![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/4f/2582ecb39a6c2ed691fcdfd2d98ced0b.jpg)
kan-haru blog 2007
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高架工事で占有された梅屋敷公園
梅屋敷公園の南口に来てみると、京急高架工事のため思ったより広く占有され、公園の内部が無粋な白い高い囲いの塀のため、景観の雰囲気が無粋な姿に変わり果てていました。
これでは、文政年間に「和中散」の売薬所の庭に梅の名木を集めて休み茶屋を開いたといわれ、広さも一時は1万平方メートルあり、広重の浮世絵にも描かれた梅屋敷はまるで形無しです。
明治維新後には、明治天皇が9回も行幸され、公園の名前にも「聖跡」が冠せられ聖跡蒲田梅屋敷公園と呼ばれています。
京急工事の占有以前の広さはおよそ4300平方メートルでしたが、思いのほか広範囲の占有(航空写真再掲 占有赤枠)であり、多数の梅の木も取り囲まれてました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/59/0ea71ec969ef48fb842497a8dfb8ae9d.jpg)
国道の拡幅でさらに削られる梅屋敷公園
梅屋敷公園は、旧東海道に接しており、昔の街道の幅は6mほどで現在の第一京浜国道の東端側面の位置にありました。1918年(大正7年)に国道の拡幅と、西側に京浜電鉄の開通により、公園はその都度狭められてきました。
現在、第一京浜国道は、東京都都市計画道路(幹線街路放射第19号線)による拡幅工事を、大森町駅付近から多摩堤通りまでの区間の1190mの工事計画で、幅員は約35~50mに広げることで進められてます。
この工事によりさらに削られて、梅屋敷公園(航空写真黄線道路拡幅 再掲)の分化遺産は消滅の運命にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/52/215534ebeeaf4ed5b6520c43fbb1531e.jpg)
道路に面した境内を削られる近隣の神社
第一京浜国道の拡幅は、道の西側方向のみが広げられ、道路に面した公園の敷地や神社の境内がその都度削られてきました。第一京浜国道の西側道路に面した大森町近辺の神社には、盤井神社(大森北2丁目)、大森神社(「大森町界隈あれこれ 大森町の社寺 大森神社(寄来神社)」参照)、貴菅神社(「大森町界隈あれこれ 大森町の社寺 ささやかに鎮座する貴船(貴菅)神社」参照)などの諸社があり、これらのお社では道路拡張の都度境内が削られました。また、幹線街路放射第19号線拡幅工事により、境内がさらに削られる貴菅神社では、本殿を移して遷座する大きな問題を抱えております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ab/28f64e351462c5f9671b065563025d91.jpg)
梅屋敷公園の昔の面影
工事で占有(航空写真赤枠内 再掲)の柵内の撮影は出来ませんが、2006年9月20日付けブログ(「大森町界隈あれこれ 大森町風景 梅屋敷公園」参照)で掲載していない公園の面影を求めててみました。
梅屋敷公園には、昔を示す「里程標」(復元)、狂歌堂真顔の歌碑(復元)、山本久蔵の句碑(復元)などの多数の石碑が残っております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/17/992c8aebc36d056da26208412c41b608.jpg)
里程標 山本久蔵句碑 狂歌堂真顔歌碑 歌碑説明板
里程標の案内板には、「昔、梅屋敷山本家の門の傍に自然石の里程標の石碑がありました。
その高さは1メートルほどでその表面には、
距日本橋三里十八丁 蒲田村山本屋
と刻されていたと伝えれています。木戸孝允、伊藤博文らが梅屋敷で新年宴会を開いた際、二人が合作した一幅中の木戸孝允の画にも描かれていました。戦後里程標は姿を消しましたが、資料をもとに復元しました。」と説明があります。
山本久蔵の句碑の案内板は、説明の文字が消滅して判読ができませんでした。
梅屋敷公園スポーツ施設
梅屋敷公園には、大田区のスポーツ施設として大田区体育館弓道場と相撲場があり、土曜日で両施設共に熱心な練習風景が見られました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/14/de250c74d6902c1709303a55922a04da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/03/e5ff3f551f29e0eca518fcac7d9c52f3.jpg)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(5月分掲載Indexへ)
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高架工事で占有された梅屋敷公園
梅屋敷公園の南口に来てみると、京急高架工事のため思ったより広く占有され、公園の内部が無粋な白い高い囲いの塀のため、景観の雰囲気が無粋な姿に変わり果てていました。
これでは、文政年間に「和中散」の売薬所の庭に梅の名木を集めて休み茶屋を開いたといわれ、広さも一時は1万平方メートルあり、広重の浮世絵にも描かれた梅屋敷はまるで形無しです。
明治維新後には、明治天皇が9回も行幸され、公園の名前にも「聖跡」が冠せられ聖跡蒲田梅屋敷公園と呼ばれています。
京急工事の占有以前の広さはおよそ4300平方メートルでしたが、思いのほか広範囲の占有(航空写真再掲 占有赤枠)であり、多数の梅の木も取り囲まれてました。
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国道の拡幅でさらに削られる梅屋敷公園
梅屋敷公園は、旧東海道に接しており、昔の街道の幅は6mほどで現在の第一京浜国道の東端側面の位置にありました。1918年(大正7年)に国道の拡幅と、西側に京浜電鉄の開通により、公園はその都度狭められてきました。
現在、第一京浜国道は、東京都都市計画道路(幹線街路放射第19号線)による拡幅工事を、大森町駅付近から多摩堤通りまでの区間の1190mの工事計画で、幅員は約35~50mに広げることで進められてます。
この工事によりさらに削られて、梅屋敷公園(航空写真黄線道路拡幅 再掲)の分化遺産は消滅の運命にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/52/215534ebeeaf4ed5b6520c43fbb1531e.jpg)
道路に面した境内を削られる近隣の神社
第一京浜国道の拡幅は、道の西側方向のみが広げられ、道路に面した公園の敷地や神社の境内がその都度削られてきました。第一京浜国道の西側道路に面した大森町近辺の神社には、盤井神社(大森北2丁目)、大森神社(「大森町界隈あれこれ 大森町の社寺 大森神社(寄来神社)」参照)、貴菅神社(「大森町界隈あれこれ 大森町の社寺 ささやかに鎮座する貴船(貴菅)神社」参照)などの諸社があり、これらのお社では道路拡張の都度境内が削られました。また、幹線街路放射第19号線拡幅工事により、境内がさらに削られる貴菅神社では、本殿を移して遷座する大きな問題を抱えております。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/ab/28f64e351462c5f9671b065563025d91.jpg)
梅屋敷公園の昔の面影
工事で占有(航空写真赤枠内 再掲)の柵内の撮影は出来ませんが、2006年9月20日付けブログ(「大森町界隈あれこれ 大森町風景 梅屋敷公園」参照)で掲載していない公園の面影を求めててみました。
梅屋敷公園には、昔を示す「里程標」(復元)、狂歌堂真顔の歌碑(復元)、山本久蔵の句碑(復元)などの多数の石碑が残っております。
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里程標 山本久蔵句碑 狂歌堂真顔歌碑 歌碑説明板
里程標の案内板には、「昔、梅屋敷山本家の門の傍に自然石の里程標の石碑がありました。
その高さは1メートルほどでその表面には、
距日本橋三里十八丁 蒲田村山本屋
と刻されていたと伝えれています。木戸孝允、伊藤博文らが梅屋敷で新年宴会を開いた際、二人が合作した一幅中の木戸孝允の画にも描かれていました。戦後里程標は姿を消しましたが、資料をもとに復元しました。」と説明があります。
山本久蔵の句碑の案内板は、説明の文字が消滅して判読ができませんでした。
梅屋敷公園スポーツ施設
梅屋敷公園には、大田区のスポーツ施設として大田区体育館弓道場と相撲場があり、土曜日で両施設共に熱心な練習風景が見られました。
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