
kan-haru blog 2010
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プラザ事業施設見学会の3番目のスケジュールは、16時から脳科学研究センターの脳に関する研究を学ぶため、プラザの連絡口から移動して理化学研究所に入り、脳科学研究センター「ブレインボックス」展示室を見学しました。

和光理研インキュベーションプラザ見学コース
理化学研究所
理化学研究所(埼玉県和光市広沢2-1)の沿革は、1913年に 高峰譲吉 国民科学研究所の必要性が提唱され、1917年に 財団法人理化学研究所発足し、我国の産業の発展に資することを目的に東京・文京区駒込の地に設立されました。1958年に 特殊法人理化学研究所発足により特殊法人時代を迎え、2003年には独立行政法人理化学研究所が発足しました。理化学研究所の組織は、本所の元に和光、筑波、播磨、横浜、神戸の研究所と、社会知創生事業および計算科学研究機構から成っています。
・和光研究所
和光研究所は、基幹研究所、脳科学総合研究センターおよび仁科加速器研究センターから成っています。基幹研究所では、物理学、化学、工学、生物学、医科学などの全分野の新科学領域を開拓しています。脳科学総合研究センターでは、わが国の脳科学の中核研究拠点として研究者・技術者を集結し、脳に関する幅広い研究を総合的に実施しています。仁科加速器研究センターでは、原子核とそれを構成する核子の実態を究明し、究極の原子核モデルの構築に貢献しています。
脳科学研究センター「ブレインボックス」展示室
理化学研究所の和光キャンパス内には、「理研ギャラリー」と「ブレインボックス」という2つの展示室があります。今回見学の「ブレインボックス」展示室には、さまざまな手法で最先端の脳科学研究成果の現状が展示されています。
展示室には、①約5億年前に出現した原索動物であるホヤの幼生から、高度な情報処理が可能なヒトの脳ができるまでになった脳の進化、②脳を構成する神経細胞は脳全体では千数百億個もあり電気信号を発し情報をやりとりする細胞で、神経細胞からは「樹状突起」が伸びて別の神経細胞とつながり合い、複雑なネットワーク「神経回路」を形成しており、細胞体と軸索と樹状突起で一つの単位として「ニューロン(神経単位)」と呼ばれます。③軸索の末端はこぶ状に膨らんだ形をしており「シナプス」と呼ばれ、次の神経細胞とは密着してなく、数万分の1mmの「シナプス間隙」があり、電気信号はシナプス間隙を飛び越えられないので、電気信号を化学物質の信号に変えて次の神経細胞に情報を伝達しています。
④展示室バスケットボールプレーヤーの体感コーナーでは、 偏光メガネをかけて空間と実際の空間をずれた状態で、バスケットボールをゴールにスローインすると右にそれます。何度か繰り返していると投げる方向がわかってきて入れられるようになり、人間の脳の順応性の体験を交代で行いました。

「ブレインボックス」展示室にて
プラザ施設の見学
プラザ事業施設見学会の4番目のスケジュールは、17時からインキュベーションプラザに戻り、プラザ施設の101号室の見学です。

インキュベーションプラザプラザ施設(左:施設居室、中:商談室、右:会議室)
プラザ施設の101号室には、新世代加工システム株式会社様が入居しており、居室の状況と入居会社様の紹介を頂き、理化学研究所素形材工学研究室で開発されたELID(電解インプロセスドレッシング)鏡面研削装置とナノ精度加工機の説明をお聞きしました。同社では、ELID研削法を中心とした新加工技術の普及に関わるサービスを行うため平成10年6月に創立され、理研ベンチャー企業の認定を受け活動しており、ELID研削法での平面加工や曲面・球面を加工する各種の工作機械の販売とテスト委託加工などを行っています。

新世代加工システム株式会社パンフレット
懇親会
プラザ事業施設見学会の最後は、17時45分からの懇親会で2度目の理研内の食堂施設への移動です。本日の東京都異業種交流会H11の見学会に、半日の案内をして頂いたチーフインキュベーションマネージャーの溝渕様とご一緒での懇親会は、多彩な内容の見学会の締めとして移動で疲れた躰にはビールが進み、メンバー間の話も盛り上がりましたが時間も経過しましたので、西門から和光市駅まで歩き解散しました。本日は溝渕様にはお世話になり、充実した見学会のご案内を頂き誠に有難うございました。

理研食堂施設での懇親会
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(10月分掲Indexへ)
・カテゴリー別Index イベント総目次 2009・2010年版、2008年版、2006・2007年版 へ
<前回 イベント 和光理研インキュベーションプラザ インキュベーション施設見学とセミナーおよび理研見学その1 へ
次回 イベント 歌舞伎観劇 新橋演舞場秀山祭九月大歌舞伎夜の部 へ
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和光理研インキュベーションプラザ見学コース
理化学研究所
理化学研究所(埼玉県和光市広沢2-1)の沿革は、1913年に 高峰譲吉 国民科学研究所の必要性が提唱され、1917年に 財団法人理化学研究所発足し、我国の産業の発展に資することを目的に東京・文京区駒込の地に設立されました。1958年に 特殊法人理化学研究所発足により特殊法人時代を迎え、2003年には独立行政法人理化学研究所が発足しました。理化学研究所の組織は、本所の元に和光、筑波、播磨、横浜、神戸の研究所と、社会知創生事業および計算科学研究機構から成っています。
・和光研究所
和光研究所は、基幹研究所、脳科学総合研究センターおよび仁科加速器研究センターから成っています。基幹研究所では、物理学、化学、工学、生物学、医科学などの全分野の新科学領域を開拓しています。脳科学総合研究センターでは、わが国の脳科学の中核研究拠点として研究者・技術者を集結し、脳に関する幅広い研究を総合的に実施しています。仁科加速器研究センターでは、原子核とそれを構成する核子の実態を究明し、究極の原子核モデルの構築に貢献しています。
脳科学研究センター「ブレインボックス」展示室
理化学研究所の和光キャンパス内には、「理研ギャラリー」と「ブレインボックス」という2つの展示室があります。今回見学の「ブレインボックス」展示室には、さまざまな手法で最先端の脳科学研究成果の現状が展示されています。
展示室には、①約5億年前に出現した原索動物であるホヤの幼生から、高度な情報処理が可能なヒトの脳ができるまでになった脳の進化、②脳を構成する神経細胞は脳全体では千数百億個もあり電気信号を発し情報をやりとりする細胞で、神経細胞からは「樹状突起」が伸びて別の神経細胞とつながり合い、複雑なネットワーク「神経回路」を形成しており、細胞体と軸索と樹状突起で一つの単位として「ニューロン(神経単位)」と呼ばれます。③軸索の末端はこぶ状に膨らんだ形をしており「シナプス」と呼ばれ、次の神経細胞とは密着してなく、数万分の1mmの「シナプス間隙」があり、電気信号はシナプス間隙を飛び越えられないので、電気信号を化学物質の信号に変えて次の神経細胞に情報を伝達しています。
④展示室バスケットボールプレーヤーの体感コーナーでは、 偏光メガネをかけて空間と実際の空間をずれた状態で、バスケットボールをゴールにスローインすると右にそれます。何度か繰り返していると投げる方向がわかってきて入れられるようになり、人間の脳の順応性の体験を交代で行いました。

「ブレインボックス」展示室にて
プラザ施設の見学
プラザ事業施設見学会の4番目のスケジュールは、17時からインキュベーションプラザに戻り、プラザ施設の101号室の見学です。

インキュベーションプラザプラザ施設(左:施設居室、中:商談室、右:会議室)
プラザ施設の101号室には、新世代加工システム株式会社様が入居しており、居室の状況と入居会社様の紹介を頂き、理化学研究所素形材工学研究室で開発されたELID(電解インプロセスドレッシング)鏡面研削装置とナノ精度加工機の説明をお聞きしました。同社では、ELID研削法を中心とした新加工技術の普及に関わるサービスを行うため平成10年6月に創立され、理研ベンチャー企業の認定を受け活動しており、ELID研削法での平面加工や曲面・球面を加工する各種の工作機械の販売とテスト委託加工などを行っています。

新世代加工システム株式会社パンフレット
懇親会
プラザ事業施設見学会の最後は、17時45分からの懇親会で2度目の理研内の食堂施設への移動です。本日の東京都異業種交流会H11の見学会に、半日の案内をして頂いたチーフインキュベーションマネージャーの溝渕様とご一緒での懇親会は、多彩な内容の見学会の締めとして移動で疲れた躰にはビールが進み、メンバー間の話も盛り上がりましたが時間も経過しましたので、西門から和光市駅まで歩き解散しました。本日は溝渕様にはお世話になり、充実した見学会のご案内を頂き誠に有難うございました。

理研食堂施設での懇親会
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