さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 武陵源・袁家界・その2

2012年05月07日 | 海外旅行
武陵源では、名前が付けられた岩峰が数多くありますが、最も有名なのが、これです。



150mの高さで谷底から立ち上がるこの巨大な岩峰は、乾坤柱あるいは南天一柱と呼ばれます。



谷底をのぞきこんだ方が高度感がでますね。



この一帯は、巨大な岩峰が立ち並んでいます。



遊歩道には橋も設けられて、乾坤柱を見ながら回ることができます。



乾坤柱の基部は上部よりも少し細いようで、遠近感が余計に強調されます。





乾坤柱を眺めることのできる小広場に、映画「アバター」で登場した翼龍の像が置かれていました。映画「アバター」では、武陵源の風景がモデルになって惑星パンドラが造形されました。

この話題に飛びついた現地観光業者は、2010年1月に、乾坤柱を映画にちなんで「ハレルヤ山」と改名するという記念式典を開催しました。さすがにこれについては、中国のインターネット上で批判が巻き起こったようですが、正式な結論は出ていないようです。



参考のため、映画「アバター」から、それらしい場面を載せておきます。

予備の転移装置の置かれた研究所のあるハレルヤ山に、主人公一行が逃亡する場面です。

乾坤柱と似た岩が登場しています。



ハレルヤ山の研究室に到着したところですが、背景には、武陵源で見かけるような岩峰が見えています。



有名な翼竜に乗っての飛翔シーンです。

映画「アバター」は、同じキャメロン監督の作成した「タイタニック」の興行収益を塗り替えて、世界一になった大ヒット作です。ただ、個人的な感想では、物語が類型的で、先が見えてしまいます。翼竜の最初の搭乗シーンも、古くからのSFファンとしては、アン・マキャフリイ作「バーンの竜騎士」のまねではないかと思わないではいられません。



武陵源の岩峰を見ると、確かにこの中を飛んでみたいと思いますね。





袁家界の見学を終えて、下山のために百龍エレベーターに向かいました。
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