さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アラバスター店

2010年12月27日 | 海外旅行
王家の谷の後は、ハトシェプスト女王葬祭殿見学ですが、その前にアラバスター店に立ち寄りました。

石細工の店ですが、ネットで他の人の旅行記を見ていくと、同じ店に立ち寄っているようです。

到着すると、スタッフが流ちょうな日本語で、石細工の説明を始めました。アラバスターというと、現在では雪花石膏をさしますが、古代では方解石をさしていたようです。

観光地参道脇の店で売っている像は石膏で作った偽物といって、見本の像をぽっきりと折ってみました。団体が到着するたびに壊しているとなると、自前でも作っているのではないかなと疑います。



店内に入ると、花瓶なども並んでいましたが、興味を持ったのは、エジプトの神々の小像でした。

棚に並んでいる緑の像は、ムーン・ストーンといって、夜光る石から作ったものです。店内の明かりを消すと、確かにぼーっと光っていました。



エジプト土産として、像を買おうと思っていたので、この店でまとまった数を買ってしまいました。

ムーン・ストーン製のピラミッドとホルスト神にバステト神。

ピラミッドは、いかにもピラミッドパワーをもらえそうです。

猫神のバステト神を買って、主神のホルスト神も欠かせないと、これも追加。



電気を消して撮影したものです。ぼんやりと光ることが判ると思います。

本来のムーン・ストーンは、月長石といわれる宝石の一種ですが、これは違う材料のようです。

ペリドットと呼ばれるカンラン石の一種の宝石は、緑色をしており、ローマ人はその石が夜暗くなってもまだ見ることができ色が暗くならなかったので、「イブニングエメラルド」と呼んだといいます。この材料だとすると、大変高価なものとなってしまいます。

おそらく、このペリドットを模造して、蛍光材料をガラスに混ぜたものが原材料になっているのではと思います。

近頃流行のパワーストーンと思えば、面白い土産でしょう。



棚には、ほかにもさまざまな像が並んでいます。



猫神のバステト神は、特に人気があるようです。バステト神は、当初は荒ぶる武闘派の神でしたが、後世になって家を守る神として厚い信仰を受けるようになりました。



招き猫代わりになりそうです。

お稲荷様のキツネ像に似た感じもしますね。



はやぶさの姿で王冠をかぶったホルスト神も並んでいます。下段は、ツタンカーメン像ですね。



山犬の姿を持つアヌビスで死者の神で、死者に永遠の命を与えます。



死者の神となると、ちょっと飾りにくいですね。



石板に描かれた絵も飾られていました。



結局、色を塗られたツタンカーメン像に、ネフェルティ像、バステト神も買ってしまいました。
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