おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

砂質地盤の液状化じっけんⅡ

2013-02-17 09:18:10 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 実験】

前回の実験では模型の小さな家が倒れないことが分った。
原因は
①砂の大きさにばらつきがあり(粒度分布が良い、と言う)かなり締め固まってしまって、案外丈夫な地盤になっていたこと。
②模型の家が小さすぎて砂の大きさに対してバランスが取れていなかったこと。すなわち模型の家から見ると砂とはいえ岩ほどの大きさの地盤でこれじゃあ砂質地盤とは言えないこと。

だと、まあ自分で判断をしたわけである。
そこで今回は、ホームセンターで買ってきた砂を使うのをやめて、静岡市の大浜海岸の砂が粒度もそろっていて、しかも細かい砂のようであるので、こっそり海岸から砂を盗掘してきた。国土交通省には内緒にお願いする。

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バケツに水を張り砂を入れ何回も洗って汚れを落とす。
牡蠣の燻製作りの時のように何回洗ってもきれいな水にならない。
いい加減あきてくる。

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まあこれくらいなら良いか。
あっと、洗う前に目の細かい「ふるい」で大きさを揃えたことは言うまでもないがね。

で、実験装置に砂を入れて
実験開始
Photo

見事に家は倒れない。
そうそう車も100均で買ってきて置いておいた、子供よろこぶと思うから。
円筒形の発泡スチロールも砂に突っ込んでおいた。これはマンホールのつもり。

では、水を入れて地震を起こしてみると。
Photo_2

無事家はゆらゆらとして、ゆらゆらを続けると倒れてしまった。
わかりやすーい。
100均車もこれ、このとおり
地盤に食い込んでいる。
報道写真のとおりであるぞ。

Photo_3

と言う訳でじっけんそうちは無事完成したのであった。慶賀。