。希望者数人は、そのまま車で移動しました。

屏風のように広がる高峰をバックにして佇むツミンダ・サメバ教会は、絢爛豪華な教会よりも心を引き付けるものがありました。

標高は2170mで、「限りなく天国に近い教会」と言われています。プーシキンも「雲に支えられ空中に浮かんでいるようだ」と讃えたといいます。

周辺は放牧場になっているので、水たまりを避けながら、教会を目指して歩きました。

雨がぱらついて、最高の天気というわけにはいきませんでしたが、この眺めで充分満足することができました。

教会も近づいてきました。


最後に坂道をひと登りします。

14世紀に建てられたグルジア正教の教会です。

鐘楼も設けられています。

堂内は撮影禁止なので、外からの一枚。狭い堂内は参拝者で混雑していました。

山上の教会とあって質素な造りでしたが、壁には十字の飾り付けが施されていました。

ツミンダ・サメバ教会のテラスは、周囲の展望台になっていました。

二つの集落が見えていますが、真ん中を流れるテルギ川を挟んで、奥がカズベキ村で、手前がゲルゲティ村です。

斜面を見下ろすと、羊の群れが草を食べていました。

周囲には雪をまとった高峰が取りまいていました。山頂が隠されているのが、カズベキ山かどうかは判りません。


教会の見学を終えて坂道を下る途中、脇の草地を見ると結構花が咲いていました。
これはオヤマノエンドウに似ています。

日本の花でなら、ミヤマクワガタといったところでしょうか。

キンポウゲの仲間でしょうか。

再び四駆に戻って、山を下りました。

カズベキ村の駐車場に戻ってから頑張ってくれた車を見ると、いずれも三菱デリカでした。最近燃費偽装問題で評判の落ちている三菱自動車ですが、三菱デリカの悪路走行性はさすがのものでした。
添乗員さんから後で聞いた話ですが、雨がもう少し降り続いていたら、四駆でも登れなくなったところであったということです。
なお、カズベキ村からツミンダ・サメバ教会へはハイキング・コースが設けられていて歩いている人も大勢いましたが、車の走行でグズグズの泥道に変わっており、歩くのは困難な状態になっていました。

広場の脇にワイン店がありました。脇に置いてあるのは、ワイン醸造用の瓶です。
グルジア・ワインは、「アンフォラ」と呼ばれる蜜蝋でコーティングされている壺を地中に埋め、その壷の中に果実や果皮、果梗や種をまるごと搾って発酵させる「クヴェヴリ」と呼ばれる醸造法で造られます。この醸造法は2013年にユネスコの世界遺産に登録されています。

カズベキ村からトビリシへは、グルジア軍道をそのまま引き返すことになります。
標高を上げると、再びガスに包まれるようになりました。

アナヌリ教会まで戻った所で、トイレストップになりました。ところが、係りの人が、いつもより早い時間に鍵を持って帰ってしまったということで使うことができませんでした。バスに戻ってもうひと走りした所のホテルでトイレを借りることになりました。
コーカサス三国のトイレ事情は悪く、一つしかなかったり、予定していたトイレが閉まっていたりと、問題が度々生じました。トイレが無いキルギスあたりの旅の方が、どこでもトイレで、トイレ事情に関しては楽でした。

ジンヴァリ貯水池の堰堤。

ダムサイトにあったモニュメント。

夕暮れ迫る頃、ジュヴァリ聖堂の下を通過し、トビリシへはもうひと走りになりました。