MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

読書感想文大作戦

2007-08-09 23:46:34 | 受験・学校

夏休みも半分過ぎた~。

そろそろ溜まってた宿題に取りかからなければ。

てな、心境ですかな。学生諸君!

で、宿題の中で何がいやだったかって、

そりゃ、やっぱ読書感想文でっしょうっ!

とにかくなんとか本を一冊は読まなきゃならないし。

そこで、MrKはまず、朝のラジオ体操に行き、

出席のハンコを押してもらうところに、巡回図書と称して

積んである数冊の本の中から

1、2冊借りることにする。(たぶんそれ以上はダメだった)

これが実にショーもない本ばかりだったりするのだが…

何といっても本屋で買うより安上がり。

万一失敗してもタダ、ってのは魅力。

そこで、できるだけ薄い本を選ぶことにする。

それらの本は学校の図書室から

持ってきたもののようだが、

当時、図書室の本って

強烈なクレゾール臭っ!

図書室の入り口には

必ずクレゾール石鹸水の金だらいが置いてあって

『利用者はまず手を洗うべし』、

って、しきたりがあったよなぁ。

(殺菌する必要があったのかね~)

で、かなり濃いクレゾールで洗ったあと

きたないタオルでちょちょっと拭くだけで、

そのまま本を開いて読んでいたっけ。

どうりで、本にクレゾールが染み込むわけですな。

ところで、クレゾールにはかなり

強いたんぱく変性作用があり、

取り扱いも厄介なので、

今ではほとんど使われなくなった。

当時は手についたクレゾールが

口から入る生徒もいただろうと

思うと恐ろしいことだ。

話は戻るが、そのクレゾール臭たっぷりの本を

何とか読み終わり、作文にとりかかる。

小学生にとって原稿用紙3枚てのは

とてつもなく長い。

よくあるパターンは、

あらすじをだらだら書いて

そのところどころに

「ここのところは僕は~と思いました」

とか「この場面は感動しました」

(今風では「マジ、チョーうける~」)

など、しょーもない感想を挿入する。

なんとかあらすじ主体で3枚を書き上げ、

つまるところ何が言いたいのかわからない

感想文ができあがるという寸法だ。

考えてみると、当時、

感想文の書き方など、

きちんと教わった記憶がない。

今になって思うのだが、

新聞や雑誌で見かける偉いお方の

書評のような書き方をすれば

良かったのだろうか。

小学生が書評のような書き方を

したらおかしいのかも知れないが、

ちゃんと教えてもらってれば

似た感じで書けてたような気もする。

とにかく、あらすじを追って感想を

書くパターンには自己嫌悪を覚えたし、

最高に苦痛だった。(宿題先延ばしの主因)

今の子供たちには、枚数を決めないで、

感想は短くてもいいから、

自分の言葉で自由な思いで表現してもらいたいと

思うのだ。

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