おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

7月25日 リゾートしらかみ号

2013-08-24 14:15:08 | 旅行記
◆リゾートしらかみ号

不老不死温泉に真昼間っから浸かって不老不死になったところで、バスはJR五能線の深浦駅に到着する。
ここから鯵ヶ沢駅まで約1時間の「五能線いいとこ取り列車の旅が始まる」

五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の東能代駅と青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。路線距離は147.2km駅数:43(起終点駅含む)の単線非電化である。
200px_jr

つまり全線147kmのうちワシらは海岸線の景色の良いところ36.9km(所要時間:55分)だけを走るのだ。
時刻表の地図によると「深浦海岸」というらしい。

これを大井川鉄道のSLで例えると、観光客相手のSLは新金谷(以前はJR金谷駅)から終点の千頭まで運行しているのだが、観光客は終点の千頭まで乗らずに途中の家山で降りてしまうそうだ。つまりSL乗車”体験”すれば、なにも、バス回送が不便な千頭まで行かないで済むので、しかもSL運賃は高額なので、観光業者にとっては利益にかなうのである。

(儲けが減って)「困ったもんです」
と、大井川鐵道のエライさんがぼやいていた。
まあ、それはともかく

深浦駅
深浦は、江戸時代には北前船の風待ち港として、大いに栄えた港町であったということである。
名前の通り深い浦であるのだろう。

P7250411

時刻表。本数は上り8本のうちワシらが乗るリゾートしらかみ号(快速)が3本、普通列車が5本だ。地元民にとっては使いにくい本数だが、水森かおりが歌ったり、リゾートしらかみが人気があったりしなければ、さびれたしがない地方鉄道として、廃線の憂き目にあっているだろうから、これでもまあしようが無いっていえばそうだが・・・・・

P7250412

リゾートしらかみ号には3つの車両形態がある。
昨日話した12湖の青池からとった「青池」どのポスターにも五能線と言えばこれだ。
Photo_2

その他、白神山地に棲息するというクマゲラからとった「くまげら」そして「ぶな」の3編成である
しばらく待ってきたのは「くまげら」号である。

P7250420
P7250421

ゴツゴツした岩場が続く海岸線のすぐ近くを列車は進んでいく。

P7250426


P7250428

途中「千畳敷」と言う所で列車は停車する。
海岸の岩が平たく広場になっているようなところで五能線では一種の見せ場である。
15分ほど停車する。「発車3分だか5分前になったら合図の汽笛を鳴らすので、そしたら列車に戻ってきてください」との車掌の声。旅行者を相手にした何とも粋な計らいだ。
P7250435

前回の山形新潟の旅でも感じたが日本海の海岸を見ると
どこも寒村で、海岸には人がおらずひっそりしている。
北の独裁国のスパイが密入獄したり、密出国したり、日本人を連れていったりすることは、いざその気になれば簡単なことであることよ、と思う。海岸防備に力を入れなけりゃあいかんなあと感じた。
P7250425

リゾートしらかみ号くまげらは時刻どおりに鯵ヶ沢駅に到着する。
鯵ヶ沢は”技のデパート・本店”と呼ばれた「舞の海」の出身地である。
しかし駅前の店の前にたった一枚のアピール看板があっただけであった。見落とすほど小さい看板。

ひょっとして舞の海は地元ではそれ程人気が・・・・・、と思われたのだが、ネットで検索したらあったあった、町内に「海の駅わんど」ってゆう観光施設があり、その建物の2階に「鯵ヶ沢相撲館(舞の海ふるさと桟敷)」がある。ここには舞の海や元関脇・綾川など、大相撲の歴史がよくわかるパネルやビデオの放映、化粧回しや貴重なトロフィーなどを展示をしているということだ。

よかったね舞の海。

P7250442

これから約200kmのバス旅で向かうは、今宵の宿、浅虫(あさむし)温泉である。




7月25日 青池・不老不死温泉・五能線

2013-08-23 10:07:03 | 旅行記
◆白神山地 十二湖 青池

白神山地(しらかみさんち)
 人は最初に覚えた読み方がなかなか抜けないで、いつまでたっても間違った読み方をしてしまうことがある。特にワシのばやいはその傾向が強い。(個人の感想です)
白神山地も最初にハクジンと間違えて覚えたので、いつまでたっても、ハクジン?シラカミ?と分らなくなってしまう。たびたびあるのだ。

【白神山地(しらかみさんち)】
青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がっている標高1,000m級の山地(山岳地帯)のことをいう。白神山地は、屋久島とならんで1993年(平成5)12月、日本で初めてのユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された。そこには「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」(世界遺産登録理由)している。(ウィキペディア)

Photo

この世界遺産の白神山地は面積が広大で13万ha。そのうち約1万7千ha (169.7km?) がユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されているそうだ。
富士山と違い、ここにはかなり厳しい入山規制があり、まあ一般の人々は絶対に入れないようなことになっている。
学術調査目的など相当な理由がないと難しいらしい。まあ、世界遺産の目的に合致していて、これでいいとワシは思っちょる。(そこへ行くと富士山はなー)

この広大な山地のほんの一か所、西側に位置する十二湖のうち、青インクを垂らしたような美しい水面が神秘的に見えるその名も「青池」を見てきた。

P1000076

十二湖とはいえここには33の湖(と言っても小さなため池ほどのもの)があり、なんでも昔の地震で川がそこかしこで埋まり出来た池だそうな。この中でいっちゃん有名なのが「青池」である。理由は、ここだけ水の色が青くしかも天候によって色合いが微妙に変化するのだそうな。

行ってみれば小さな池、水の色は透明なブルーで美しいがなにせ面積が小さすぎる。500mもブナ林の中を歩いていくほどのもんでもなさそうだ。ま、それも行ってみなけりゃ分らないが・・・・面積は1000平米と言う。ルートで割れば31m四方だ。駐車場にして約40台分。
ブナの巨木の林の中にあるが、樹名板も無いのでまったくのあてずっぽう、せめて樹名板はほしいな、児童に学習の機会を・・・・

◆黄金崎・不老不死温泉
黄金崎(こがねざき)と言えば西伊豆に決まってる。しかし日本は広い、ここ青森県西津軽郡にも黄金崎はあったのだ。(この分じゃあ、ほかにもあるかもね)
ここの不老不死温泉に連れて行かれた。
人気の秘湯・日本海を見渡す雄大な露天風呂だとのこと。

場所はここ
P8220234

行く先々で人が少なく、北東北の観光業は大変だなーと感じていたが、ここは全然違う。
日帰り温泉の人気はここでも、と言う感想。
宿泊も可能で一泊9千円なにがしである。

Photo_2


何ていっても露天風呂がすごい!建物は御覧の通り海からは十数メートル高い位置にあるが件の露天風呂は海面すれすれ!
ガイドが今日は波が少ないでしょうから露天風呂に入れると思いますよ。と言っていたが、そのとおり。
少しの風浪で波が露天風呂に入ってしまうほどの標高にある。

「まず最初に屋内の風呂に入ってそれから階段を海まで下って露天風呂に入るように、なぜなら露天風呂は体を洗う設備がありませんから。」と言う従業員の厳重な注意を無視していきなりボッチャリ入った、不良なワシ。

Photo_3

露天風呂は女風呂が海に向かって右、混浴風呂が左になってる。
かなりの『期待』をして入ったが、左の混浴風呂には女はいない、あー残念。

屋内風呂で体を洗ってないワシは、ついでに海にも入って(海面と風呂水面とはほぼ同じ高さ)身体を清めたつもり。まわりの人に笑われたが旅の恥はかき捨てだあ。
これでワシは死なないしこれ以上の老人にもならない。(不老なら若いころに来たかったよ)
今度の旅で一番の印象に残った露天風呂であった。また来たい。(死なんからまた来れることはそうだが)

と言う訳で次は五能線に乗るのだが、ゴメン、明日に順延。





7月24日 男鹿半島 と なまはげ太鼓

2013-08-22 14:23:29 | 旅行記
男鹿半島の一番先端に「入道崎」がある。

地図で言うと、ここらへんだ
P8220233

草原の向こうに白黒横縞に塗られた大きい灯台がある。
俗っぽい観光地の景観ではなく
写真のようにとても素晴らしい景色

P7240345

と言う訳ではなくて
道の反対側にはしっかと土産物店が並んでいる。
やっぱりここも「観光地」をしている。
ただし客がちょっとしかいねえ、ガイドが言っているが震災後は客が「めっきり減った」そうである。
そんな感じははっきり受けた。観光バスは我々のクルマが1台きり、他に乗用車が数台だけだもん。
一番書き入れ時のこの時期にこれじゃあなあ。冬は来ねえだろうし。

P7240346

入道崎灯台の位置は北緯40度00分18秒
道理で下の写真のように、中央の割れた石が点々と草原に並んでいる訳だ。
P7240353
この石の所が北緯40度ジャストって訳ね。


ここで今日の行程は終了、今夜の宿は男鹿ホテル、ここから数分の所

夕食後、地元の若い衆のグループの演奏する「男鹿なまはげ太鼓」ショー(500円也)を観に、ホテル近くのなんちゃら会館(男鹿温泉交流会館)へ浴衣姿で行く。

P7240356

このグループは海外演奏旅行にも行くほどの実力だそうだ。なまはげの衣装で打ち鳴らす太鼓演奏のド迫力に子供も泣き出すほど。(ユーチューブで観られるよ)

P7240360

明日25日は白神山地と五能線「リゾートしらかみ号」へ乗るだべ。水森かおりの歌で一躍有名だッちゃ。








7月24日 上野から男鹿半島

2013-08-21 10:35:25 | 旅行記
【しらかみ号と仏が浦遊覧、不老不死温泉、2大半島 夫婦2人旅、4日間モニターツアー

と言う長ったらしい名前の「できあい旅行」その1】

今を去ること約1か月前の7月24日朝9:00
連れ合いと私は上野駅の地下数十メートルにある東北新幹線のホームにいるのだ。

これから【しらかみ号と仏が浦遊覧、不老不死温泉、2大半島 夫婦2人旅、4日間モニターツアー】
に出かけるのである。

東京駅8時20分発のこのツアーに、我々は、当日の朝漁村市を出発したのではどう頑張って(列車の中で走っても)間に合いっこないので、前日は目白の息子の家に厄介になる予定であったのだが、生憎その家の息子が『手足口病』になったということで、前泊は断念し、池袋の(前日にも関わらず空室のあった)某ホテルに急きょお泊りして上野駅からの参加になったのだ。

この旅行の行先は秋田駅を起点とし、秋田県・青森県・岩手県と北東北を右回りにぐるっと周遊するコースである。

上野駅に定刻にやって来た列車は「スーパーこまち7」である。


P7240308

秋田新幹線は山形新幹線同様に、東北新幹線のルートを盛岡まで走り(山形新幹線は福島まで)盛岡で、繋いでいた東北新幹線「ハヤブサ」と別れて一人秋田市まで我々を連れて行くのである。

P7240309

12時52分秋田駅着
秋田駅は県庁所在地の駅であるが、時間が時間か、漁村市駅北口ぐらいの乗降客しかいない。えーこんなに人がいないのー。

P7240329

駅前には我々ツアーの人々しかいない感じで、非常にさみしーのである。

P7240330

待っていた岩手ナンバーのツアーバスに乗り男鹿半島に向かう。
秋田駅から秋田自動車道の秋田中央ICに向かう道もガラ空き。
なんだかなー。

40分ほどで男鹿半島の付け根にある真山神社へ到着
この神社は「なまはげゆかりの地」と言うことで、隣にある「なまはげ館」(入館料500円)で「なまはげ」の由緒を説明するビデオを鑑賞する。
おかげで「なまはげ」について人に説明できるほどの知識が身に付いた。

P7240332


P7240337
無料だと言うのでせっかくだから「なまはげ」のコスプレ?をして記念撮影、左がワシで右が連れ合い
だけど、これじゃ誰が誰だかわっかんね。

次に向かったのは入道崎




長らくのご無沙汰でした

2013-08-20 15:56:52 | 日記・エッセイ・コラム
皆さんごきげんいかがですか?

私は、皆さんが心配しているような(いや、別に心配してねえか)病気、怪我、不慮の災害、PCの故障などでは無く、

ここのところ我が家には、恐ろしい怪獣が都合3名も宿ってまして、(そして、その怪獣の保護者も含む)その世話と言うか
お相手に連日、精も根も使い果たしていまして、ブログなどと言う暇な時間は全くありませんでした。

P7310217
怪獣はこんな風にして電車を見るのだ

早朝から騒がしいこと限りなしで、それが20時に寝付くころまでの間、泣いたりわめいたりションベンしたり、日常の静かな我が家が近所迷惑の中心的家屋になっていたのであります。

この怪獣も、ワシへの腰痛と言う置き土産を残してそれぞれ目白、埼玉へ戻っていったのでようやく落ち着いてブログることが可能となった次第でありました。

では、さっそく怪獣の来る前に戻ることにいたします。

【しらかみ号と仏が浦遊覧、不老不死温泉、2大半島 夫婦2人旅、4日間モニターツアー】

と言う長ったらしい名前の「出来合い旅行」に行ってきたのでその旅行記を始めることとする。

が、ここまででワシは疲れたので、本文は明日から数日かけて書くことにする。これがおもしれ―のだ。

こうご期待。