【今日の 燻製】
先日お伝えしたように、クリスマス用に丸鶏の燻製をつくり始めた。
先ずは、市内のスーパーで鶏を一羽買ってくるのだが、丸ごと一羽なんて、なかなかどこにでも売っているものじゃないぞ。
幸い、イオンには、クリスマスをにらんでの(かどうかはワシ知らんが)丸鶏を仕入れていることがあるのである。
しかし、今日のイオンには無かった、調理済みの丸鶏さえも無かったのである。
漁村市の住民には鶏を食べる習慣があまり無いという判断で良いかもな。
イオンの近くにある安売りスーパーマーケットここが一軒だけ、丸ごと鶏(中抜き)を売っていたので買ってきたぞ。残念ながらブラジル産。まあ良いとしよう。
袋から出し、鶏を半分に割る。内臓は撤去してあるとはいえ、少しの汚れも許さないワシだから徹底的にきれいにする。
気持ち悪いと、グロテスクだと思ったあなた。
生きとし生けるものすべてが、ほかの生き物を食べているのだぞ。
ぴくぴく動く刺身もありがたがって食べるんでないかい?白魚の踊り食いなどもな。
ここはひとつ頑張って先に進めて行こうじゃん。
二つに割った身にフォークをブスブスと刺して、香辛料やワインなどの液体が肉に沁みこむようにするのだ。
まことに残酷なワシなのだ。
そして、血抜きのために、塩を全身に刷り込んでビニル袋で冷蔵庫、10時間ほど。
その間に燻製のための液体を作っておく。
水、塩、砂糖、しょうゆ、白ワインを鍋に入れて沸騰させる。沸騰したらばすぐに火からおろして熱が冷めるのを待つ。
この液体をソミュール液という。
◆
さて、血抜きを始めて10時間後
鶏をビニル袋から出して(血が結構出ているのだ)洗い、さっと水分をふき取る。
ソミュール液に、セロリの葉とパセリの茎を混ぜてビニル袋に鶏とその液を入れて空気を抜き取り、冷蔵庫に入れる。
今回はパセリの茎が間に合わんかったので、断念して(というほどではありませんが)庭のローズマリーを切って入れた。
(匂いの草ならどれでもいいだろう、前回のベーコンにも入れましたぞ。)
緑が加わるときれいだなあ。
現在このような状態で冷蔵庫で熟成をさせていますねん。
これから3日ほど漬け込んで、いよいよ燻製作業である。
後編をお楽しみに。
曹洞宗(名目上)がクリスマスにチキンだ。合掌
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