さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 桂林の旅 黄洛紅ヤオ塞

2011年05月13日 | 海外旅行
桂林滞在二日目の観光は、近郊にある龍勝の棚田見物になりました。龍勝は、桂林の北西約90kmの山岳地帯にあります。

周辺の山岳地帯は道路が狭いため、手前で連絡バスに乗り換えることになります。入り口には新しい建物が設けられていましたが、時間も早いため、閑散としていました。



桂林のある地区は西チワン族自治区と呼ばれ、チワン族が大多数を占めていますが、龍勝地区は龍勝各族自治区と呼ばれ、チワン族の他にミャオ族、ヤオ族、トン族などの少数民族が住んでいます。

棚田に行く途中には、ヤオ族が住み、濃いピンクと黒を基調とした民族衣装を着ることから、紅ヤオ族と呼ばれています。

バス乗り場の入り口付近には、民族衣装の女性が土産物を並べていました。



民族衣装を着せた子供を背負っていますが、これも商売しやすくするためです。



連絡バスは、前方の見えないカーブの連続する狭い道を疾走しました。下手なジェットコースターよりも恐怖度は上です。

周囲の斜面にも棚田が現れてきました。



この地区では、木造建築が古くからのものですが、最近ではレンガ造りのものの方が近代的で見栄えが良いとされてきているようです。二階建ての作りで、一階は家畜用で、人は風通しの良い二階に住むようです。



山が迫ったところで、黄洛紅ヤオ塞(こうらくこうやおさい)の村に到着しました。

「天下第一長髪村」という碑が置かれています。

紅ヤオ族の村で、この村の女性は、一生に一度成人になるときしか髪を切らず、140センチ以上の長さを持つ女性が何十人もいることから、世界一髪の長い女性のいる村としてギネス記録にも認定されています。



道路沿いには比較的大きな家が並んでいますが、それでも寒村といった感じです。



観光客用に開放されているらしい家に入りました。



二階の居住空間に上がりました。



地方では、現在でも毛沢東と周恩来が尊敬されているようで、写真が飾られています。



かまどですね。



家の中を見学していると、物売りの女性が集まってきました。

髪によって、女性の未婚・既婚の状況が判るようになっています。未婚者は髪を布で隠し、既婚者は巻き上げた髪をそのまま見せますが、子供を持った者は前髪を瘤状に整えます。



女性の軍団が、刺繍を施した財布や袋を売ろうとします。若い女の子から、財布を10元(130円ほど)で買って、写真を撮らせてもらいました。



モデル料として、もっと沢山買ってあげるべきだったかなと後で思いました。



物売りが大勢集まってきて大騒ぎになり、バスに引き上げることになりました。



女の子から買った財布です。

中国の観光地での物を押し付けるような売り方は、日本人にはかえって逆効果でしょうね。売り方のせいでかえって腰が引けてしまいました。
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