
パリにセーヌ川があるように、ロンドンにはテムズ川が流れ、河畔や橋が、独特の景観を見せています。
河畔の遊歩道や水上バスからテムズ川の眺めを楽しみました。
これは、川岸にあるクレオパトラの針
トトメス3世がヘリオポリスに建てた2本のオベリスクは、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス帝が紀元前23年~12年頃に,アレキサンドリアのカエサリウム神殿の正面に飾るために運びました。その後、神殿は荒廃し、オベリスクも放置されたままにされました。
対ナポレオン戦のナイルの戦いで勝利したイギリスは、先勝記念にオベリスクをイギリスにもたらそうと考えます。エジプト総督ムハンマド・アリの承諾も得ますが、資金面の問題で、なかなか移送できないでいました。ところが、フランスは1832年にルクソールにあったオベリスクをパリに運び出すことに成功します。これは、現在、コンコルド広場に置かれています。
このフランスの成功に刺激されて対抗心が生まれ、イギリスでも資金が調達されて、このオベリスクはロンドンまで運ばれてきました。

オベリスクの各面には,ヘリオポリスの神々に供物をささげる「スフィンクス」の姿をしたトトメス3世の図像が描かれ,柱身には3列のヒエログリフが彫られています。オベリスクにはブロンズ製のスフィンクス2体が添えられています。

テムズ川から見たクレオパトラの針。

ウォーター・ルー・ブリッジ

ウォーター・ルー・ブリッジは、橋の形自体は、それほどの特徴はありませんが、映画「哀愁」の舞台として見逃すわけにはいきません。
映画「哀愁」は、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラー主演の第一次大戦を背景にした悲恋物語で、ウォーター・ルー・ブリッジは、重要場面に用いられています。映画の原題は、WATERLOO BRIDGEになっています。
ヴィヴィアン・リーは、この「哀愁」が「風と共に去りぬ」の次になる出演作品ですが、実に美しいですね。
日本の戦後に作成された「君の名は」に登場する数寄屋橋は、ウォーター・ルー・ブリッジを勘案したものです。もっとも、数寄屋橋の実物を覚えている人は、もう少ないでしょうね。

ウォーター・ルー・ブリッジからの眺め。 中央奥はセントポール寺院

船の上から、ロンドンの街並みをゆっくり楽しました。

ロンドン橋
「ロンドン橋落ちた」の歌が浮かんできます。
ロンドン橋落ちる
落ちた、落ちる
ロンドン橋落ちる
マイフェアレディ。 以下何節も続きます。
ロンドン橋は、テームズ川の北側にあったローマの砦からテームズ南岸へ行くため、1世紀頃に架けられた橋で、1750年にウェストミンスター橋ができるまでは両岸を結ぶ唯一の橋でした。昔は木の橋で何度も流失・焼失しては架け替えられるということを繰り返しており、それが1209年に丈夫な石橋ができるまで続きました。

ロンドン塔
詳しくは項を改めて

タワー・ブリッジ
1894年に完成した跳開橋です。
タワーの高さは40mあり、左右にゴシック様式のタワーを持っています。

船の中から見るタワー・ブリッジ

タワー・ブリッジの橋げた

川岸から見るタワー・ブリッジ

タワー・ブリッジの上より

タワー内部は展望通路・歴史博物館があり、ロンドン塔を見下ろす展望を楽しむことができます。

タワー・ブリッジ近くの河畔に停泊しているのは、ベルファスト号です。

ベルファスト号は、イギリス海軍のタウン級軽巡洋艦で、第二次世界大戦に活躍しました。主に、ノルウェー沖で、ソ連への物資の補給船の維持の任務につきました。現在は、内部の見学ができます。
以上は、ロンドン河畔の風景ですが、現在では、ロンドン・アイと呼ばれる大観覧車ができていたりして、景観も変わってきているようです。
河畔の遊歩道や水上バスからテムズ川の眺めを楽しみました。
これは、川岸にあるクレオパトラの針
トトメス3世がヘリオポリスに建てた2本のオベリスクは、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス帝が紀元前23年~12年頃に,アレキサンドリアのカエサリウム神殿の正面に飾るために運びました。その後、神殿は荒廃し、オベリスクも放置されたままにされました。
対ナポレオン戦のナイルの戦いで勝利したイギリスは、先勝記念にオベリスクをイギリスにもたらそうと考えます。エジプト総督ムハンマド・アリの承諾も得ますが、資金面の問題で、なかなか移送できないでいました。ところが、フランスは1832年にルクソールにあったオベリスクをパリに運び出すことに成功します。これは、現在、コンコルド広場に置かれています。
このフランスの成功に刺激されて対抗心が生まれ、イギリスでも資金が調達されて、このオベリスクはロンドンまで運ばれてきました。

オベリスクの各面には,ヘリオポリスの神々に供物をささげる「スフィンクス」の姿をしたトトメス3世の図像が描かれ,柱身には3列のヒエログリフが彫られています。オベリスクにはブロンズ製のスフィンクス2体が添えられています。

テムズ川から見たクレオパトラの針。

ウォーター・ルー・ブリッジ

ウォーター・ルー・ブリッジは、橋の形自体は、それほどの特徴はありませんが、映画「哀愁」の舞台として見逃すわけにはいきません。
映画「哀愁」は、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラー主演の第一次大戦を背景にした悲恋物語で、ウォーター・ルー・ブリッジは、重要場面に用いられています。映画の原題は、WATERLOO BRIDGEになっています。
ヴィヴィアン・リーは、この「哀愁」が「風と共に去りぬ」の次になる出演作品ですが、実に美しいですね。
日本の戦後に作成された「君の名は」に登場する数寄屋橋は、ウォーター・ルー・ブリッジを勘案したものです。もっとも、数寄屋橋の実物を覚えている人は、もう少ないでしょうね。

ウォーター・ルー・ブリッジからの眺め。 中央奥はセントポール寺院

船の上から、ロンドンの街並みをゆっくり楽しました。

ロンドン橋
「ロンドン橋落ちた」の歌が浮かんできます。
ロンドン橋落ちる
落ちた、落ちる
ロンドン橋落ちる
マイフェアレディ。 以下何節も続きます。
ロンドン橋は、テームズ川の北側にあったローマの砦からテームズ南岸へ行くため、1世紀頃に架けられた橋で、1750年にウェストミンスター橋ができるまでは両岸を結ぶ唯一の橋でした。昔は木の橋で何度も流失・焼失しては架け替えられるということを繰り返しており、それが1209年に丈夫な石橋ができるまで続きました。

ロンドン塔
詳しくは項を改めて

タワー・ブリッジ
1894年に完成した跳開橋です。
タワーの高さは40mあり、左右にゴシック様式のタワーを持っています。

船の中から見るタワー・ブリッジ

タワー・ブリッジの橋げた

川岸から見るタワー・ブリッジ

タワー・ブリッジの上より

タワー内部は展望通路・歴史博物館があり、ロンドン塔を見下ろす展望を楽しむことができます。

タワー・ブリッジ近くの河畔に停泊しているのは、ベルファスト号です。

ベルファスト号は、イギリス海軍のタウン級軽巡洋艦で、第二次世界大戦に活躍しました。主に、ノルウェー沖で、ソ連への物資の補給船の維持の任務につきました。現在は、内部の見学ができます。
以上は、ロンドン河畔の風景ですが、現在では、ロンドン・アイと呼ばれる大観覧車ができていたりして、景観も変わってきているようです。