【今日の 科学館】
”今日の”と書いたが先日の土曜日のことである。
3月22日に科学館でサイエンスナビゲータの主催するイベントがある。
昨年の秋からその準備をしているが、今日はその出展の一つをナビ一同で試してみる。
いわゆるモニターな。
「最強の橋を作ろう」がそのタイトルである。ではその紹介をしよう。
ティッシュの箱2つを間隔をあけて縦に置く。これが橋台だ。
材料は普通のコピー用紙1枚。これを橋にする。紙1枚を各自工夫して強い橋に替えるのだ。
条件として、紙は曲げても折っても良いがセロテープや糊などを使ってはいけない、あくまでも紙1枚で。
まあ、普通このように折ったりするわな。
橋の中央に紙コップをつり下げて徐々に重りを入れて行く。橋が重量に耐えきれなくなって折れて、紙コップが下についたらその時点の重さを計る。
みんなでワイワイしながら、各員思い思いに折って挑戦する。大抵、三角形断面にするも、なにせ紙の他一切使用禁止なので、うまく三角形断面が保持できない。
ふん!ワシは折らんぞ、丸めるのだ。丸がこの場合一番強いのだ。と密かに工作しながら。・・・・・・・丸めても、あっ!止められなーい。巻戻ってしまう。
丸めを保持するためにはどうすれば良い?・・・・・・・・よし!端を少し折ればいいのだ。
満を持してワシは挑戦する。
ほらね、丈夫でしょ。なんと900g。他のは400gから500gで勝負している、ワシはえらい。と密かに思っちゃった。
ワシが1等賞。となったのもつかの間。
ある人がワシの重量を抜いた。
何、ナニ、どして?
その人はすごいぞ。なんと丸パイプで、そこのところはワシと同じ考えだが、紙を斜めにして
対角線方向に丸めたのだった。
これだと中央部が厚いパイプになる。しかも中央部に紙の端が一か所だけ来るので
ここに紙コップの手掛けを掛ければ、紙の橋はおのずから巻戻らない。
橋というものは中央部が一番「曲げる力」がかかるのだ。
ここに厚くなった断面を持ってきたのが味噌醤油。
工学的に言えば曲げモーメントの最大の箇所に、断面係数の最大を持ってきた。という事になる。
ああ、ワシはそこまで気が付かなんだ。
今ワシはこれ以上の強さの橋を考えている。夜も眠らないで勉強している。クヤシー
これが文明の進歩の原動力だ。ホントにクヤシー
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