インセクト・ポイズン・リムーバー

【今日の　２代目】

今はシルバー人材センターに全面委託しているが、それ以前は堤防の草刈りは町内の行事の一つであった。

一生懸命に草を刈っていると蜂の巣をつついてしまった。すぐに現場を離れ家に戻って石鹸などで洗ってしばらくすると心臓がドキドキして、呼吸が困難になってきた。「あーワシはこのまま死ぬのか」と思った。家人はいなかったワシ一人。

数時間安静にしていたら心拍数も戻り、血圧も下がって死なずに無事生還を果たした。たった一匹の蜂の一突きで死ぬこともあるということを初めて実感した。

田中角栄総理のロッキード疑惑事件で（知らない人はロッキード事件で検索）田中の元秘書で、事件で有罪となった榎本敏夫前夫人の三恵子が、榎本に不利な法廷証言を行なった心境について述べた言葉『ハチの一刺し』という言葉を思い出した人はもう”老人”。

アナフィラキシーショックと言って、２度目に刺されたときは命に係わるアレルギー反応らしい。
ワシの友人の「ヤッサン」もそうだ。彼は蜂を見るとやたらと手を振り回したり、逃げ回ったりするがかえって危険！（気持ちはわかる）

まだまだ死にたくないので何か対策をと考えていたところこれがあった。



その名もインセクト・ポイズン・リムーバー(デンマーク製）、そのまんまや。
刺された毒に対し、その個所にこの先を当てがって器具の中を真空状態にして、素早く毒液を吸引するというスグレもの。



これを買ってからは一度も蜂には刺されたことはないが、ムカデに対しては非常に有効である。蚊にも使える。
ムカデは大きいのが我が家にはいて、時々風呂場にも入りこんでいる。どのようにして入り込むのか不思議だがイヤなもんだ。
ムカデに刺されると、ひどく腫れて足なぞ刺された日には、直径が２倍ぐらいのパンパンの太い、熱を持った足になってしまう。

生まれたての孫にもその兄（２歳）にも今後役に立つかと思い１代目は差し上げた。がワシも必要なので今日東急ハンズで買ってきた１１５５円也。

さあ、これでマムシでも２０ｃｍのムカデでもスズメバチでもヤブッカでもかかってこい！

古生代の三葉虫

【今日の　科学館】

古生代の三葉虫？なにそれ。

忙しくてなかなか行けなかった科学館だが、今日は時間が取れたので科学工作の支援に行ってきた。久しぶりだ。
今日の科学工作は古生代の生き物「三葉虫」のレプリカ作りだ。
今回作るのは、オルドビス紀（約４億８８３０万年前～約４億４３７０万年前）の三葉虫アサフス属の一種で、ロシアで発見されたものだ。

１３時からの開店だが３０分前からこのような大行列。こんなに化石が人気があるなんて、門外漢のワシにはホントびっくりだ。


作り方は簡単である。


紙コップにあらかじめ化石を形取ったシリコン製のメス形が入っている。
これに石膏を水で溶き入れて写し取るだけ。
注意点は、石膏を水で良く溶くこと、かといって長時間かき混ぜていると石膏が固まってくるので素早くやること。

固まる１０分ぐらいの間時間が空くので、その待ち時間は子供たちに化石や三葉虫の話をしてやる。


ワシは工学関係の職種であり、化石だ遺跡だ生物学だは、超不得意のジャンルであるからにして、それでは子供たちや親に対して申し訳ない。このため付け焼刃で、前日ネットで仕込んだ三葉虫の話をずっと以前から知ってたオジサンを演技して話してやる。学生のころと同じだ。これを一夜漬けという。

良かったよ、ワシのところへは「化石オタク」の子供が来なくてさ。

そろそろ石膏が固まったころだ。コップをひっくり返して取り出す。


持ち重りがして結構嬉しい。今夜は、家に帰って子供たちパパやジイジに見せたのだろうなあ。

「おもしろかった」と言ってくれるのが嬉しい単純おじさんであった。

椅子の修理

【今日の　修理】

食堂の椅子が壊れた。ほぞが外れたのだ。
椅子と一緒に転ぶ前に気が付いてよかった。

これも運か。
早速修理をする。


まずは今付いている接着剤を取る作業から。
これが思ったほど簡単な作業ではなく、ナイフやら彫刻刀やらサンドペーパーやら総動員で汗水たらしての作業だ。


次に木工ボンドを両面に塗りこむ。接着の基本は”接着するもの双方を濡れた状態にする”こと。多めに塗りこみ接着し、はみ出た分を乾燥する前に濡れ雑巾で拭い取る。


木づちで叩き込みロープで強く固定。そのまま１日以上固定しておく。


修理できあがり。


これで当分大丈夫だ。
坐り心地はどうですか？
イース。