タシケントの宿は、ラ・グランドプラザでした。ウズベキスタンのホテル全体にいえることですが、外観は立派ですが、テレビがつかなかったり、お湯の出が悪かったり、トイレで紙を流せなかったりしますが、リゾートライフを楽しみに来たわけでもないので良しとしましょう。
ホテルは、地図を見るとティムール広場の近くにあります。前日のホテルへの到着が遅かったため、シャワーを浴びて夜食をとってから寝たのは遅い時間になりましたが、観光のため早起きをして、ティムール広場をめざしました。このティムール広場は、ツアーの見学場所には含まれていません。
早朝とあって、人や車もほとんどいませんでしたが、太い並木を伴った大通りが設けられていました。
10分ほど歩いてティムール広場に到着しました。正面はティムール像で、左奥はホテル・ウズベキスタン、右奥は国際会議場です。
ティムール広場へは、奥の方から歩いてきました。
ウズベキスタンの首都にふさわしい整然と整備された広場です。
ティムールは、モンゴル帝国分裂後に現れた軍事的天才で、中央アジアから西アジアにかけてかつてのモンゴル帝国の半分に匹敵する帝国を一代で築き上げました。「ジンギスハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるように、征服した国々から職人をつれてきて壮麗な建築群を造らせ、それを見ることがウズベキスタン旅行の目的になっています。
ティムールは、歴史や天文学、建築に関心を持つ教養人であったとともに、征服地では虐殺と破壊を行うといった二面性を持っていたようです。
このティムールの騎馬像は、500スム札(約25円)のデザインに使われています。
これは、国際会議場。ティムール広場は、緑地公園になっており、周囲を公的建物が取り巻いています。
国際会議場には、サマルカンドのシェルドル・メドレセのタイル装飾の人面の太陽が飾られていました。
広場の周りには、二基の時計塔が設けられていました。
広場の奥に見える青タイル屋根の建物は、ティムール博物館です。
ティムール博物館では、ティムール一族をはじめ、ウズベキスタンの歴史上の偉人の資料が展示されているようです。
このティムール博物館は、ウズベキスタンでもっとも使うことになる1000スム札(約50円)のデザインに用いられています。
ウズベキスタン旅行で問題になるのは、現地通貨のスムの最高額が1000スム(約50円)であることです。実際にはドルも使えるのですが、スム以外の外国通貨の使用は法律で禁じられており、見つかると罰せられるといいます。トイレチップや市場の買い物、食事の際のビール代にスムの支払いが必要なため、現地ガイドにドルを必要なだけ数度にわたって交換してもらいました。
まず、30ドル(3000円弱)を交換して渡されたのが、この分厚いスムの札束でした。数えて確かめる気にもなりませんでした。お金持ちになった気分でしたが、無くなるのも早かったです。
馴染みの薄いスムですが、日本で思わぬ事件を引き起こしていました。
【ウズベク通貨スムで投資詐欺発覚! 65歳女性730万円被害】 2012年年10月報道
滋賀県野洲市内の無職女性(65)が、ウズベキスタンの通貨「スム」のもうけ話を持ちかけられ、現金730万円をだまし取られていたことが21日、分かった。詐欺事件として捜査している。
滋賀県警守山署の発表によると、今年8月ごろ、投資コンサルティング会社の社員を名乗る男から女性方に電話があり、「ウズベキスタンの通貨を買わないか。同国は地下資源が豊富。価値は5~6倍になる」などと勧誘した。
女性は男の指定する銀行口座に12回にわたり計730万円を振り込み、郵送で計73万スムが送られてきたという。女性は円とスムのレートが分からず男の言葉を信じていたが、日本円に換算すると73万スムは3万円程度であることがわかった。
この1000スム札が、730枚送られててきたようですね。おそらく経験したことのないような厚さの札束であったことでしょう。
この通貨詐欺は、コンゴフランやシリアポンド、イエメンリアル、ウズベキスタンスムが使われているようですが、その中でもウズベキスタンスムは実際に使える通貨ですね。といっても、73万スム持っているからといって、わざわざウズベキスタン旅行に出かけるわけにもいかないでしょうね。
ティムール広場の見学を終えてホテルに戻り、朝食をとってツアーの出発に備えました。
ホテルは、地図を見るとティムール広場の近くにあります。前日のホテルへの到着が遅かったため、シャワーを浴びて夜食をとってから寝たのは遅い時間になりましたが、観光のため早起きをして、ティムール広場をめざしました。このティムール広場は、ツアーの見学場所には含まれていません。
早朝とあって、人や車もほとんどいませんでしたが、太い並木を伴った大通りが設けられていました。
10分ほど歩いてティムール広場に到着しました。正面はティムール像で、左奥はホテル・ウズベキスタン、右奥は国際会議場です。
ティムール広場へは、奥の方から歩いてきました。
ウズベキスタンの首都にふさわしい整然と整備された広場です。
ティムールは、モンゴル帝国分裂後に現れた軍事的天才で、中央アジアから西アジアにかけてかつてのモンゴル帝国の半分に匹敵する帝国を一代で築き上げました。「ジンギスハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるように、征服した国々から職人をつれてきて壮麗な建築群を造らせ、それを見ることがウズベキスタン旅行の目的になっています。
ティムールは、歴史や天文学、建築に関心を持つ教養人であったとともに、征服地では虐殺と破壊を行うといった二面性を持っていたようです。
このティムールの騎馬像は、500スム札(約25円)のデザインに使われています。
これは、国際会議場。ティムール広場は、緑地公園になっており、周囲を公的建物が取り巻いています。
国際会議場には、サマルカンドのシェルドル・メドレセのタイル装飾の人面の太陽が飾られていました。
広場の周りには、二基の時計塔が設けられていました。
広場の奥に見える青タイル屋根の建物は、ティムール博物館です。
ティムール博物館では、ティムール一族をはじめ、ウズベキスタンの歴史上の偉人の資料が展示されているようです。
このティムール博物館は、ウズベキスタンでもっとも使うことになる1000スム札(約50円)のデザインに用いられています。
ウズベキスタン旅行で問題になるのは、現地通貨のスムの最高額が1000スム(約50円)であることです。実際にはドルも使えるのですが、スム以外の外国通貨の使用は法律で禁じられており、見つかると罰せられるといいます。トイレチップや市場の買い物、食事の際のビール代にスムの支払いが必要なため、現地ガイドにドルを必要なだけ数度にわたって交換してもらいました。
まず、30ドル(3000円弱)を交換して渡されたのが、この分厚いスムの札束でした。数えて確かめる気にもなりませんでした。お金持ちになった気分でしたが、無くなるのも早かったです。
馴染みの薄いスムですが、日本で思わぬ事件を引き起こしていました。
【ウズベク通貨スムで投資詐欺発覚! 65歳女性730万円被害】 2012年年10月報道
滋賀県野洲市内の無職女性(65)が、ウズベキスタンの通貨「スム」のもうけ話を持ちかけられ、現金730万円をだまし取られていたことが21日、分かった。詐欺事件として捜査している。
滋賀県警守山署の発表によると、今年8月ごろ、投資コンサルティング会社の社員を名乗る男から女性方に電話があり、「ウズベキスタンの通貨を買わないか。同国は地下資源が豊富。価値は5~6倍になる」などと勧誘した。
女性は男の指定する銀行口座に12回にわたり計730万円を振り込み、郵送で計73万スムが送られてきたという。女性は円とスムのレートが分からず男の言葉を信じていたが、日本円に換算すると73万スムは3万円程度であることがわかった。
この1000スム札が、730枚送られててきたようですね。おそらく経験したことのないような厚さの札束であったことでしょう。
この通貨詐欺は、コンゴフランやシリアポンド、イエメンリアル、ウズベキスタンスムが使われているようですが、その中でもウズベキスタンスムは実際に使える通貨ですね。といっても、73万スム持っているからといって、わざわざウズベキスタン旅行に出かけるわけにもいかないでしょうね。
ティムール広場の見学を終えてホテルに戻り、朝食をとってツアーの出発に備えました。